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【ポケカ考察】ラッタ(sv2a 020/165)

 こんにちは。推しポケであるツンデツンデのドイツ語名が『ムラムラ』でした。おずのふです。
 フランス語だと『あまあま』でした。かわいいね。

出典:ポケモンwiki様

 先日、ポケモンカードのオフィシャルイベント、スクランブルバトルに参加して参りました。対戦した方皆さん全員違ったデッキで、たくさん刺激を受けました。
 大戦に制限時間の無いカジュアルなイベントだったため、最近お気に入りのバンギラスexデッキを握って参加したところ、見事にボコボコにされました。お相手の皆様、対戦ありがとうございました!

 さて本日は、ポケモンカード151に収録された「ラッタ」について思案して参ります。よろしくどうぞ。



⚫︎本考察では、まだ見ぬマイナーポケモンの可能性を探すための足掛かりとして、自分及び皆様のデッキ構築に「きっかけ」を作ることを目標とし考察して行きたいと思います。⚫︎


※以下の駄文はあくまで個人的な意見と感想です※
※以下の記事は考察です。デッキリストではありません※




【基本性能】

 まずは画像です。2024年3月4日現在、現FGHレギュレーションで使用可能な「ラッタ」及び進化前である「コラッタ」は、ポケモンカード151に収録された1種類しか居ないため、そちらも合わせて見てみます。

↓コラッタ↓

かわいい。

 コラッタです。無色タイプのたねポケモンでHPが40、弱点は闘タイプで逃げるエネルギーが1つ。ワザの「きずをかじる」は無色2エネ。ダブルターボで起動でき、素点20+相手に乗ったダメカン分のダメージを与えるというものとなっています。
後述するラッタも同じ性質のワザを持ち、そのワザの下位互換になります。これだけで強いかはともかく、ぜんぜん使えそうな性能ですよね。

↓そしてラッタです。↓

おおきくなった。かわいい。

 今回のメイン、「ラッタ」です。無色タイプの1進化ポケモンでHPは70、逃げるエネルギーは0で弱点は闘タイプ。進化させると逃げ0になるのはめちゃくちゃ偉いです。
 ワザは「きずにかみつく」で無色2エネ。こちらもダブルターボ対応なので、進化前のコラッタと共に手貼りだけで動けます。素点30+、相手に乗っているダメカン×30ダメージ。これ、すごくないですか?
乗っているダメカンに依存するものの、非エクかつ逃げ0が手貼りだけで動くワザと考えるとすごくポテンシャルを感じました。
 ダメカンについての計算は以下の【ワザのダメージ】にて一覧にしますので、おおよそのご参考に。



【ワザのダメージ】

 まず、ダメカン1〜10個の状態を計算し、見やすくしてみます。少しややこしい計算になりますが、以下の表をご覧ください。

※ダブルターボの-20点は計算に含みません。

 ダメカンを乗せるための方法は様々ですが、5コ乗ってればトドロクツキexやテツノカイナexなどの230ラインに届きます。それより1個多く乗せて6コ乗ってる状態ならサーフゴーexなどの多くの1進化exに、更に増やして8コ乗せられていれば、リザードンexやドダイトスexなどの2進化exに届きます。
 上記計算はわかりやすさ重視の為、ダブルターボエネルギーを使用していない(ダメージマイナス効果を考慮しない)状態の一覧です。ダブルターボエネルギーを使用する場合は、表から20点分引いてお考え下さい。

 そして、上の表を見て頂ければわかる通り、もしダメカン8コのバラ撒きが出来れば、そこからどんなポケモンも倒し切るポテンシャルが、このラッタにはあります。



【ダメカンを乗せる】

 つぎに、ダメカンを乗せる方法です。「ダメカンを乗せる」等と言ってしまうとわかりにくくなりますが、要するにダメージを与えれば良いのです。テキストやワザの効果としてはもちろん違いはあれど、このラッタの前提条件としては、ダメカンを8コ乗せるのも80ダメージ与えておくのも同じことです。環境トップシェアのリザードンexを倒すには、ダブルターボ込みで330点出せる「ダメカン8コ」の状態が一つの目安になるかなと思います。
 尚、サイドレースで負けてしまっては意味がなく、ダメカンを乗せた相手のバトルポケモンを倒すのはラッタのワザになるので、ワザでダメカンをバラ撒くにはいくらか工夫が必要になるかと思います。以下に筆者おすすめのパターンをいくつか挙げて行きます。

①ベンチ複数狙撃
→「かがやくゲッコウガ」のげっこうしゅりけん等、1枚しか取られないポケモンで2匹以上にダメカンをバラ撒くのが理想です。リザードンexなどの大きなポケモン相手でも、げっこうしゅりけん→きずにかみつく→きずにかみつくの3ターンで、サイド3枚分のポケモンで相手のサイドを4枚取れます。かがゲコ以外にも似た動きが出来るポケモンはいくらか居ますので、検索してみて下さい。
 個人的には、ルール持ちではありますが、マナフィのケアを同時に出来る「ジバコイルV」&「ジバコイルVSTAR」なんてかなりイイんじゃないかと思います。

ひっぱってマナフィを取り…
VSTARワザで2匹に90ダメージ!


