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ミリオン10thAct-4を見に行った話(第2幕)


はじめに

2024年2月24日(土)25日(日)、Kアリーナ横浜にて「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」(以下Act-4)が開催されました。この記事は公演のDAY1にあたる24日(土)におけるとあるオタクの行動を振り返る記事となります。またタイトルの通りこの記事は僕のAct-4遠征の第2幕目の記事となります。この記事から読んでいただいても特に支障のない内容にはなっておりますが、第1幕から読まないと全身の血が沸騰して頭が割れてしまうという方がもしいらっしゃいましたら、↓が第1幕に該当する記事となりますので一応載せておきます。ただし第1幕は公演前日までの記事ですのでライブの内容は全く出てきませんのであしからず。

言うまでもありませんが今回の記事はネタバレ&主観&個人の意見で構成されますので、合わないなと感じられた方はすぐさまページを閉じることをお勧めいたします。ご了承いただけましたら先へお進みください。
もしオタク特有の無駄話的余計な部分は読みたくないけど曲の感想だけ目を通したいという方がいらっしゃいましたら、目次より「お気持ちDAY1」の項に飛んでいただけましたら本題からスタート致しますので、どうぞご活用ください。

はじまりの朝

目を覚ますと、そこは横浜だった。東横イン横浜駅西口からおはようございます。いや前乗りしてるんで当然なんですけどね。ということでホテルがご厚意で用意してくれている無料朝食を食べたりシャワー浴びたりして出かける準備です。前の記事でも触れましたが朝ごはんの刺さりっぷりが凄かった。朝ごはんの満足っぷりだけでも1000字以上書けそうですが余談もいい所なので割愛します。今日書きたいのは朝ごはんのクオリティではなくAct-4のクオリティなので。
そんなこんなで出発の時間です。公演開始は夕方からですが、今回の遠征は土日両日とも午前中からミリオン10周年にふさわしいスケジュールをぶち込んでおいたのでタラタラしている時間はありません。足早に移動を開始してゆきます。

本日最初の目的地は桜木町。待ち合わせ場所いつものところです(ゆず)。
Act-4の期間中にはNewDaysとかいう特定の地域にしか存在しない(僻地民による僻み)コンビニとミリオンライブがコラボしていました。ここ桜木町駅の構内にもNewDaysが出店しており、それめがけて明らかに自分と同じようなにおいのするオタクが列形成を行っております。何か買うらしいですね。コンビニで並んでまで何が欲しいのか分かりませんが、待機列を横目に駅を飛び出します。僕には行かねばならないところがあるのです。
駅を出て10分足らず、目的の場所へとあっという間に到着です。10時の開店に目がけての移動でしたが、無事10分前に到着。社会人の基本ですね。先ほどはNewDaysに並ぶオタクをあざ笑うかのように通り過ぎましたが、ここから僕も待機列形成です。目くそ鼻くそを笑う。どんぐりの背比べ。

Weekend✿に花ざかれ

はい、ということでDAY1前に立ち寄らせていただくのはこちらドン!

よめないの板。

HUB桜木町クロスゲート店さんです。人生初HUBです。
オタクが何故一人で予約までして開店待機列を形成してまでHUBに向かうのか。それは勿論「-FANTASTIC NIGHT- THE IDOLM@STER MILLION LIVE! ×HUB 」と銘打ってミリオンライブとHUBがコラボしていたからですね。
ただでさえ10周年のお祭り気分のところにこのコラボですが、さらに絶対外せない理由といたしまして、コラボアイドルが4 Luxuryの4名だったんですよね。何を隠そうこの僕がミリオンライブで一番大好きなアイドルさんが4 Luxuryにも所属している桜守歌織さんなのです。これはどんな可愛いお姿が見られるかな楽しヴぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

お前らなんだその顔は。

ィイ”ゲェェ”メェ”ン”ンンンああああああ””””””!!!!!!!!!!!!

失礼、取り乱しました。まあこれはコラボ第一報の時の僕のリアクションとしては概ね正確なやつではあります。
なんか正装した美女4人がイケメンにジョブチェンジしていてとても困ってしまいますね。コラボメニューではふっつうに女の子モードに戻ってるのが笑いどころではありますが。
話を戻しますと、ライブ期間中に合わせたミリオンコラボだけでも行く気満々なのにここぞとばかりにガソリンが投下されたのでぼっちだろうが指さされようが構わないという気持ちで予約開始初日に席を確保していたわけです。コラボ店舗が限られていることもあり、僕の条件を考えると行ける日時は実質土日のライブ前どちらか二択のみでした。で、DAY1前の方にしたというわけであります。
先ほど触れましたが、開店10分前に店着した時点で、既に10組ほどのお客様が先行していました。この日はコラボ営業のみの日なので先に並んでいるやつも後ろに並ぶやつももれなくオタクです。なのでぼっちプレイヤーの僕も全然嘲笑の対象にはなりませんでした。まぁパッと見た感じソロ枠で予約取ってる人は全体の2割にも満たなそうではありましたが、特に気にしません。開店と同時にテキパキと予約と照合してオタクを次々と店内に導いてゆきます。ほどなくして僕の番です。何のトラブルもなくご案内。僕は待機列が見える通路側の席に着きました。

