のぞみはなぜ福山に止まるのか

今回は交通について話したい。都市圏交通は1分1秒を争う人たちのため、始発から終電まで休むことなく電車が来る。新宿駅を使ったことがある人はわかるかもしれないが、人がいないと言う時間がなく、路線数も多い。しかし地方交通を見ると、1999年の西瀬戸自動車道しまなみ海道の開通を境に、大きな開通や利便性の向上は見られない。それどころか鉄道の廃線は止まらない現実となってきた。特にJR北海道の凋落は酷いものになっている。一方JR九州は水戸岡デザインや特徴ある観光列車で赤字を乗り越えてきた。JR四国も営業係数(100円を稼ぐために必要な費用)で黒字の区間は児島〜宇多津間のみであり、それ以外は全て赤字路線である。こんなものでは新幹線など通せない。JR西日本がお情けで福山にのぞみを止めてくれているのだ、それを感謝するべきであり、四国に新幹線をと言う人たちは現実問題を受け止める必要があると考える。

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