【総合商社】各商社の感応度をチェック。感じやすいところを確認する。あはん。

決算分析は多くの方が纏め済みですので、僕は以前から興味があった、各商社の感応度を纏めて見ました。

感応度とは:変動に対する企業の利益がどのくらい影響するかを示す額。

人間でいえば、乳首を右にひねったり。左にまわしたり、はたまた、ひっぱってみたり。。。耳を舐めたり、小さな声で囁いたり、甘噛みしたり。。。もしくは、お尻をスパンキングしたり、しなかったり。。。。

そんなことすると、どれだけ感じちゃうかと言う指標です。

というわけで、纏めて見ました。以下の通りです。

為替、各資源で、左側が設定価格で、右側が感応度です。例えば原油なら、設定価格から1$上昇した場合、三菱は損益が+25億円、伊藤忠は+1.4億円となります。つまり見通し作成にあたり、各商社のコンサバ度、価格変動でどれ程インパクトを受けるかがわかります。

原油:ブレントやドバイなど種類があり価格は一概に比較できませんが、三菱・三井の感応度を見てください。資源価格に決算がどれほど翻弄されるのかが見て取れます。一方で伊藤忠・住商はここまで低いのですね。

銅:例えば三菱は、US$100/MTの上昇/下落につき、13億円の増益/減益インパクトがあるということ。伊藤忠などが公表していないのは、影響は軽微だからだと思います。

ドル金利:伊藤忠のドル借入金利設定が高いですね。実績は0.6%で借りられている様ですが、財閥系商社に比べて借入コストが高いのでしょう。

その他:丸紅は原油(WTI)を20$と非常にコンサバに見ています。つまり、足下WTIは40$以上で推移していますから、このまま推移すると感応度6をかけて+120億円の増益インパクトがあります。一方で為替は甘くいので、円高が続くと減益インパクトに繋がります。

資源や為替のボラディリティが高い一年となる様な気がします。その際、商社の業績にどの様なインパクトがあるのか、この表を参照していただけると幸いです。(深夜に集計したので、間違っていたら指摘してください汗)

最後に。資源投資が少なく、感応度を発表していない豊田通商の一番大切な感応度数値、何だと思いますか??

それは、トヨタの生産台数です。

この様に決算に付随して表示されています。面白い。


そして私の感応度高い部位は、乳首です。

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