HUBの注文スタイルについてここで簡潔に解説しますと、カウンターでオーダーして商品受け取るタイプです。今回は各卓にコラボメニュー表が設置してあったので、それに記入して持って行く形ですね。すなわち入店順ではなく注文入った順にジャンジャンお客さんを捌いていくスタイルになります。僕は事前に最低限の予習をしておいたので、最初の注文が遅れると結構待つ恐れがあるということは進研ゼミで勉強済みです。ここで予習の成果を発揮して迷うことなくメニュー表を記入、即カウンターに突撃しました。

ふつうにみんなおいしそうよね。
もっかい食べたい。

注文したメニューは「親愛なるあなたへ」「RED ZONEアヒージョ」「花ざかり✿アイスバスクケーキ」の3品です。さっきホテルで朝ごはん食べてませんでしたって?僕はデブだ。問題ない。
本当はアルコールメニューの「あなたを知るたびに」も行こうかと思ってはいたのですが、ライブの注意事項にアルコール飲んでこないでね(意訳)とある以上、99%酔っぱらうことはないと確信していても苦渋の決断でレギュレーションに従うことにしました。僕はこの2日間、1ミリたりともミリオンライブに対して恥ずかしくない振る舞いをするんだと固く決意していたのでこれは当然の選択です。なお生き恥を晒して今日まで生きてきたことは別問題なのでここでは加味しません。恥知らずで済まない……。

先手必勝で注文に行った結果、大して待たずに全メニューは揃いました。入店直後の注文が重なる時間帯では、最大20人くらい並んでいたように見えたのでこれはいい判断でしたね。
ここで一応メニューの寸評をば。コラボメニューは全部美味しかったです。クランベリードリンクなんて洒落たものは普段飲まないので比較対象が分かりませんが、とても飲みやすかったです。程よい酸味が心地よい。アヒージョはニンニクがそれ程きつくなく、ライブ前でも安心してパクつけます。普通にお酒のツマミとしても優秀。アイスバスクケーキが一番苦戦したかも。味に問題はないのですが食べる順番も考えずちんたらちんたらやっていたので、最後の方はアイスが溶けてしまっていたのが勿体なかったかもという話。コラボメニューだからという贔屓目なしにどれも普通のお食事メニューとして満足させていただきました。コラボメニューを1品注文するごとにもらえるコースターは見事にすべて歌織さんを外しましたが、交換やら贈り物やらで最終的に無事歌織さんを2種とも確保できたので満足満足。
店内の様子は賑やか華やか。楽しいそうな声があちらこちらから聞こえてきます。ぼっちの僕はのんびりと時間を過ごします。HUBアプリをインストールするのにやたらと手こずったり(注文用に使うコードは紙の状態でもらえるので、注文後にアプリをゆっくり入れてOKなのです)、店内にエンドレスで流れるミリシタMVを鑑賞したり(ハミ爺が発動して泣かないように気を付けました)、Twitter眺めたり……。ドタバタしないうちにミリシタのイベ乙もほぼ済ませました。

特別急いだわけではないですが、飲み食いも終わったので退店です。桜木町クロスゲート店では出入り口でコラボグッズを販売していたので退店の際に忘れずに購入。歌織さんのアクスタと、なんか変なクリーチャーの栓抜き買おうとしたのですが栓抜きが売り切れ……なぜか代わりにクリーチャーのステッカーを買ってしまいました。何の呪いなのだろうか。キッチリパネルも撮影してさよなら。僕と同じロットで入ったオタクたちは多分まだほとんど残ってたと思われる。そりゃ友達と来てお酒飲みながら90分時間いっぱい満喫するのが多分王道だろうから僕が異常独身男性なのがいけない。とまあこんなこと書いてますが十分満足したうえでの納得の退店なので、いい時間を過ごさせていただきました。

