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【1分で読める7つの習慣】するのではなく考える

緊急事態宣言がさらに広げられ、さまざまな場面で難しい判断を迫られることもあるのではないかと思います。

私は学校関係の仕事も多いのですが、二学期は予定通り開始するのか、しないのか。感染対策は、授業は、なぜオンラインの準備を進めておかなかったのか。さまざまな意見、時には批判に晒されているのが現在の学校の先生方です。

この夏、多くの学校で7つの習慣の研修を行いました。

第4の習慣:Win-Winを考える

その中で、以下のようなワークをしてもらいました。

コロリーナ(コロナではない)ウィルスという未知の感染症で、自治体から休校の要請が来ました。保護者からは学力の遅れを心配する声が毎日届いています。子どもたちからは「学芸会はどうしてもやりたい」という手紙が連名で届きました。保護者、子ども、職員、それぞれのWinを考えた時、どのような判断がありますか?

非常に難しいテーマです。あなたならどうしますか?

ここで私たちが学ぶべきなのは、「Win-Winにする」のではなく「Win-Winを考える」ことだということです。

考えてみてください、世の中すんなり答えが出ることはそれほど多くなく、片方を立てれば片方が立たず、といったケースがとても多いです。

そんな時に、一方的に判断するのではなく、安易な多数決に頼るのでなく、あるいは権威の言うなりになるのでもない、互いのWinはなんだろうと「考える」こと。このことが最も大切なことなのだというのが、第4の習慣のポイントなのです。

そして考える際に立ち戻りたいのが、

第2の習慣:終わりを思い描くことから始める

そもそもの目的はなんだっただろう、達成すべきゴールはなんだっただろう、その上で現在の状況を鑑みて何ができるだろう、そしてそれはお互いのWinになっているのだろうか。

Win-Win、口にするのはとても簡単なことですが、こういった難しい状況の時こそ私たちはお互いのWinはなんだろうと真剣に考えることが求められますね。


(毎週日曜日配信)


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