平日を歩く

2024.04.10

平日の、しんとした昼間が好きだ。

今日は晴れ間が見えたので、外へ出た。

ほとんどの人たちが働いている昼間に

のんびり何も考えず歩くのが好きなのだ。

ちょっとした優越感を感じられるから。

そして

最近ちょっとした臨時収入があったので

歩いて銀行にいくついでに

お店に寄ることにした。

この際だから

コスメやポーチも新調したい

それから

家計簿も良いのがあったら買おう、

イラストも描きたいところまであるから
スタバに寄って作業しよう

と頭の中で作戦を立てる。

じゃあ、iPadがいるよなあ。

「春の〜うららの〜隅田川〜」

と鼻歌うたいながらバッグに色々つめて

出かけた。

（iPadは地味に重いのだ）

店の中をはりきってみて回ったが

どうも、良いものがないし

よくよく考えたら、コスメはこの前買ったし

ポーチもたくさん持っている。

家計簿もこれといったものが見つからず

スタバは行列で、

肝心のiPadの充電がほとんどないではないか。

全滅だった。

で、自分のやる気ボルテージも下がったので

もうなんか、

いいや、

わかった、帰ろうと

潔く帰ることにした。

スタバは人が多くて作業したところで

うるさくてできなかっただろうし

家で帰って集中して作業した方が、

結局良いという統計が私調べで出ているのだ。

ちなみに帰りにスタバじゃなくて、

空いていたタリーズのカフェラテを
テイクアウトして

新しいものは他に何も買わず、

歩いて帰った。

良い天気だな〜と、

空を見て何回も思った。

桜はまだ少し咲いていたし、
こころなしかのんびり時が過ぎてる気がした。

新しいものをたくさん手に入れなくても

この道を

カフェラテ一杯手に持って歩くだけで

わたしはご機嫌になれてしまう。

あれをしようこれをしようと考えて

結局思い通りにならなくても、

その時の選択で

その時なりの幸せを

私はたくさん感じられるんだよなあ、

と思った。

✏︎oyug.