にしても「折角のコラボなんでイケメンコラボでいきますか!」って
提案したスタッフの慧眼には感動と恐怖を覚えるよね。頭おかしなるで。

いざ往かん約束の地へ

お店を出た後は腹ごなしも兼ねてお散歩しながら会場を目指します。この日の天気は晴れ。しかしながら中々に冷風がぶっ刺してくる肌寒さ。刺してくるのはセトリだけで充分なのだが。とはいえライブ期間に合わせてみなとみらいエリアではそこここのスポットにミリオンライブのコラボ案件が点在しています。寄り道しながら歩くのもなかなか風情がありますね。仕手はアイマス案件ではもはやお馴染みの名鉄観光さん。エゴサも積極的にしてるからポジティブな話はどんどんすると喜んでもらえるかもよ。

みなとみらいエリアを四方八方飛び回る広い規模のコラボではありますがこちとら万年運動不足の不健康中年男性オタクです。無理をすると本番のライブに悪影響を及ぼす故障が発生する恐れもあります。派手には動き回らず、道すがらコラボ風景を楽しむ作戦でいきます。
おもに見て回ったのはクイーンズスクエア横浜にて掲示されていたイベントビジュアルポスターですね。そりゃ基本的に全部見たことあるイラストには違いありません。でもそんな見慣れたイラストたちが、街の風景に飾られている非日常。不思議な感覚です。こちらだけでも何十枚という数のポスターがあるので完全制覇は始めから狙っていません。美術館で絵画を眺めるがごとく、目に留まったイラストたちを愛でてゆきます。
また、こういう会場の外に飛び出たコラボで面白いのが、何の打ち合わせもなしに道端で知人オタクと遭遇するところですね。アイマスオタクの端くれとして、あちらこちらのイベントに幾度も遊びに行くと、人の名前と顔を覚える能力がロム欠損しているような僕でも気づけばいつの間にか顔なじみが出来てきます。本名はおろかプライベートの情報なんてほとんど知らないのに、アイコンとツイッター上の名前は覚えるし、仕事は知らなくても趣味や嗜好は把握しているという不可思議な間柄。そんな人たちが同じ場所に集まってきているというのは何とも趣がありますね。いや特にないですか。
最近のアイマス、というかバンナムの方策がライブ単体としてよりもそれに付随する要素も含めてのイベントとしてライブを開催している感もあるので、現地集合・解散。あっても打ち上げの飲み会くらいという形から、近隣で遊びまわってライブ会場に集合、ライブ終わった後も余裕があったら近所で遊んでから帰ってねというスタイルに移行してきたのは、コロナ禍において自由が制限されていた世界で虎視眈々と目論んでいた計画が実を結びつつあることの証明なのかもしれませんね。

何度目からの脱線から話を戻しましょう。イラスト鑑賞も満喫したところでいよいよ目的地が近付いてきました。途中の道のりでも風景写真をいくつか撮ったりしていますが面白くないのでその辺りのくだりは全カットです。会場と逆方向にはガンダムが立っているらしいので滅茶苦茶興味があるのですが、今回はパスです。4月にも横浜行くしその時でいいやとこの時は思っていました。
(遠征の後、家で調べてみるとガンダム見学ができるのは3月いっぱいまでであることが判明します。地味にショックでした。後述するこの日最大のロスの分があれば恐らく余裕で見学可能でした……無念……。)

なんやかんや1時間くらいかけてのんびりと会場入りです。遂に夢にまで見たかどうかは覚えてないけど期待に胸膨らませて待ち焦がれた夢の舞台が今目の前にあります。

Kアリーナ横浜。約束を果たす時が来ました。

始まり前のあれこれ

会場入りするだけで5000字超えました。このペースは良くないので開演前で少し巻こうと思います。

・有志による配布企画にてコール本とかをいただきました。情熱が凄い。カンパの受付はしてたけど、極論0円とかそれに近い事態もあり得るわけで(まあないだろうけど)、利益度外視で作りたい、イベントを楽しみたいっていう気持ちで突き進める姿は憧れるね。
・CD物販に並びました。抽選券なんてものはないのでフリー入場枠です。ここがこの日最大のガバでしょうか。トータル2時間近く使うことになってしまった。特にアナウンスがなかったので従順に並び続けたのですが、結局スタッフさんのお昼の休憩時間的なのが存在していたみたいなので、午後の販売再開後の14時から並ぶのが正解だったようです。とはいえDAY1ではそんな情報は知りようがないのでまあもう仕方ないよねっていう。自分の前後にも結構な人数いて、みんなで横浜の冷風を浴び続けましたね。晴れてたけど流石につらたんでした。
・会場併設のローソンでルビカンのネップリを印刷しにいく。昨日に引き続き一瞬だけデレの顔になっていく。ローソン内も激混みだったので店舗スタッフさんお疲れ様の気持ち。
・フォロワー様と会って物貰ったり物あげたりおしゃべりしたり。周辺は人口密度結構なものだったけど、この時もまあちょっと電波重いよね~くらいのものだった。入場前や退場時のピーク具合を考えても、事前に危惧されていた大規模電波感傷……もとい電波干渉はそれほどでもなかったかもという印象。

