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Ankiの始め方(おすすめの設定とアドオン)

こんにちは、今回はAnkiの導入方法と、私なりのおすすめ設定とアドオンについて解説したいと思います。

Ankiの始め方の解説記事は他にもたくさんあります。
ですが、それらは
「Ankiのこの設定はこういう意味で~」
「新規カードと復習カードが。。。」
などあって、正直めちゃくちゃ難しいものもあるかと思います。

理解してしまえば簡単なのでしょうが、「とりあえず使ってみたい」という人には最初の壁が高すぎるのではないでしょうか。

だから、このnoteでは

「私のAnkiと同じ環境をそのまま再現できる」

ようにします。

そして、とりあえず穴埋めのカード作ってみて、とにかくポチポチしてみる。

これを何日かやってみたら、ある程度の雰囲気はつかめてくるはずです。

※2023/11追記
日々のAnkiを楽にするお勧めツールの紹介を最下部に追加しました。


AnkiをPCにインストールしよう

インストール

まずは、AnkiのHPにアクセスしましょう

AnkiのHPへはここをクリック

ページ中心のDownloadボタンを押すと

Macの人は、Macのタブを選びましょう

↑こんな画面になりますので、自分の利用している環境に合わせて
「Download Anki for ○○~」
と書いてある白いボタン押しましょう

二つありますが、上の方を押してください
(公式では上のQt6が推奨されています)

このボタンを押すと、インストーラーがダウンロードされるはずです。
その指示に従って、自分のPCにAnkiをインストールしましょう。

インストールの待ち時間の間に次に進みます。

AnkiWebに登録

Ankiには、アプリを使うための
”Anki Web”
というものに登録する必要があります。

Ankiwebのログイン画面から新規登録が必要です。
(さっきダウンロードしたページからもいけるよ)

AnkiWebへはここをクリック

↑このページの右上に
”Sign up”
というボタンがありますので、そこから登録しましょう。メールアドレスがあればいいです。

AnkiWebに登録することによって、複数端末での同期や、公開されているデッキなどを利用することができますので、必ずやりましょう。

Ankiの設定をしよう

冒頭でも説明しましたが、
できるだけ、設定ごとの解説はしないようにします。

また、私の設定は、英語のYoutubeや英語のサイト等をたくさん見て、きちんと設定の意味を理解して、一番よさそうなものを参考にしたものです。

自分なりの色を出したい場合は、Youtubeで外国人の動画(が一番わかりやすかった)を参考にするといいと思います。(記事の最後にお勧め動画載せときます)

全体の設定

まずは私のAnkiの画面です
(最近全然やれていないのでめちゃくちゃ溜まっています泣)

分かると怖いこの数字

まずは左上の
ツール→設定
を押しましょう。

一番上で画面の色を選べます。
ここは、個人の好みに合わせてください。私はダークモードが好きなので、そもそものPCの設定でダークモードにしちゃってます。
カンファ中など、ipadでAnkiをする場合は画面が暗いほうが目立たないのでダークモードがお勧めです(笑)

それより下は、たぶんデフォルトだと思います。

次です。上の方の「スケジュール」を押しましょう。

上二つのチェックボックスは、慣れたらチェック入れてみてもいいかもしれません。

次です。上の方の「ネットワーク」を押しましょう。

多分デフォルトそのままです

次です。上の方の「バックアップ」を押しましょう。

これも多分そのままです。

これで全体の設定は終わりです

デッキの設定

ここからがいちばん核となっていく設定の部分です。
まずは、デッキの一番右の方に小さく設定マークがあると思います。

アドオンの影響でかわいい★マークになっています

ここを押すと、デッキごとの設定ができるようになります。この設定で、
「どのくらいの間隔でカードが次出てくるか」
とかが決まります。

「オプション」を押しましょう

こんな感じの画面になると思います。
私の設定画面のスクショを貼っていくので、設定を真似してみてください。

以上です。
それぞれの設定には、意図や根拠などがありますが、長くなるので省きます。

アドオンを導入しよう

私は今のアドオンを入れた状態でしか使ったことないのでわからないのですが、Ankiはアドオンを入れないと不便らしいです。
※アドオンとは、有志が作成した、Ankiのアップグレードツールみたいなもの

