30days song challenge day1

30days song challenge、いい企画だなと思いつつもどう乗るか決めかねていて、30曲入ったプレイリストを作るというこの企画の大事なところを完全に無視した事をやっちゃったので一旦仕切り直してインスタとブログで一日一回更新していこうと思う。

もともとインスタ一本でやろうとしてたんだけど表示方法が色々あって面倒臭いのと、インスタミュージックの仕様上載せられない曲が結構あったからリンク貼っつっけたりできるブログの方が自由度高いなと思ってこっちでやり始めることにしました。

後、曲を決める段になって一曲に絞り込めなかったり、いろんな事を思い出してそれを書き残しておきたくなったりしたのでこの企画のフォーマットを全無視してやっていくことになると思うので多めに見てください、多分どっちかは続ける。

前置き長くなったけどday1始めます

Steely Dan - Black Cow

ブラックカウはwiki曰く

・ルートビアにアイスクリームを浮かべたフロートみたいなドリンク

・カルアーをコーラで割ったもの

らしいけどこの曲の内容的にも上の飲み物かなとおもう。

2012年にDonald Fagenの新譜が出て、そのコーナーに色々関連作が置いてあった中でジャケットがカッコよかったから"The Nightfly"と"Aja"を買った。その時出たDonald Fagenのアルバムはジャケットがラッセンっぽいというかとにかく引っかからなかったので買わなかったのを覚えている。

Ajaのジャケットには山口小夜子というモデルが起用されていてずっと好きだったんですけど最近になって彼女の写真集を買ったらこのジャケットの別テイクが載ってた。それはこのジャケットと違って正面を向いてて、でも顔の大部分はバックの黒と彼女の長い髪で隠されていてとてもミステリアスでよかった。


Andrew Hill - Black Fire

スノッブなフランスかぶれのおっさん(菊地成孔のことです)のラジオで紹介されててこの曲を知った。彼曰くAndrew Hillは所謂王道のジャズピアニストじゃないらしく、その時は今ほどジャズを聞いてなかったので何が王道かすら分かっていなかった(今でも分かってない)けど、とにかく非王道みたいな肩書きに良さを感じるオタクの悪い特性が出て次の日にはCD屋に買いに行った。

非王道たる所以を感じることはできなかったけどとにかくカッコよかった。抑制の効いたバップというかエネルギッシュなんだけどそれを向ける方向が間違ってるというか。ジャズについてはどれだけ書いても言葉足らずで、圧倒的知識不足が露見するだけなのでこれ以上は書くのをやめます。色つながりだとこのアルバムにも参加してるJoe HendersonのBlue Bossaも好きです。

Pink is the New Black(Feat.SALU) - Ja Mezz

韓国のラッパーJa Mezzと日本のSALUの曲。トラックにピンクパンサーのあれが使われててクリアランスにすごい金がかかってそう。韓国のラッパーのリリックには頻繁にアニメとかBAPEみたいな日本のカルチャーに関する単語が出てくる(Ja MezzのAlchemyという曲が鋼の錬金術師をそのまんまモチーフにしてたり)のと日本語と発音が似ている単語が多くて馴染みやすい。それでいてカナでルビが振ってある歌詞とか見てると頻繁にリエゾンしてる部分があるからフロウはUSっぽいというか流れるように聴こえかっこいい(KPOPの日本語版が大抵ダサくなるのもこの辺が原因だと思う、頑張ってくれYGエンターテイメント)。SALUのフロウも日本語感があまりない流れるようなフロウだからこの曲の無国籍感が生まれてるのかなと思った。

日韓共作のラップといえば잊지마 (It G Ma) が一番有名だと思うがその中でも特にJayALLDayのバースは日本語と韓国語の境界線が曖昧でカッコよかった。

色のついた曲を思い浮かべた時、ブルーとブラックが多くてそれもジャズとヒップホップに偏っていた。ブルーが悲しみとかそういった感情を想起させるクールさをであるのに対し、ブラックも同じようにクールさを表すけどそのクールさにはこれといった感情が伴わない。"〜is the new black"みたいな常套句があるくらい黒は普遍的なクールさの象徴でありながら逆説的に主語が変わりうるという多様性も持っているなと思った。

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