そんなこんなで開場時間です。普段のライブ参戦時の僕のパターンとしては会場直後は混雑するからしばらく経ってから入場していくのが常ですが、この日の僕は一味違います。なんといってもこの日の僕は一夜限りのVIP客でした。ハチャメチャに期待のハードルを上げていたので会場直後から速攻でゲートをくぐる気満々でした。成金VIPの詳細は↓の記事で(露骨な宣伝)。

入場後は過去最速であっという間に開演時間になってしまいました。いよいよ2日間の最高の遊興(エ”ェ”ーンタァーテイメンッ!)の始まりです。

お気持ちDAY1

ようやく本記事の本題であるセトリ振り返りコーナーです。遠回りし過ぎましたね。さて、DAY1の公式セトリは全44曲です。各曲それぞれに感想を述べていきたいところではありますが、それをやると本気で着地点で合計何文字の記事になってるか恐ろしいので、特に僕の琴線を揺さぶってきた項目になるべく絞ってお話させていただければと思います。感想出してない曲が不満というわけでは決してなく、この2日間のセトリで追加してほしい曲はあっても削ってほしい曲は一つもありません。どれも大事なピースですがやむを得ず削った結果がこれなんです。多分それでもかなりの長文なんですけど、こういうのは自己満で書くものなので、読みたい奴だけ読んでくれればいいんです。それじゃあ始めていきますね。

1.Welcome!!
2.Legend Girls!!
焦らしに焦らして早7年、外部イベントを含めても19年10月のバンナムフェス以来の披露ということで、3rd幕張披露時に生まれた子供がもう小学生になるくらいの長い時間が経ちましたね。
この曲はやると予想してました。もうこの機会にやらないなら個人的に杞憂していた関係者不祥事説が真実なのではと確信するぐらいには思ってました。実際にはそんなことないようなので、いろいろな事情が絡んでいるのでしょう。会場も長年待ちわびたWelcome!!の期間に大歓声でしたね。そんな中、僕はといえば、泣きました(本日1回目)
見ればわかりますよね。そう、見ればわかるんです。
誰一人として同じ衣装を着ていません。10年目にして初めてのライブ衣装が個人衣装になっています。衣装名まではわかりませんが、ほとんどのメンバーの衣装が見たことあるやつ!ってなるあの感動(千鶴さんは全然わからんかったけど、アナザー衣装は難易度高いからちかたないね)。遠くから見てもどこに誰がいるかわかりやすい親切設計。事前にキャスト側からの前フリがされていたとはいえ、やはり実際目にすると昂りを感じますよそれは。
それと曲調は楽しいんですけど、この曲歌詞が地味に感動系なんですよね。Cメロ?でいいのかな、その辺りから特に攻撃力上げてきて危ないんですよこの曲。無事やられましたね。レジェガもミリアニでも印象的な使われ方してました。Welcome!!と合わせてここから始まる伝説の2日間の開幕としてはベストな選曲だったのではないでしょうか。

3.AIKANE?
4.FIND YOUR WIND!
5.Only One Second
6.SUPER SIZE LOVE!!
ソロ曲パートですね。このブロックで2日間のセトリの流れとして、全メンバーのソロ曲披露が確定するわけです。ゲーム尺とはいえ全員のソロ曲をやるっていうのは、先に10周年を迎えたシンデレラの10thライブとは明確な違いの一つではあります。これは全員集合の醍醐味の一つでもありましたね。そして僕はAIKANE?で泣きました(本日2回目)
39人の先陣を切ったのがこの曲なわけですが、僕が勝手に拾ってしまった意味合いとして、キャストである小笠原さんの存在です。
ミリオンライブの代名詞の一つに「ひとりも手放さない」がありますが、小笠原さんはもしかしたら手放さなければいけない世界線もあり得た方の一人でした。無事ステージに帰ってきてくれましたが、6th当時に告白された病気は決して軽いものではなく、状況によっては降板どころか引退の可能性さえもあったかもしれません。そんな方が全員集合のこのステージに先陣を切って飛び出してくるという意味に涙腺は耐えられませんでした。手放さなくて本当に良かったなぁ……。

