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思考スピードの経営/ビルゲイツ/★★☆☆☆

15年前に読書会の課題図書を15年ぶりの読書。かつてマイクロソフトが「絶対にこうなる」と宣言していることで、実際に世の中の当たり前になっていることと、全くなっていものと答え合わせしながら読めるところが非常に痛快です。当時読んだ時よりも読書力が上がり、すーと進められる自分の変化も味わい深かったです。

▼おすすめのヒト
・歴史が好きな方
・IT業界の方

▼印象的なコト
・デジタル・ナーバス・システムとは、最適な時期に、会社の最適な部門に、うまく統合化された情報の流れを提供する。私の目標は、CEOたちに、この技術の進歩で情報の流れがよくなり、それによって自社の経営がいまよりずっと良くなる可能性がいかに大きいかを知ってもらい、彼らを力づけることにあります。
・企業は市場における自らの位置を既定のものとしてはならない。絶えず見直しが必要なのだ。日本初の電子炊飯器をつくりながらパッとしなかったメーカーが、家電、業務用電子機器、音楽・映画産業の世界的な大手ソニーとなった。当初は溶接機、センサー、フィットネスマシンを作っていた会社が、オシロスコープやコンピューターに進出して、本日のヒューレッドパッカードになった。
・紙に反対なのではなく、融通が利かないことに反対なのだ。パソコンの画面上で読む方が紙の上より便利なのは、文章が短く、しかも多くの協働が必要な場合や、データを検索したりピボットしたりする場合。

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