Magic Touchを聴いて

いっやまじか嘘じゃん何これどういうこと無理なにずるいじゃん、

初めて聴いた時、いろんな言葉が浮かんだ。今だに気持ちを完璧に表現できる言葉が見つからないままだから、とにかく聴いた時の気持ちをなぞろうと思う。

まず、「マジック」が反転カタカナで一瞬写った時にギュンときた。こういうネオンの、シティの、怪しくて危なくて、でも私的には強烈に惹かれるこういう雰囲気には、彼らは溶けないんだと勝手に思ってた。違った。確かに溶けてない。でも、そういう雰囲気のすべてを背景にしてしまう強さがある。造形の綺麗さはもちろんだけど、表情や首の動き、視線、動きの緩急、全てが強かった。キラキラしてた。

そして、全然違う5人が一緒にいることの違和感と、それなのに5人じゃなきゃこうはならないだろうな、と思わせる空気がすごかった。もしも彼らをグラフにしたら、相当歪な五角形になるんじゃないかと思うんだけど、足りないところも飛び出てるところもたくさんある、全然丸くない形なんだけど、だからこの曲がこんなに強烈に残るのかなと勝手に思った。

私は彼らより少しだけ大人だから、少しだけ俯瞰で見てしまうんだけど、今回のこのMVは、少年と大人がギリギリのバランスで収まっているように感じた。幼いころの、やりきれない気持ちや、やってやろうって気持ち、もどかしい気持ち。私にとっては、「ああ、懐かしいな」と感じる瞬間があった。でも、彼らは私よりも社会に出ている時間が長い。だから、次の瞬間には、自分の感情にきっちり折り合いをつけたり、その中での楽しさを見つけたり、「わ、この人たち、すごく大人だ、社会人だ」と、まだ私がもがいている世界で生きてきた自信を感じた。

ブログやインタビューで、「やりたいことができた」という言葉を聴いた。「でも、心配」という言葉も聴いた。でも、私にはダンスや歌の技術や難しさが全くわからない。それが悔しくなった。ダンス習おうかと一瞬本気で思った。彼らが、大好きな彼が「頑張った」と胸を張っていることを100%で受け取れなかったらどうしようか心配になった。だから初めて、自分の感想だけではなくて、色々な人の感想をひたすら探して、読み漁った。感想動画なんて見たこともなかったけど、少しでも関わるものがあったら全部見た。

そして少しは分かった気になっていたけど、今日MVを見たら、また頭が真っ白になった。やっぱり、言葉って難しい。言葉にしてきたことが、全部違うような、足りないような気がしてきてしまった。今はもう、なぜ書こうと思ったのかわからないくらいになってしまっている。でも、やっぱり今回の感動や感情は保存しておきたいから、消さずにあげよう。もっと上手く言葉にできるまで、まずはこの気持ちをちゃんと自分で受け止めよう。


♯King & Prince ♯Magic Touch

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