7.ゲキテキ!ムテキ!恋したい!
8.ショコラブル*イブ
9.花びらメモリーズ
10.スペードのQ
特に印象に残ったのはショコラブル*イブでしょうか。初めて参加したミリオン現地が8thだったこともあり、思い出深いものがあります。曲中のセリフが今回限りの特別版だったのも味わい深いですね。
また、この辺りからオリメン未披露の曲が目立ってきました。予想と期待のハイブリッドで2日間のうちのある程度の割合が未披露曲の初歌唱消化になることはわかっていたので、どのくらいの曲を出してくるかという部分で先が読めない部分もありました。

11.Border LINE→→→♡
12.オレンジの空の下
13.STEREOPHONIC ISOTONIC
14.マイペース☆マイウェイ
15.おまじない
終演後に改めて調べなおして分かったのですが、Act-1~4にかけてソロ曲の歌唱機会は都度ありましたが、実は複数回歌唱されたソロ曲がなかったようなんですよね。勿論当日はそんなところまで考える余裕はなかったですけども。こういったところも10年の集大成を想起させる部分でしたね。

16.旅立ちのコンパス
17.Harmony 4 You
18.CHEER UP! HEARTS UP!
19.夢見がちBride
旅立ちのコンパスが意外ではありましたが、前述の未披露曲の消化という側面で言えばなるほどの一言。また8th当時の衣装を改めて引っ張り出してきたのを見て胸がほっこり。
そしてHarmony 4 You。まず純粋にこの曲が周年曲の中でも一、二を争うくらいに僕は好きなのです。そして前述の通り初現地が8thなこともありますし、何よりもこの曲が刺さって刺さって仕方ない要素が一つ。この曲のセンターを務めるのは桜守歌織さんなのです。思い入れはするなというのが無理な話です。
またこの日はここにもう一つエッセンスが加わります。この曲の歌唱メンバーは伊藤美来,、香里有佐、 小岩井ことりのお三方。即時にティンときました。センターの両脇を固めるのは当時8thライブに参加していなかった二人でした。僕は泣きました(本日3回目)。この時点で僕の脳内で未披露曲の消化などという無粋な表現は消え去りました。これはあの日あの時に指からすり抜けていった時間をやり直すための機会なのだと。どこまでも貪欲に、あれもこれも取り戻していく機会なのだと理解しました。
夢見がちBrideも個人的意外枠。この曲が来るってことはひょっとして……といった願望が芽生えだしてきた瞬間でもありました。

20.絵羽模様
21.あのね、聞いてほしいことがあるんだ
22.アニマル☆ステイション!
23.たんけんぼうけん☆ハイホー隊
24.流星群
たんけんぼうけん☆ハイホー隊がMCでの話題もあって感慨深いですね。忘れ物を回収できた舞台でした。あと流星群カッコいいよなやっぱり。

25.昏き星、遠い月
26.dans l'obscurité
昏き星、遠い月はSPラウンジ席の特権を十二分に発揮して速攻着席しましたよ、ええ。ここはご着席して観覧するしかあるまいて。流石にEverlastingまで込の演出は尺的にも不可能だったようですが、それをやられてたらエライことになっていたので結果オーライなところです。僕のミリオン初現地は8thなのですが、初LVは6thSP公演なのです。あの時の夜想令嬢にはえげつないぐらい号泣させられたなぁ……(遠い目)。
そして待望の究極完全体dans l'obscurité。披露機会は幾度もあったものの、中々フルメン集合の機会に恵まれませんでしたが遂にその時が来ました。この曲はDAY1鉄板だろうと予想してましたが多分みんなしてたと思います。圧倒的支配力でしたね。つよつよのつよでした。口上よすぎたな。

27.きまぐれユモレスク
28.ローリング△さんかく
29.ライアー・ルージュ
30.透明なプロローグ
31.Super Lover
9th披露時は完全見切れ席にいたため現地ではほぼほぼ何も見えなかったきまぐれユモレスクも真正面から初めての回収。あれは兵器ですね。
それと透明なプロローグ。多分この曲に関しては他の方には滅多にいないだろうなあという形での思い入れがあります。
僕の音ゲーデビューが実はミリシタでした。まじで人生においてアーケード含めて一切音ゲーに触れてこなかったため完全に初めての世界でした。そんなビギナーに洗礼を浴びせたのが透明なプロローグでした。具体的にいうと、サビの譜面です。6Mからは片手でロングノーツを抑えながらもう片方の手でタップが入ってくるというごく一般的なパートがあります。初見の僕はここで完膚なきまでに打ちのめされました。今でもはっきり覚えています。両手で違う動きをするという操作に全くついていけなくて、当時の僕は大変な思いをしたものです。初めてフルコンできた時も大層感動しました。それが今や6Mは勿論MMでさえもある程度のLvまでは消化作業のようにフルコンをこなしていくのだから人間の学習能力というものは凄いものです。
そんな一風変わった思い入れを持つこの一曲で、自分のミリシタの原体験を思い出して不思議な気分になりました。

