[2024/05/06]ベトナムではマネロンの罪が重く、暴利は罪が軽い

先日、サイゴン商業銀行(SCB)で2兆円の横領、不正融資6兆円というベトナムドンではいくらなの?という単位の横領事件がありました。

判決は「死刑」でした。

日本でも詐欺を始めとして金融犯罪は罪が重いですが、死刑はありません。

今回は中国人3人が起こした高利貸しの事件です。

ベトナムで7億9000万ドルの高利貸しの中国人に実刑判決

3人の中国人が大規模な高利貸しで逮捕されています。

金利は驚きの2,300%!

組織全体で20兆ドン(約7億9,000万米ドル)を融資していました。

中国人グループは『Great Vay』、『Abc Tien』、『cashGo』、『Like Tien』、『Vi Dong』のアプリを使い、全国で100万人以上に融資しています。

Great Vay

実態を隠すために擬装用の会社も使っていたとのことで、協力者も逮捕されています。

偽装会社の社印

判決

首謀者には、
マネーロンダリングの罪で懲役11年、
高利貸しの罪で懲役21ヶ月

合わせて12年9ヶ月の実刑判決

もう1人には、
マネーロンダリングで10年、
高利貸しで15ヶ月

合わせて11年3ヶ月の実刑判決

最後の1名は、
高利貸しで18ヶ月の実刑判決を受けました。

37人のベトナム人共犯者で、
執行猶予9カ月から18カ月の実刑判決でした。

総額5兆ドン(約1億9720万円)のマネロン事業

組織的にマネーロンダリング(資金洗浄)活動を通じて、収益をベトナム国外に不正送金し、総額5兆ドン(約1億9720万円)の利益を得ていました。

数十におよぶの偽装会社を利用し、マネーロンダリングのために違法な海外送金用の銀行口座を数十も利用していました。

まとめ

日本の特殊詐欺は初版では詐欺罪で懲役3年、執行猶予5年というイメージがあります。

ベトナムでは11年を超える実刑判決になるようです。

私たちはちゃんと生きましょう。

ではまた。
ありがとうございました。

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