②全体バラ撒き
→ロストデッキにおけるヤミラミのロストマインや、相手のベンチポケモン全員にダメージを与えるようなワザを駆使してダメカンを稼ぎます。筆者のおすすめは「未来の一閃」収録の「ヒヤッキー」です。リバーサルエネルギーで起動し、非エクなので1枚しか取られず、バトル場に50+ベンチ全員に30と広くダメカンを乗せられます。マナフィを置かれると破綻しますが。

マイナーすぎるので乗せておきます。

③ダメカンバラ撒き特性を盛る
→例えば「マスカーニャex」のブーケマジックや、「ルチャブル」のフライングエントリー、「かがやくフーディン」のペインスプーン等です。これらは能動的にダメカンを乗せたり動かしたりする特性ですが、「ゲンガーex」のむしばむのろいや、「マイナン」のバディパルス等の嫌がらせ系バラ撒きでも、好きなものを選択しましょう。

④状態異常で乗せる
→こちらはかなりの絡め手になりますが、ダメカンを乗せられる状態異常を駆使して稼ごうという作戦です。
ダメージを与えられる状態異常は「どく」「やけど」「こんらん」の3種類があり、複数重複させられるとさすがに強いですよね。
「パルデアドオーex」のどくのぬまちで「どく」状態にしたり、サイバージャッジ収録の「マグカルゴ」の特性ようがんちたいで「やけど」を重複させれば、相手を選ばずダメカンを乗せられます。

相手の番でないと発動しないのに注意


最近ですと、「アラブルタケ」に「ブーストエナジー古代」をつけて「どく」にするコンボも手軽で有名です。
また、ポケモンGOに収録された「フシギバナ」のクラクラキャッチャーは呼び出し札の役割を持てる、かなり強力な特性です。

強いけど立たない!


⑤スタジアムやどうぐを駆使する
→「大口の沼」や「災いの雪山」を貼り、「リベンジパンチ」や「災いの箱」などでダメカンを乗せ、倒せるラインに入ったらラッタで刈り取ります。
これらはあまりカードの種類が多くないので⑤として一括しましたが、以下に挙げる「ダメージを受けた時に働く特性」をもったポケモンとの相性が良いです。やや受け身すぎる所があり、相手への依存度が上がってしまう所が使いにくい点です。

リベンジパンチと合わせて9コ
リザに弱点で殴れるのも偉い。

他にも居ますが、なかでも↑画像の「ノクタス」ラインはかなり偉いです。進化前のサボネアも同じ特性を持ち、リベンジパンチと合わせて7コのダメカンを乗せられます。ワザのエネルギー要求も無色なので、メタングやネイティオでも起動出来ます
また、リバーサルエネルギーを貼ればそれだけでリザードンexに弱点で220与えることも出来ますし、非エクで110点出せるというだけで、その後のラッタが確実に刈り取れる範囲に入れられるのも偉いです。




【手段を組み合わせる】

 前項で、ダメカンを乗せる為の手段をいくつか紹介してみました。これらのうちいくつかを組み合わせれば、ラッタの確殺ラインであるダメカン8コに届きそうではありませんか?以下はあくまで例ではありますが、、、
・大口の沼(ダメカン2コ)
・マグカルゴ(やけどにより都度2コ)
・マスカーニャex(能動的に3コ)
あとはラッタを通すだけです。簡単そうに見えますね! 

 実際には、デッキを円滑に回すためのドロー特性や、ラッタ以外を起動する場合はエネ加速等、要求が増えて行きます。どうやってダメカンを乗せるかは、ご自身の使いやすい物を選択してみてください。
私はカイの恩恵を受けられ、かつペパーで安定性マシマシのキャンコロヒヤッキー型なんかは楽に要求を満たせそうだなと思いました。間に合うかは別ですが、水軸はかがやくゲッコウガや、たそがれのひらめきヤドランなんかも視野に入ります



【まとめ】


 と、言うことで、ポケモンカード151収録の「ラッタ」の考察でした。ラッタのワザ「きずにかみつく」はかなり強力な効果ですが、ポテンシャルを活かすにはそれなりの工夫が必要だなと思いました。上手くデッキビルド出来れば、環境デッキに窮鼠猫バイトをブチかませる、面白い性能だと思います。
 個人的に、イッカネズミでダメカンをばら撒き、ラッタでサイドを取り、ホシガリスビーダルでデッキを回す齧歯類デッキを作りたい欲求が高まりました。ラッタにはアローラのリージョンフォルムのカードも現レギュレーションに存在し、そちらも面白い性能をしているので、組み合わせてみても良いかなーなんて思います。ぜひ調べてみてください。

長くなりましたが、以上で今回の考察を終わりにさせて頂きます。考察を重ねれば重ねるほど、ポケカの組み合わせの可能性、幅の広さはまさしく無限大だと感じました。


ではまた。

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