32.矛盾の月
33.カワラナイモノ
34.カンパリーナ♡
未披露曲の消化改め取り戻し枠。旅立ちのコンパスと同条件の矛盾の月、これも後日知ったけどライブで歌ったことなかったのかよなカワラナイモノ。そしてあったらいいなで期待薄だったカンパリーナ♡。これは実にありがたかった。夢見がちBrideが来たからひょっとするのかと期待は高まっていたけれども実現してテンション爆上がりでした。公演前の聞きたい曲10曲に挙げるほど個人的に好きな曲だったんですよね。オリメンも3/5なこともあり難しいかと考えていたところに素晴らしい予想の裏切りでした。
それと、このカンパリーナ♡後にMCが来るのですが、ここで個人的に動きました。前述の通り、ありがたいことにこの日の僕はSPラウンジというぶっ壊れ強運席にいたのですが、ここはライブを見れる場所が2か所あり、通常の場内にある観覧席とラウンジ内のスペースでの鑑賞が可能な仕様になっています。このMCまでは通常席にて鑑賞していたのですが、ふとMC中にラウンジ内の様子が視界に入り、居ても立ってもいられず観覧席からペンライトを握り締めてラウンジ内に突撃しました。
だってカンパリーナ♡終わったらラウンジで乾杯してんだよ!?羨ましいっていうかいや俺も参加できんじゃん行くわ!!ってスイッチ入りましたよね。カウンターでレモンサワー買ってきてラウンジ戻ってもう一回乾杯しますよねそれは。余談ですけど乾杯の挨拶は勿論「カンパリーナ♡」です。なんなら土日の打ち上げでも至る所でカンパリーナ♡って叫んでました。
本来ならMCを聴きながらゆっくりするパートなんですけど、エンジンかかりましたね。MC聞きつつもオタクと歓談しながら楽しい楽しい言ってライブ中にお酒飲めるなんて最高ですよこれは。どうも連中はずっとラウンジ内で飲んだりしながらペンラ振ってたみたいで机の上には大量の残骸が山盛りになっています。それもありだったかと思いつつ、いや普通にライブとしてここまでもめっちゃ楽しいから後悔はないなと2秒で切り替えました。
そしてどうやらここから最終ブロックという事らしく、この先はもうずっとラウンジ内でオジサン大暴れしちゃうぞのモードに入りました。結果的にこの判断がこの日一番の最大風速を引き寄せたので最強大天才でしたね。

35.クルリウタ
36.赤い世界が消える頃
37.DIAMOND JOKER
あの盛り上げMCからクルリウタかい!っとみんなで仲良くツッコミ入れた瞬間ですね。この曲も歌織さんのイケボパートがあるので実に素晴らしいですよね。ん?今シチューの話はしてませんよ。そこから赤い世界に繋げるミリオン自慢のホラーコンボ。ミリオンライブはホラーに本気。
DIAMOND JOKERはやることは不思議じゃないけど3人集まるDAY1じゃないんだという驚き。そして同時にどんだけDAY2のセトリ枠がカツカツなんだという恐怖。フルメン歌唱待ってます。

38.電波感傷
断言します。間違いなくこの曲が個人的DAY1最大風速です。
Act-4でやるのはほぼ確定だろう。そしてやるならDAY1しかない。ここまでは確定に近い精度で当たってるだろうと考えていました。ステージからの距離がある程度離れていることが決まっているSPラウンジよりもワンチャン接近戦の可能性もあるDAY2の方が良かったかもという無意味な願望があったのも本音ではありますが、それも含めてDAY1が鉄板なのは間違いありませんでした。
この一曲のDAY1読みに全振りして、この日の僕の装備は電波感傷Tシャツに歌織さんペンラ8本装備で臨みました。当然です。この曲に全力を出さずして何に全力を出すのかという気持ちでした。ミリシタイベントの際も自分に恥じることの無い順位まで走りました(39位)。この曲に懸ける思いはそんじょそこいらのオタクには負けないという気持ちで挑んでいます。

そして慣れ親しんだイントロ。ここで一つお詫びがあります。
ここまでの37曲が楽しすぎて電波感傷まだやってないことを完全に失念してました。これが頭ミリオンと呼ばれる症状でしょうか。今考えてもこいつ馬鹿じゃねえかという失態です。
イントロを聞いて「あ……ヤベ忘れてた!」と日常のポカの如き反省をしながら慌てて8本の歌織さんペンラを一斉点灯です。そしてここで一つの奇跡が誕生します。
なんと、同じくラウンジ内で鑑賞していたオタクの一人が両手いっぱいの紬ペンラをご用意しているではありませんか。8本だったかは数えてないけど6本以上は確実にあった。間違いない。2万人のうちの20人しか入れないSPラウンジ内で歌織さんのペンラと紬のペンラのバルログが同時に成立する確率。ガチで100万分の1くらいじゃない??(誇張の含まれる表現)

