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ニッコウキスゲ

ススキノキ科
ワスレグサ属

タイプ:多年草
花のつき方:岐散花序
花の色:黄色
花期:7月中旬〜7月下旬
花言葉:日々新たに

撮影場所:尾瀬沼周辺、巻機山


大江湿原の群生

夏の尾瀬を代表する植物です。
花の時期になると沢山の人が訪れ、尾瀬は最盛期を迎えます。

シカによる食害が深刻で数を激減させていましたが、ここ数年シカ柵を設置するなど対策を取ったことで少しずつ数を増やしています。

燧ヶ岳とニッコウキスゲ

花やつぼみは人が食べても美味しく、日光では天ぷらとして提供する店もあります。
また、中華食材としても知られ「金針菜」という名でつぼみを乾燥させたものが流通しています。主に薬膳料理としてスープなどに調理され、ほてりやむくみを取り、血の巡りが良くなる為、貧血気味の方にも効果があります。

ニッコウキスゲの花とつぼみ

一般的にはニッコウキスゲと呼ばれますが、各地で独自に同定されてきた為、様々な呼び名があり、本来の和名はゼンテイカといいます。
日光の戦場ヶ原を中禅寺の庭と見立て、そこに見られる花だから、というのが名前の由来らしいです。
ただ現在は戦場ヶ原で自生するものを見る事は出来ません。
群生しているエリアは尾瀬の大江湿原や裏磐梯の雄国沼など限られています。

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