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何かを成し遂げる必要はないのかもしれない

おはようございます🌞
夏の終わりに少し寂しさを覚える TOUCA 1期生の ゆおです。

あっという間に9月に入りました。ということは、海士町で過ごす時間も残り1ヶ月を切り...。

この2ヶ月を振り返ってみると、確実に濃ゆ〜い時間を過ごしてきたわけですが、TOUCAとして何か出来ているかと聞かれたら、自信を持ってコレ!といったものはまだ何もないのが現状です。

キンニャモニャ祭りの様子

森にいた時は、残り1ヶ月というところで、水際のTEDやMEGURU CAMPなど、様々な企画をし運営するところまで出来ていたな〜と。

でも、海士町へ来てみると、Iターン、大人の島留学や島体験生、インターンの方など、たくさんのwillを持った人たちが集まっており、自分から何かをしたい!と思う機会がなかなかありませんでした。

そんな状態のまま、2ヶ月が終わろうとしていた時、一筋の光が差し込んできたのです。

そしてそれは、TOUCAとしての自分の在り方を考える大きなきっかけになりました。

まず、これは何度か書いていますが、TOUCAでは3ヶ月間、ホテルや地域に入り、その中で課題を見つけ、解決するという取り組みをしています。

最初の頃は、「なんて革新的なプログラム!すごい!」と思っていたのですが、インターンや島体験などで同じく3ヶ月ともに過ごす方たちもいて、「あれ?自分と似てるな。というか、そこに何か違いってあるのかな?」と迷走する時期が続いていました。

そんな時、TOUCAのミーティングがあったので、そのモヤモヤを打ち明けると...

「確かに3ヶ月というスパンで見たら、同じかもしれない。でも、TOUCAは3拠点の宿泊施設を1年をかけて巡るプログラムだから。」

「今、2拠点目に来てるけど、前にいた愛媛の頃の経験や学びが活かせてるな〜って瞬間、絶対あると思うし、1期生4人が各拠点を渡り歩くことで、そこには確かに繋がりが生まれる。」

「だから、目先の結果だけを求めるんじゃなく、そういう長い目で見たらいいんじゃないかな?」

というようなお言葉を、私がTOUCAに参加するきっかけとなったあのテレビ番組で、画面の向こう側にいた方から聞くことが出来ました。

その後、もう一人、今のホテルの在り方に対して熱き想いを持つあるスタッフと話しました。

「TOUCA1期生だけじゃなくて、現場にいるスタッフ同士で交流や情報交換が出来る仕組みを作りたい。それを1番最初に叶えられる場所がTOUCAだと思う。」

「でも、ほとんど初対面の人たちといきなりそんな話を出来るわけもないし、それはきっと持続可能な関係性にはならないから。」

「やっぱりその間を繋ぐ橋渡しとなる人が必要かな。」

私たちは、この自由度がかなり高いプログラムの1期生であり、それももう半年を迎えようとしています。

そんな模範解答のない時間の中で、私は、何か目に見える結果を残さなくては、と勝手に思い込んでいたのかもしれません。

でも、本当に大切なこと地域やホテルが抱える課題の解決策などは、そう簡単に見つかるものではなく、3ヶ月という限られた期間の中で、どうこうできるわけもありません。

だから今はまだ、根っこを強くする大事な時間であり、何かを成し遂げる必要はないのかもしれない、そう思うのです。

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