と、ここまで頭のおかしいオタクの電波を鑑賞されてしまいましたが、単純にこの曲めちゃくちゃ強いでしょ。贔屓目抜きでもこの日5本の指に入るくらいの盛り上がりあったんじゃないかと思った。ミリシタからの新規参加アイドルを組み合わせる設定のオフィウクス自体が強すぎるし、天体曲かつLTDのデュエット要素まで回収してくるとか曲の属性てんこ盛りも甚だしいし、中の人たち同士も仲良しで待望の同時歌唱曲だし、もう単純に曲のクオリティすげえしでケチつける要素が何もないんよ。屁理屈述べるとしたら[オフィウクス・シグナル]でのステージも見たかったなっていう気持ちもあるにはあるけど、いや今回の個人衣装の完成度と破壊力を考えるともうなんかすごい技術で円盤で再生するときに衣装2パターン分切り替えられる機能つけてくれよくらいにしか考えられないんですよね(ゲーム脳)。ミリラジ公録とMRライブのDreamin' Grooveでは披露済みとはいえ、大型ライブでは実質初披露になったので、今後も定番曲の一つとして定着してもらいたいです。

39.Marionetteは眠らない
40.シークレットジュエル~魅惑の金剛石~
41.Shamrock Vivace
初期からの定番曲マリオネット、DIAMOND JOKERに続いて2曲目のダイヤ枠のシークレットジュエルも楽しめましたが、ここでは何といってもShamrock Vivace。有観客フル尺披露は初めてですね。この曲もDAY2ならさらに歌唱メンバーを増やせる選択肢もありましたが、セトリの都合という事でしょう。
Shamrock Vivaceも本当に好きな一曲で、これも公演前の個人的聞きたい10曲枠に入る曲でした。合唱verも当然いいのですが、この曲の凄いところはソロver聞いても本気で全員良い。外れがない。誰の個性で聞いてもそれぞれ違った良さが出ていて全然飽きない。52人のソロver作成してほしい曲ランキングを作ったら圧倒的首位です(個人調べ)。公演全体の〆に向かうのにふさわしい一曲だと思いました。

42.EVERYDAY STARS!!
オタクは自己紹介が好き。いや自分語りが好きっていうのではなくてですね。古来より団結から元々みんなそういうのいいよねって思ってたところに昨年末のアイラブ歌合戦の繚乱!ビクトリーロードで完全に火が燃え上がった感じ。極論32回も同じようなフレーズ繰り返してる曲なのに全部盛り上がれるのが凄いよ。あともう100万回繰り返されてるであろう下りだけどやっておくね。配信ではほとんど映ってなかったけど現地モニターには各アイドル毎のセリフが表示されてて誰が何言ってるかわかるようになってたのよね。小岩井さんね、もうセリフ無視。みんなで思いっきり豚の鳴き声やらせる方面に全振りしててね、最高ですよ。あれが顧客が本当に求めていたもの。ああいう光景を目の当たりにしちゃうから現地を一度味わうともう戻れないんのよ。
願わくばですね、いつかどこかで52人verの披露を見届けたいですよ。正確な時間はわからんけど1曲で15分かかろうが30分かかろうが構いません。それだけの価値があると思います。
ここで本編終了、以降はアンコールということになりますが、DAY1の業務連絡はぶっちゃけ聞き流し気味でしたね。どうせ本命情報はDAY2に来るんだろうという良くない慣れもあり、完全にラウンジ内でおしゃべりタイムになってましたね。ライブの真っ最中にあーだこーだと話せる時間があるって不思議。とても楽しい。

