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初心者マークの彼女


2024.04.03


高校の友人とコメダ珈琲に行った。


席に通してくれた店員さんから

すごく「良い人」オーラが漂っていて。

「コメダの人って絶対良い人ばっかりよね」

と序盤から小声で称賛していた2人。



ケーキセットを頼んで待っていると

緊張感漂う雰囲気を纏って

2人の店員さんがやってきた。

よく見ると、手前の店員さんは初心者マーク🔰

なるほど、運ぶの練習中なんだなあ

先輩の指導中なんだね。

がんばれぇ〜、、!

と心の中で応援。

シロノワールをゆっくり机へ置く。

ドキドキ、、、!


隣にいた先輩らしき女の子が

「ご注文は以上でお揃いでしょうか(って言うんだよ)」

って小声で彼女に伝えると

緊張気味に

「ご注文は、以上でお揃いでしょうか」

と素直に復唱。

私たちは、精一杯の「はい!」

「ありがとうございます!」と笑顔。

できるだけ

良い客の態度100パーセントでお返しした。


店員さんが帰っていくと


友達と目配せして

「可愛かったね」

「がんばってたね」

先輩と後輩2人ともが素敵だったとか、

ああいう先輩がいるのがコメダだとか、

はやく独り立ちできたらいいね、とか、

これからも応援したいだとか

頑張ってくださいって伝えるのは変だったから
精一杯の笑顔でお礼伝えたよね

などと感動しているうちに

うるうると涙があふれた私(笑)


感受性。。(笑)


それよりも


今回、初心者マークの店員さんがいて

一生懸命がんばっている姿が

目に入って、目に留めて、

心の中で応援していた感性が

友達と同じだったことが、嬉しかった。

たぶん、感性が似てない人は

「ケーキ運んできてくれた店員さん」

としか見ていないと思う。

たぶん、彼女の健気にがんばる姿に
気づかないと思う。

2人で共感できるって

当たり前のようで、当たり前じゃないんだよなあ

と、また一つ嬉しくなった。


新しい季節、新しい場所で
頑張る人たちがたくさん。

みんなが、そわそわしている。

頑張ろうとしている。

初心者マークの彼女は、

とってもキラキラしていた。


✏︎oyug.

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