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42Tokyoに入学してみて

「42Tokyoって学費もかからないし、24時間365日開校してて、ピアラーニングとかいう新しい方法でプログラミングを学べていいよね!?」という声が多いので、Piscineに合格して42Tokyo本科に入学して少し学んでみた感想を述べようと思います。
※ Piscineについての記事は以下を参考にしてもらえればと思います。

オンラインでのピアラーニングや人間関係

コロナウイルスの影響で原則オンラインにて開校し始めた42Tokyoですが、オフラインにてピアラーニングをしていたPiscineの頃とは大きく価値が変わりました。また、人間関係の築き方も変化したように思います。
以下の記事の通り、Discordにて生徒同士がコミュニケーションをとります。

記事にある通り、個人がtimesチャンネルをDiscord上に作成したり、ゲーム大会が開催されたりしていました。
※ GitHubはコードレビューでは使われてないです。(事実と違う)
ピアラーニングは誰かに聞いたり誰かに教えながら学習を進めていきます。しかし、オンラインかつ顔が見えないため自然とPiscineにて仲良くなった人同士で教え合い進めていくようになりました。
まずここで私はピアラーニングとは??と疑問に思いました。
また、Piscineは1月・2月に行われており、私は2月のPiscineを受験したので1月でPiscineに合格した人の顔も名前も知りません。(3月のPiscineはコロナウイルスの影響で延期となりました)
以上の条件で学習を進めていくうちにPiscine時のピアラーニングとは価値が大きく異なるなと感じました。

また、42Tokyoでのコードレビューは原則ランダムに誰かとマッチングします。1月生の人ともマッチングするので、新しく人間関係を築く必要があります。ただ、顔は見えず画面共有のみでレビューをしたりされたりしなければなりません。
ここでオンライン特有のややこしい事件が起こりました。私はレビューされる側で、1月生の方がレビューする方でした。レビュー中は穏やかな状態で終わったように思いました。
しかし、レビューが終わった直後に相手の1月生のtimesチャンネルにレビューの愚痴が書き込まれていました。そして、私達のレビューを見ていた別の1月生の方からも「見ていて疲れました」という旨の書き込みがありました。
「直接言ってくれれば良かったのに?どういうこと?」と私は思い、私も自分のtimesチャンネルで反論をしてしまいました。
私はこの事件以降、1月生の人およびレビューが怖くなりました。
しかし、オフラインだったらどうだったのでしょう。相手の表情がわかる分、私も何か配慮できたかもしれません。こういうことは起こらなかったかもしれません。

これらの経験によって私はオンラインだと42Tokyoないしは42のメリットがなくなったなと感じました。

実務と42Tokyoの関係

私はWebエンジニアとして働いているのですが、以下の記事を読み違和感を感じました。

Piscineや42Tokyo本科を経験し、エンジニアとして社会に出て自走できる人にはなれないと思いました。なぜなら、上司部下の関係ではないので仲の良い人同士でいくらでも助け合えます。そして何よりとりあえず動くクソコードを書いても責任はつきまといません。そしてクソコードかどうか判断するだけ開発経験のある人もいません。
質問の仕方も雑で良しとされています。
私は以下の記事のようにpublicな場で質問してくださいと上司に習いました。
https://qiita.com/seki_uk/items/4001423b3cd3db0dada7
しかし、42Tokyoでは仲の良い人にDMで質問したりするので、「ここどうした?」「ここわからん」等という雑な質問が来ます。
このような状態でカリキュラムを進めたとしてもとてもエンジニアとして社会に出て自走できる人には到底なれないと思います。

そして、先ほどの記事で

どうやってレビューする側とされる側を決めているんですか?
仲のいい相手と組めればハックできそう。

という記述があるのですが、仲の良い相手と時間帯を合わせて組むことは可能です。

これらを踏まえて、私は42Tokyoに過度な期待をせずに東京にいるのであれば実務経験を積むという意味でエンジニアとしてアルバイト等をしてみることが大事かなと思います。(Wantedly等でよく募集してるかと思います)

42Tokyoに向いてる人は?

私個人の意見として以下に該当する人は向いているのかなと思います。

・無職または42Tokyoにフルコミットできる人(入学後もブラックホールという制度があるので)
・教養としてプログラミングを無料体験したい人
・暇で人と関わりたい人 ←Piscineのときの私でした
・就活生(こういうスクールに参加していたというのは総合職とかでも強みになりそう&スポンサー企業からはある程度ウケがよさそう)

「42Tokyoは特別で最高」という過度な期待はせず、
まだよく知られていない巷によくあるプログラミングスクールとあまり変わらないんだという認識を持っていてほしいです。

これからも色んなプログラミングスクールが出てくると思いますが、どんな記事がリリースされたとしてもエンジニアを目指している就活生の方はアルバイト等で実務を積んだ方が近道です。

私もまだまだ駆け出しエンジニアだと思っているので、この記事を読んでくださった方々も一緒に頑張りましょう!!

ここまで駄文を読んでいただき、ありがとうございました。

ありがたく生活費として使わせていただきます!