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こんにちは、不妊治療No.14

こんにちは。

さて、今回は2回目の移植について書いていこうと思います。

1回目自然周期で薬はなるべく使わない状態での凍結肺移植をしたので、2回目は、ホルモン剤を使って体を整えスケジュールもばっちり合わせての移植に挑戦することに。

「ホンモン補充周期凍結融解胚移植法」妊娠に必要な子宮内膜作成を行う方法。
月経開始直後から卵胞ホルモンを投与。
投与開始から8〜14日に血中ホルモン農奴と子宮内膜の厚みを確認。
その後、黄体ホルモンを投与を開始。
黄体ホルモン開始日を「排卵日」と仮定し、凍結している杯の発達段階に合わせて日程を調整し、移植。
(病院からもらった書類から文章抜粋しました)

まず、1度目の結果が出た後、大体生理が始まる日のその2日後くらいからホルモン剤を始めると言われました。
エストラーナを2枚ずつ、1日ごとに右、左と交互に。
シールでかぶれるので、少しずつずらして貼る。なので大体、お腹に貼られてるのが4枚になってるんですが、今日が右の交換日だったのか、左だったのか…
わからなくなってしまうので、パッケージに直接油性マジックで1枚づつ貼る日付と右か左かを書き込みました。
これで間違えない…

この時渡されたのが、エストラーナテープ52枚。26日分。で、7000円弱でした。

薬を始めて12日後に診察。

血液検査と超音波検査を受け、移植日にむけてプラスの薬を処方されました。
一日3回飲むディファストン。
そして新たに、ルティナス膣錠。
膣に直接入れる錠剤で、タンポンと同じ要領で1日に8時間毎に3回挿入します。
時間がきちんと決まっていて、私の場合、朝の7時・15時・23時。
ホルモン剤が一定に保ちたいので忘れてしまっても「30分くらいの時間差にしてね」と言われる。。。
7時は起きた時だし、23時はお家だからいいとして。
問題は15時。
会社のパソコンにひっそりと個人予定を入れて、その時間になると通知してもらえるように設定しました。
他の時間はiPhoneにタイマー設定して対応。(通知を止めて、即座にポッカリ忘れて慌てるってこともままありましたが・・・)
13日分いっきに処方され、勿論全額負担なので、18000円。
あと、診察も全額負担で血液検をするので一回約1万円くらい。

移植日は診察の9日後となりました。

移植日、12時に来院。

前回と一緒で、超音波を見やすくするために尿をためる必要があったんですが、私の場合はお腹からの超音波は見にくいみたいなので必要ないとのこと。処置の前にトイレに行かせてもらいました。

まず診察。問題がなさそうなので、時間通りに移植の準備。

移植は前回と同じ手順。

手術台に乗って先生の準備が整ったら、胚培養士の先生が移植する胚を顕微鏡のカメラで見せてくれます。
「今日移植する子はこの子だよ」
それからチューブで胚が吸われて、超音波のカメラに切り替わり、
「ここら辺に入りましたよー」
チューブの中に卵が残ってないか確認して、OKだったら終了です。

今回も培養液でぬくぬくしてた胚が、急にビヨーってチューブで吸われていく様をなんか想像というか考えたらおかしくて、ゲラゲラ笑ってしまいました。
先生も、「移植の時の患者さんの反応は2パターンで、面白く思う人も多い」と笑ってました。

どうか着床してくれますように。

今回、チューブで入ってくる時に「ちくっ」とした痛みがありました。
チューブが当たったのかな?と思って、しばらくしてトイレに行った時うっすらと血がついてたのだけど、これが着床出血?ではないよな。と思いつつ。
少し傷があるほうがくっつきやすいと良いなと思って帰りました。

1週間後くらいに再診。着床したかどうかわかります。

それまでも、エストラナテープ・ディファストン・ルティナス錠も継続です。
これは着床できても、8週から9週になるまで継続させるそうです。
ホルモンを安定させるためとか。
全額自己負担だし、結構高いので金額的にはきつかったです。

さて、判定日。その日はバレンタインデーでした。

「よかったね、妊娠してるよ」

先生から告げられて、心踊りました。
夫に良い報告ができたー!これはバレンタインデーのプレゼントとしては最適じゃん。

心配している姉にもメールをすると、即着信が。まだ病院にいて取れなかったんだけど。姉家族総出でお祝いしてくれました。
心配かけていたので、嬉しい反面今後どうなるかわからないから、ちょっと待ってくれよ・・・と思いましたが、嬉しいことなのでまあ良いかと思ってました。

先生には「今後どうなるか分からないからね」と釘は刺されたものの。
わかってるよ先生。
今後どうなるかわからないけど。
でも、一歩進んだのです。
嬉しいことは嬉しい。
喜べる時に喜びたい。

