現代のオルタナティブ

ニルヴァーナは実質3枚しかオリジナルアルバムを残していない。『Bleach』『Nevermind』『In Utero』の3枚。『Incesticide』はある種の企画盤で、オリジナルと数えないのが一般的かな。

私はラストアルバムの『In Utero 』が一番好きかもしれない。シングルになった「Heart Shaped Box」も「All Apology」も大好きな曲だし、「Scentless Apprentice」「Milk It」みたいな攻めた楽曲も好きだ。

何故急にニルヴァーナかと言うと。

ゲフィンレコードの話である。

レコード会社のことは、正直興味ないし詳しくもないが、「ゲフィン」と言って、真っ先に思い付くのがニルヴァーナであった。
むしろ、他の所属ミュージシャンを知らなかった。
イメージとしては「グランジ」「オルタナティブ」という感じで、それは、ニルヴァーナゆえである。

wikiで調べてみる。

所属ミュージシャンが列挙されていた。

ソニック・ユース、ベック、ウィーザー…うん、わかるわかる。そんなイメージ。
シガー・ロス…ポストロック系?なるほどなるほど。
ガービッジ、ブリンク182、リンプ・ビズキット…ああ、私が若い頃に聴いたことある、ちょい流行ってた奴等もか。
ジョン・レノン、ザ・フー、ジョニ・ミッチェル、エルトン・ジョン…そんな古参まで。
ガンズ・アンド・ローゼス…。

何か幅広いね。

Adoがね、自分の二十歳の誕生日にゲフィンとの契約を発表した話題です。

正直びっくりしました。

ご多分に漏れず「うっせぇわ」で初めて認識して、そのボーカルに魅了されたステレオタイプな私です。いや、でも、ここ10年…いやいや、20年で一番凄いボーカリストだと思いましたよ。表現力の幅(喉)が尋常じゃない。過去の「歌ってみた」シリーズを片っ端から漁ったりしました。完全に変態でした(いい意味で)。

因みに、ボカロ曲をカバーして歌う実力者を「歌い手」と呼ぶのも知りました。

邦楽に関して、余り能動的には接して来なかった私だったりする。しかしながら、Ado始め昨今の邦楽ミュージシャンは魅力的だと思う。

Adoがゲフィンと契約したのはある種納得した。
何故なら、日本に於けるオルタナティブだと思うから。
世代にもよるけど「ボカロ」ってまだまだアンダーグラウンドなジャンルだと思うし、今までのメインストリームには余りないタイプの売れ方だとも思う。
そして『ワンピース』の映画に起用されるほどポップなアプローチも出来る器用さを持っている。『ウタの歌』はまだ未購入だけど、その内入手しようと思う。Youtubeにある奴いくらか聴いたけど、やっぱ素晴らしい。
1st.『狂言』はDVD付きのやつを買ったけど、生活に追われて、まだちゃんと聞いてない。ジャケは正直ダサい。

期待している。我々世代では成し得なかった、新しい風が吹く予感が、ここ数年の邦楽から感じられる。Adoが欧米に上陸し、他の邦楽も注目され、また音楽が世界レベルで刺激され、私にとってまた「新時代」が訪れることを期待している。


ところで、『ワンピース』をよく知らない。世代的にちびっとズレてる。いや、同世代でも充分ハマっている人間はいるが、私は微妙に知らない。高校卒業するくらいから連載が始まった作品だ。
友達の家で何巻か読んだが、多分、アーロンとかの辺りまでしか知らない。それもうろ覚え。

今やってる映画、テレビでやったら観るかも。

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