そのため、設定とおなじく、たくさん調べて、アドオンを追加しています。
アドオンは以下のページから探すことができます
Ankiのアドオンのページ

…が、たくさんあって難しいと思うので、私が入れているアドオンを共有します。

アドオンの追加方法

アドオンはこのページの左上の
ツール→アドオン
から設定できます。

こんな感じのものが出てくるはずです。
右上の「新たなアドオンを取得」を押してください

この下にある「アドオン一覧」を押すと、さっきURLを貼った、アドオンのページに行きます。

そして、それぞれのページに書いてあるコードを、ここに打ち込みOKを押すと、アドオンが導入できます

今回は、私が導入しているアドオンのコードをここに列挙します。
これだけはいれとけ!的なやつは全部入っていると思います。
よくわからない人はとりあえず全部入れてみてください。

また、使っていないもの/使いこなせていないものもいくつかあります。

※補足
アップデートでAnkiのバージョンが更新されると、アドオンが使えなくなる場合があります。その場合は大抵、新しいAnkiのバージョンに対応した、同じ機能のアドオンが公開されることが多いです。その際は前出のAnkiのアドオンのページで最新版を探してください。

おすすめアドオン

Advanced Browser
874215009
検索しやすくなるやつです。

AwesomeTTS - Add speech to your flashcards
1436550454
読み上げ音声を追加できます。

Batch Editing
291119185
一括編集ができるらしいです。

BetterSearch
1052724801
検索しやすくなるやつです。

Button Colours (Good, Again)
2494384865
解答ボタンの色が変えられるようになります。

Clickable Tags v2.0
1739176371
タグがクリックできるようになります。

Colorful Tags (+ Hierarchical Tags)
594329229
タグが分かりやすくなります。

Custom Background Image and Gear Icon
1210908941
Ankiのホーム画面?の背景などが変更できます。

DeepL Translator
972129549
翻訳。DeepLのAPIが必要ですが、あると便利です。

Edit Field During Review
1020366288
問題を解いている最中に問題を編集できる。

Highlight Search Results in the Browser
225180905
検索結果がハイライトされます。

Image Occlusion Enhanced
1374772155
画像に穴埋めが作れます。よく使う。

More Decks Stats and Time Left
1556734708
残っているカードが詳しく分かるようになります。

Review Heatmap
1771074083
カレンダーみたいなやつです。

True Retention
613684242
統計画面が詳しくなります。

カードを追加しよう

私は
・QAssistのサブプリントの穴埋め
・ポリクリの口頭試問やQB解いていて気になったところ
をAnkiに入れています。

つまり、Ankiの問題の作り方として
・穴埋め
・一問一答
を多用しています。

今回は、この二つのカードの追加の仕方を軽く説明したいと思います。

穴埋めカードの作り方

「追加」を押すと下の画面になります。

①まずはデッキを選択します。
②ノートタープで「穴埋め」を選択します。

③右下に+がついているこのボタンで新しい穴埋めが作れます。{{c○ のこの数字が同じものは一枚のカードとして扱われます。
④右下に+がないこのボタンでは{{c○ のこの数字は、前の数字と同じ穴埋めが作れます。つまり、このボタンを押す限り、一つのカードの穴埋めになります。
つまり、この画像の穴埋めは1枚目のカードが2つの穴埋めがあるカード、2枚目のカードが1つの穴埋めがあるカード、となります。
⑤追加を押すと、穴埋めカードが完成します。