43.Crossing!
44.Rat A Tat!!!
僕は泣きました(本日何回目なのかは途中から数えるのをやめています)。Crossing!はいつ聞いても泣けますが、ここにきて正に10周年そのものを味わっているような心地でした。アンコール後のお色直しということで衣装も「リ・プロローグ・X」に変わっています。名は体を表すというか、実際に歌われている歌詞の通りでもあるのですが、この曲も衣装も10周年もミリオンライブにとっては終着点ではなくスタート地点なんですよね。これまでの10年間は11年目にとってのプロローグになってこの先も続いていく。終わりでも何でもないけど、10年でキリがいいから盛大に祝っておくか!みたいなポジティブな気持ちにもなれる本当に素敵な曲だと思います。
MachicoさんのMCが良かった話は各自でしてください。僕は普段おちゃらけ気味の人が真面目な話するのによわいオタクです。以上です。
そして本日最後の曲はRat A Tat!!!です。Thank You!をDAY2に温存しておくっていうのは予想できたのですが、じゃあ何をトリに持ってくるのかという所で。はっきりと覚えてないのですが、多分当時の僕はDreaming!とかで心構えしていたんだと思います。
まあこの曲が現在のミリオンライブにとってどれだけデカい存在になったかなんて話はもう不要ではあるんですけど、正真正銘ミリオンライブの看板を張れるだけの曲になりましたね。
たぶんそれほどミリオンに詳しくない人からは明るく元気な前向きの曲っていう感想になるんだと思います。まず第一にそれは正しい。なのに一度足を突っ込んである程度の深さまで沼に沈んだ後に聞くとまあ泣ける泣ける。この曲は泣き叫ぶ曲(言い方)なので、僕は涙ぐみながらペンライトを振り回して叫ぶ完全な異常者として参加しています。ちかたないね。
リアタイでステージ全部32人を追えるわけないだろうというくだりは飽きるほどされているので割愛します。もうあのごちゃごちゃしてる光景が一つのビジュアルとして作品になっているので大丈夫です。終わった後にみんなの集合知で見てなかった部分の補完をするところまでが様式美ですので。

1から2ヘ

ということでDAY1の終演です。予想通りというか約束されていた結果ではありますが、32人も参加してる時点で最高を更新できないわけないんだよなあ。あっという間に終わっちゃったよ。やれDAY2のオープニング曲は何だとかいう明日への展望や、あれが良かったこれが良かったという今日の振り返りが巷では溢れかえっていたことでしょう。
SPラウンジにはMachicoさんのMCら辺でスタッフさんの手によりキャスト陣の寄せ書きが持ち込まれてたのですが、流石に公演中はそちらによそ見はできないということで公演終了後に改めてみんなで確認タイムです。基本的には写真撮り放題だったラウンジ内も、さすがにこの寄せ書きボードは撮影不可でしたのでみんな必要な範囲でスマホのメモ帳に必死に書き写していた感じでした。
それと本当に最小限ではありますがラウンジ内のゴミをまとめたりとか。入室時にはあれほど煌びやかに見えていたラウンジ内が終演後にはペンラの残骸が山になっていて見たことある風景になっているのには笑いました。余談。今回はペンラ回収はBOX会場内には設置されていませんでしたが、ラウンジ内の残骸は引き取っていただけました。地味ながら特権の一つでしたね。退場が始まっている場内を室内から見下ろすのはちょっと趣のある光景でした。SPラウンジの記事でも少し触れたのですが、終了後1時間程度はこちらに残ってバーの施設を利用することもできたようです。僕は打ち上げに参加させていただく予定があったので30分前後滞在して退出しましたが。帰り道も当然1階まではエレベーター直通なのでDAY1は登山も下山も一切なしでしたね。
その後は新高島まで歩いてひと区間だけ地下鉄へ。駅着いてから気付きましたが有志の掲示を回収できてラッキーでした。

なんかライトの当たり具合がオシャですね。
デカァァァァァいッ説明不要!!

退場後の電場環境も混雑具合も覚悟していた規模には全然至っておらず助かりました。事前に他のイベントでKアリーナが使われた際の情報が出回っていて参加者たち自身の立ち回り方にも対策ができていたことも好影響だったのかもしれません。いうてラウンジ内の滞留も含めて打ち上げ会場に着いたのは終演後1時間以上経過してた気もしますが……。
打ち上げは振り返りと気付けなかった観点の回収と翌日の予想で盛り上がりました。HUBのコラボメニュー注文特典のコースターもこの場で歌織さんコンプです。非常に楽しい時間だったのですが、惜しむらくは時間が足りない速 さ が 足 り な い !! まあもうしょうがないよねこれに関しては。Kアリーナと横浜駅直通の歩道とかが開発されたら打ち上げの利便性とかも爆上がりしそうなので今後に期待といったところでしょうか。

そんなこんなで土曜日が終わります。いよいよ明日は日曜日。伝説を超える伝説が生まれる日です。日付変更線はとっくの前に飛び越してるので実際はもう日曜なのですがこまけぇこたぁいいんだよ!!
宿に着いた後もハイテンションのまま片付けやら準備やらTwitterやらで睡眠時間がゴリゴリ削れて行きますが今の僕には些末なことです。明日目が覚めたら夢のとびらの向こう側ですから。

第3幕に続く。


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