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奇数の不思議#2

前回、偶数の話をしたので今回は奇数。この話も多くのサイトで紹介されているので今さら感があるが、まあバランスとして奇数の話をしておく。

奇数だけの和を考えてみる。

1+3=4 となる。4は2×2ともかけるので、1+3 = 2×2 だ。

次は 1+3+5 = 9 = 3×3 となる。

その次は 1+3+5+7 = 16 = 4×4 となる。そろそろお気づきの方もいるとおもうが、答えがキレイに1ずつ増えていってるのがわかる。計算せずとも次は5×5じゃないの?と想像したあなたはセンスがある。

1+3+5+7+9 = 5×5

1+3+5+7+9+11 = 6×6

1+3+5+7+9+11+13 = 7×7

とどんどん続いていく。当然、偶然こんなことが起こっているのではなく、等差数列の和を計算すると証明できる。ざっと理解しようとすれば、最初の1と最後の数を2で割った数が何個あるか?を考えればおおよその理解はできる。13まで足す例だと、最初と最後を足して2で割ると (1+13)/2 = 7 で、最初から2番目と最後から2番目を足して2で割っても同じ7となる。この足して2で割って7になるペアが3つあり、真ん中に残った7があるので、7は全部で7つあることになる。よって、7×7という答えになる。

これだけでは、あまり不思議ではないので、やはり無限級数の和も紹介しておく(ライプニッツ級数、グレゴリー・ライプニッツ級数、ライプニッツの公式)。

ライプニッツ

左側は奇数しかでてこない(符号が交互に入れ替わる)が、左側には無理数であるπ=3.1415926... がでてくる。無限級数の和についてはどこかでもっと詳しく説明する予定だ。数式は、mathcha というソフトで作成。

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