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原因不明の卵胞縮小。移植できない?【最速妊娠エッセイ】

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妻は移植日を確定させるために、このところ2日おきぐらいでクリニックに通っています。

排卵前、卵胞は1日に2ミリ育つため、卵胞18ミリになるのを目安にしているそうです。

ところが、そろそろ18ミリになろうかというある日、時間は起きました。

海賊妻「うぉーい!大変なことが起きたぞー!!」

オザワ「なんでい、なんでい?」

妻が見せてくれたのは、子宮内エコーの写真。

海賊妻「こっちが一昨日、こっちが今日。なぜか卵胞が小さくなってんのさ」

オザワ「小さく?どういうこと!?」

海賊妻「考えられる理由は2つ。ひとつは、卵胞が縮んだ。もうひとつは、育った卵胞が排卵した。どっちかだろうって」

オザワ「だろう??先生もわからないの?」

海賊妻「わかんないんだって~」

オザワ「えー!そんなことってある!?」

海賊妻「なー。だから、移植できるかは、移植日に子宮内膜の状態を見て決めるってさ」

オザワ「ここまで準備してきたのに、当日にわかるって辛いね…」

海賊妻「なんとかなるっしょ!卵胞縮小じゃないこと祈ってて!」

とは、言っていたものの、妻は相当ショックを受けていました。

採卵に合わせて体調を整えて、次は移植に合わせて逐一クリニックに通って、この1ヵ月は、いつも頭のどこかに「妊娠」のことがあったに違いありません。

先生も、培養士さんも、正直に教えてくれますが、「妊娠」というメカニズムは、いまだに「わからないこと」が多い領域なんだそうです。

まさに、命の神秘。

もう、移植するだけだと思っていたので、その移植すらグレーな状況となったため、僕は、いまから移植が出来なかった時に妻にかける言葉と気分転換ができる食事を考えておくことにしました。

それぐらいしか出来ないのが、もどかしい・・・。

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