「独演会」と「送別会」の違い。

独演会と送別会の区別がつかない人は恐らくいないと思います。

今回テーマにしたいのはそれぞれの「集客」について。

いやいや、それでももっと説明が必要ですね。
僕が、初めてこの文章を読んだとしたら、意味分からな過ぎてムカつくと思います(笑)

僕は昨年11月に「独演会」を開催しました。
1人で90分喋る単独公演をしたんです。

そして、今度7月7日に、「送別会」を開催します。
7年間住んだ東京を離れて、地元の宮崎に移住する事にしました。
妻と二人で戻ります。妻は大阪出身なので、地元からも東京からも遠く離れた宮崎に一緒に来てくれることには、本当に感謝です。

7年東京に住んで、お陰様でとんでもないご縁に恵まれました。
二人共通でもそうだし、それぞれの職場でも、本当に素敵な方々との出逢いに恵まれて来ました。

東京を離れるにあたり、何か最後にイベントしたいなと思ってはいました。
7月に行く事を決めたのは4月の終わり頃か、5月の頭頃だったでしょうか。
何かイベントをするにしても、何も思い浮かばないし、これから退去とか退職とか新居探し、しかもそれは遠く離れた宮崎で、なんて事を考えていたら、イベントする事はもうほとんど諦めていました。

それが、友人と話していて、「何か企画しよう!そうだ!送別会だ!旅立つ本人が『送別会します』と喚いて最後のイベントをするのは面白いじゃないか!」となりまして、「送別会」をすることにしました。

ただ、参加人数を募って、居酒屋を予約して飲み放題付きのコースを予約するものではなく、

イベント会場を予約して、参加チケットを販売して、トークライブをするという、異例の「送別会」になりました。

ここで「集客」というテーマが出てくるわけですね。

「独演会」と「送別会」の会場は別の所ですが、
収容人数は、(若干差はあるけど)どちらも70名です。

どちらも目標人数を70名としました。
一見同じようで、この時点で少し違いが出て来ております。
その辺を深掘りしていきましょう。

●まず「独演会」の70人について

「絶対に満席でやるんだ!」
これが独演会の時のモチベーションでした。
20代の頃はよしもとで芸人をしていたのですが、芸人時代に単独ライブをしたことがありませんでした。単独ライブとは言わずとも、自分が出演するライブに70人ものお客さんを呼んだ事なんてありません。
仮に単独ライブをしていたとしても、客席は悲惨だったに違いありません。

「絶対に満席でやる。」
一度芸人を引退して、色々あって芸人活動を再開して、独演会をすると決めるに至りました。

毎日ライブ配信で想いを語り、「来て下さい」と呼び掛け続け、
毎日テキストでも告知をして、毎日誰かにDMを送って来て下さいと言い続けました。
ライブ配信の視聴数が伸びなかったり、投稿しても「いいね」が少なかったりで、そうなると当然チケットも売れ行きはなかなか伸びませんでした。
心が折れそうになりましたが、「絶対に満席でやる」と言い続け、毎日欠かさず告知をしました。毎日の期間は、1ヶ月半ぐらいですかね。

結果、来場者数は64人でした。70には届きませんでしたが、会場の大きさ的にそれでも舞台上からは圧巻の景色でした。
配信やアーカイブでも40人以上の方が観て下さって、結果としては100人以上の方が独演会を観て下さいました。
全く初めての単独公演としては上出来と言えるのではないでしょうか。
ただ、結果だけをみると、満席では出来ていなかった、ということになります。(あくまで結果なだけで、僕はとてつもない達成感で満たされました。)

「送別会」の70人について

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