巻き込み力
たまご of デザイナーのおやゆびしゅうじです。武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースに絶賛通い中です。授業の一つ、クリエイティブリーダシップ特論・第13回(10月4日)で、博報堂の新規事業開発組織であるミライの事業室 室長の吉澤到さんにお話を伺いしました。
クリエイティブリーダーシップ特論とは?
クリエイティブとビジネスを活用して実際に活躍されているいろいろな分野のゲスト講師を囲んで、参加者全員で議論を行う、という授業です。クリエイティブリーダーというだけあって、かなり寄った方(失礼(^ ^))が多く、毎回、すごい刺激を受けるんです。
吉澤到さんにお話いただいたこと
吉澤到さんが運営しているミライの事業室はこんなところです。
授業では吉澤さんの仕事の変遷や42歳からの海外留学、それからミライの事業室の話題、そしてこれからリーダーシップについてお話いただきました。
印象に残ったこと3点
1. 経営に必要な3つの力
吉澤さんの経験やロンドンビジネススクール留学の学びから、経営には、算数(エンジニアリングとか)と心理学が大事だが、それを束ねる一番大事なものは哲学とおっしゃっていました。CL特論でお話いただく方に哲学好きが多いのですが、みなさまそこに行き着くんだな。
2. 渋谷good pass
ミライの事業室の取り組み事例をいろいろ紹介いただいたのですが、その中でも渋谷の街づくりに参加できるアプリgood passは面白かったです。ローカルなお店を利用したりだけでなく、応援したり提案したりもできるんです。バルセロナの市民参加型行政の仕組み、dicidimのもうちょっとゆるい版かな?
3. 巻き込む力
質疑応答で面白い話がありました。どうやって人を巻き込んで共創してゆくのか、という話題です。共感が大事で、企業に一人はいるものなのでそういうキーパーソンを探すことが大切だそうです。で、はじめから「もうかるんですか」とか言う人とはいつまでたって進まないからやらない。また、こういうアセットあるから使ってください、っていう人ともやってもうまいかないっておっしゃっていました。そういう感覚は持っていましたが、はっきり言語化されたのですっきりしました。
それではまた来週! ババン・バ・バンバンバン♪