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野球のこと

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野球の試合から、感じたことを綴っています。
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決勝戦 甲子園の詩

真夏の太陽が照りつける 熱波に揺らぐフィールドに 魂を燃やし続ける球児在り 勝負の綱引きは動かぬままだ 拮抗する力勝負に膠着は続く 女神はマウンドの上空に在る 笑みを浮かべ恍惚としたまま 命を散らす火花を眺めている ただ そのままに 眺めている  どちらが勝ってもいいじゃないか  彼等の煌めきは尊い それでいい 守り守られてイニングは進む タイブレークに勝負を預ける 繋ぐ心と心が互いに響き合い いつしかチームの垣根を越えて 聖地甲子園を包み込んでいく 甲子園10

昇り続ける

ずい分昇ってきたこの先は 容易に登れない険しい道だ 一歩一歩と登るたびに 心臓は高く鳴り続け 胸は膨らみ鞴のようだ 眼前に広がる光景は雄大 初めて体験することばかり 頂上までの道程は 登るごと きっともっと険しくなるだろう だけど僕は 苦しくても楽しいんだ 険しくても行きたいんだ だってほら もう僕には見える 麓にいては想像もつかない 頂きの輝きが今の僕には見える だから行くよ 僕は行く 転んでも 転げ落ちても また立ち上がって 登る わくわくするだろ? 僕は

拍手

さわさわ さわさわと 両手を合わす音が降る 心の織りなす音が鳴る 万の想いを重ね合わせ 眼下に在る想いの海の 寄せては返す波となる 細波が心へ灯すものは あなた達の生きる様が 命の光と成った事への 感謝の念の徴でしょう さわさわ さわわ さわさわ さわと 愛のカケラ 降る降る注ぎ 黒土に塗れた 戦士よ光れ 準々決勝 青森山田 対 滋賀学園 試合終了の合図とともに、梢枝の葉を鳴らすような拍手の音がさわさわと聞こえてきました。 それは、甲子園のスタンドから両チームへ

かけ声

いいボールや 守りやすいよ いいキレや おっけおっけ押し込め いいスミや バッターだけ ふんばりどこ 粘るよ オッケーツーアウト いっこ とるだけ 入ってるよ 真っ直ぐ 投げきれ 投げきれ ナイスボール 投手へ切れ目なく声をかけ続ける内野の選手たち。 言葉のレパートリーがとってもたくさん。 マウンドの投手は心強いでしょうね。 亜細亜大硬式野球部の夏合宿が今日で終わりとなりました。昨夏はなかったため2年ぶりだったこの夏。 学年が入れ替わって、初めましての

歌う

歌によって心を繋ぎ 歌うことで心を揃え 歌の意味を胸に刻み 歌で心を奮い立たす 歌によって支え合い 歌に託し背を押して 歌うことで響き合い 歌に込めて歓喜する 白球が手と手を 渡るようにして 歌は心と心と渡り繋ぐ 球場の空を覆っている 歌に広がる想いの翼が 亜細亜大硬式野球部が、練習のはじめに全員で歌を歌っていたのです。いただいた冊子によれば「第一学生歌」だったようです。 野球ほど、歌と共にあるスポーツはないだろうと思います。ベースボールとはまた違う、野球の素晴らしさ

究道

その眼差しは一心に 道の先を望んでいる 己を活かす歩を探り 魂へ蓄え続けてきた 数多の願いと往来し 深淵と現象で生きる この場所に在るために 喜びを封じ込めてまで 魂が欲する道程を行く 時は有限 残りは僅か 願う瞬間を引き寄せる 全身全霊をかけて あの時ほどに祈る願いへ 己のこの 体で成し遂げる プロを志望する四年生の佇まいを見ていると、胸が熱くなるのです。どうか願い叶いますように。

時の結び目

なんとなくはないのがいい なんのために 何をどうして どこを動かし どう成すのって 意識しながらするのがいい 気持ち良くもなくていい 少し足りなくて 追いつかなくて 間に合わなくて 気持ち悪くって 渇望が胸に残ればいい 分からないはあるのがいい なぜ どうして はて なるほどと 現象に意味があることを 考え 答えを得るのがいい 全方位に意識を向けて 今ここに焦点する 瞬間の連続のなかで 過去を未来を結び合わせる 見ること 聞くこと すること しかけること 全てに意図を

連動

繋いだ心の糸の 能動的な 意図持つ連動が 堪らなく愛しい

廻る想い

それは高純度の愛で 出来ているものだから 愛という名の波動を 全力で放つものだから 多くのものの胸を温め 愛すべき対象として 我々へ授けられたもの 愛の象徴であるもので 廻る想いの源泉として 永遠に光と在れと願う

亜細亜大硬式野球部 夏合宿

夏の楽しみのひとつ目が明日から始まります⚾️ 亜細亜大硬式野球部が釧路にやってきます! プロ野球の三軍や、社会人野球チームをたくさん招いて行われていたタンチョウリーグも、もちろん楽しみでしたが、わたしは亜細亜大の練習を見ることが好きなので、今夏はそれがたっぷりでとても嬉しいのです😆 トップ画像はシートノックの終わりを撮ったものですが、亜細亜大のシートノックは圧巻です✨ タンチョウリーグでたくさんのチームのシートノックを見ましたが、亜細亜大のシートノックが一番好きです。

「わたしの課題ではない」という考え方

「推し」という言葉ができたのはいつごろなのでしょうね。わたしがその言葉に出会ったのはここ数年のことで、世間でいうところの「推し活」とわたしが思う「応援道」は、似ているようで少し違うなぁと思ったのです。 そこから思いがめぐりめぐって、題名にあることを書いてみたくなりました。 応援をしていて陥りがちなのが、心を寄り添わせすぎることです。「推し」の活躍を見たり思いを知ることで、嬉しくなったり力をもらったりしているうちはいいのですが、どうやら苦しくなったり辛くなってしまったりもする

愛のために

めざすものがある ただひとつの頂きへ向かう 動機は愛 純然たる愛 そのことがもたらす 望外な喜びと幸福のために 彼の人は生きている 万人が享受する幸福のため 日々命を費やしている

灯はともり 【高校野球】

南の島に灯がともる その胸に 抱き続けたともし火が 青空のもと 太陽が見守るグラウンドへ 幾多の灯は 炎となって燃え盛り 北の大地に灯はともる 凍てつく氷原 風雪の冬 凍えた体を温めた 胸に抱くともし火は 今この時 燃焼の瞬間を待ち望む 南の果てと北の果てから 勢いよく揚げられた烽火は 始まりを告げる時の声      燃焼の瞬間が訪れた   時は満ちたのだ   炎よいざなえ   熱き魂を 吹き上げられる炎の柱は 唸り ぶつかり 一体となり 意志と希望と絆が織りなす 甲子

亜細亜大硬式野球部 夏合宿⚾️

この風景が帰ってくるのですね⚾️ 昨夏は行われなかった亜細亜大硬式野球部の夏合宿が、今夏は行われるようです。 釧路市スポーツ課から、日程のお知らせがありましたよ♪ このポスターを見るとワクワクします😆 大学や社会人野球部、プロ野球の三軍を交えて行われていた、タンチョウリーグの規模は小さくなり、初期の形に戻ったように思います。 初めの夏合宿からオープン戦を行っていた東農大オホーツクは、今回も二試合予定されていますね♪ 日ハムの玉井投手、以前日ハムに所属していた井口投手、