穴埋めカードを作るときのコツ

穴埋めカードを作成するときに初心者が陥りやすいのは、
「一枚のカードにたくさんの穴埋めを作ってしまう」
ということです。

Ankiの特性上、一枚のカードの穴埋めに難易度の差がないほうがいいです。
(難しい/間違えやすい穴埋めは何度も出てくるが、その中にわかる問題が紛れ込んでいるとその分の時間が無駄になってしまいます。)

先ほどの③と④のボタンを使って、できるだけ同じ難易度の問題を同じ数字で括れるようにした方がいいと思います。

これに関しては、慣れの要素も大きいので、まずはカードを作ってみて、めくってみると少しずつ分かってくると思います。

一問一答のカードの作り方

①まずはデッキを選択しましょう。
②ノートタイプは「基本」でいいです。

このタイプのカードは従来の暗記カードと同じようなものなので、分かりやすいかと思います。
また、ノートタイプを「Basic(裏表反転カード付き)」にすると、同時に裏面→表面のカードも作成されます。

画像で穴埋めを作る

画像で穴埋めを作るには、先ほど紹介したアドオンの中の
Image Occlusion Enhanced が必要です。

まずは、スクリーンショットなどで穴埋めを作りたい画像をコピーしましょう。WindowsではShift+Win+Sで使える範囲選択スクショが便利です。

この矢印のマークを押すと、コピーした画像を編集することができるようになります。

病気が見えるのサンプル画像より

このような画面になるので、左のタブから長方形の選択ツールをえらび、隠したいところを選んで隠します。

複数の穴埋めを作成した場合、基本的に、一つのカードに対して一つの穴埋めが作成されます。
一つのカードに複数の穴埋めを作成したい場合は、左のタブの一番上を選び、上記画像のように、長押しで選択します。
その後、上の矢印のボタンを押すと、選択した穴埋めが一つのカードに統合することができます。

つぎに、上の「Fields」のタブから、少し編集をしましょう。
Header等に書き込みをすることで検索しやすくなったり、解説を記入できたりします。

最後に、カードを追加します。

「Hide All, Guess One」
解答すべきカード以外のカードは、答えが隠されたまま表示されます。
他の箇所から、答えが推測されてしまいそうな場合に使いましょう。

「Hide One, Guess One」
解答すべきカードのみ隠されています。

カードをめくろう

Ankiは忘却曲線に沿ってカードが提示されます。
それに加えて、解答のボタンは4つあり、どの解答をしたかによって次に表示される間隔が調整されます。

「簡単」を押すと、次からあまり表示されなくなります。自信があるものにだけ押しましょう。
「正解」正解した場合は、基本的にこれを押しましょう。
「難しい」分かったけど、微妙…ってときに押しましょう。
「もう一度」間違えた、わからなかった場合に押しましょう。これを押すと分かるようになるまで表示されるので、何回でもチャレンジしましょう。

お勧めAnki解説動画

この方の解説動画は分かりやすくクオリティも高いので見やすいです。これ以外にも動画あるので、プレイリスト必見。

Anki公式のYoutubeチャンネルです。

お勧めツール

日々のAnkiはいろんな場所や媒体で消化することになります。
その際に、あると便利な商品を見つけたので紹介します

このミニキーボードをPCに接続してショートカットを作成することで、これをポチポチすることで、Ankiをこなしていくことができます。
とっても便利ですし、そこまで高価なものでもないので、ぜひ一度試してみてほしいです。

設定方法に関しては別記事で解説しましたので、そちらの方をよろしくお願いします。

最後に

Ankiは理屈を理解したほうが分かりやすい、というのは間違いないです。しかし、ある程度の理解でも直感的に利用できるので、まずは使ってみることをお勧めします。

私がAnkiを使い始めた際も設定とアドオンが一番難しかったです。その点、このnoteでの設定を真似していただければ、この壁は少しクリアできるかと思います。

つぎのnoteで「最速でQ-AssistのサブプリントをAnki化する方法」を解説します。ぜひ、よろしくお願いします。


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