病院から渡された今後のスケジュールが書かれた紙には、もうすでに出産予定日が書いてありました。
え!もうわかるの?これが、体外受精の特徴かなとも思いました。
予定は10月末くらい。
それを見たら、わー妊娠したんだ、わたし!と言う気持ちが大きくなりました。

世の中、大変な病が広がり不安の波がやってきていました。
中国が医療崩壊し、本当かどうなのか判断もつかないけれど、すごく酷い映像などがネットに溢れ始めていました。
日本は一体どうなっていくんだろうと入り口に立ち始めたのに、周りは全然緩やかな感じ。
インフルエンザと同じとか、それより軽いから騒ぎすぎとか・・・。
本当に?
日本だけはのんびりしてるけど、他の国の素早い対応の仕方などを鑑みると、そんなに安易な考えではいけないのでは?とわたしは早い段階で思っていました。
自分自身が妊娠した身、さらに感染しやすいはずです。
薬もない得体の知れない病気にかかったら、この妊娠は一体どうなるんだろう。
ようやく授かったのに、、、
自身の体も変化が訪れていて、微熱が続き、すぐに疲れやすかったり、眠くてどうにもならなかったり、自分の体の変化にも戸惑っていました。

2週間後、胎嚢確認へ。

土曜だったので夫も一緒に行きました。
まだ診察室には入って超音波を見るような段階じゃないけど、帰りに買い物でも行こうと言うことになって。

経過は順調。
妊娠週は5週目の終わりくらいです。
まだまだ私のお腹の中に芽生えた芽は小さい。

次は10日後くらいに心拍確認です。

「まだ心拍も確認できないから、まだまだ分かんないけどね」
とさら釘を刺されたものの、楽しい気持ちは湧いてきちゃう。
夫ともしこのまま授かることができたら…とニコニコと話し合ったり、
「初めてのたまごクラブ」を買ってきて読んだり。
もしかしたらもうすぐ始まるかもしれない悪阻のために、たまたま買い物で西松屋の近くを通ったので「まだ早いかな」と思いつつ、お腹が苦しくないマタニティ用のレギンスを買ってみたり、マタニティ用下着の通販を眺めたりしていました。
この3週間程とても楽しかったです。

10日後くらいの妊娠週7週目心拍確認です。

「うーん」

着床した卵がこの間見た時より大きいし、あれ?今動かなかった?とモニターを見ながら思っていると、超音波の画面を先生が拡大しました。

「大きくなってるね。で、見えますか?これが、赤ちゃんね。で、心臓が動いてるのわかる?でもね、動きが遅いんだよね。これだと大人と同じくらい。確かに動いてはいるけど、これだと弱いです。この時期はこの倍くらい早くないといけない。」

「あと、これが見える?これは卵黄嚢って言うんだけど、卵の黄身みたいなもので、赤ちゃんの栄養ね。これが大きい。本当ならもう少し小さくなってないといけない。これは赤ちゃんが栄養をちゃんと取れてないってことなのね。厳しいかもしれない。」

診察室に移り、また先生の話を聞きました。

「今回は厳しいかもしれないね。でも、この場合は母体のせいじゃないです。ほとんどが、卵の方にもともと問題があって大きくなれない卵だったってこと。自分に責任があるとは思ってはいけないよ。

ただ、まだ赤ちゃんは頑張って心臓が動いてるし、ここでホルモン剤をやめたら可愛そう。ホルモン剤は続けて1週間様子を見ましょう。それから、どうするか決めようね」

どうやらこのまま成長しないだろうと言うこと。流産です。

すぐにネットにかじりつきましたが、「心拍弱い」「卵黄嚢肥大」でいい情報はほとんど出てこなかった。

この時期の流産は、母体のせいじゃない。そう言うことばかりが書いてありました。

統計的に、私の年齢だと、7割が出産まで行く。妊娠した方の10人に1人は流産する。だから流産は珍しく無いよ。

では、なぜ、10人中の3人に?
なぜ、10人中の1人に?

いつもの当たって欲しいものとか、選んで欲しい時の10人に1人に選ばれたことなんてないのに。

なぜ?
どうして?

しょうがないとはわかっています。しょうがないよ。

けど、「なぜ?」とは思いました。

なぜ?


次回、流産の時のことを書きます。

おそらく、それを読んで悲しいことを思い出す方もおられると思いますので、その場合は読み飛ばしてください。流産のことを書いたら、しばらく胚移植は休むことにしますが、助成金の申請にいってきたのでそのことを書こうかなと思っています。

いま、猛威を振るっている病気のことで世界中が大変なことになっています。
自粛要請、政府への怒り、不安などの中このブログを今出さない方がいいんじゃないかと思っていたのですが、更新できるときにしないと、きっともう書かないかもしれないので書きました。自分への記録なので。

思い出したくないことを思い出させてしまったらすみません。

では、また次回。

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