ヨガと大阪のおばちゃん


体調のために、最近ヨガをはじめた。毎回行けるわけではないけれど、ちょっと元気のある時は通っている。真昼間にいくので、スタジオに入ると、周りはおばちゃん、おばちゃん、おばちゃん、9割おばちゃん。1割おじちゃん。
大阪のおばちゃんって本当に絵に描いたように、大阪のおばちゃんやなぁ、と思う。
元気。笑い声でかい。めっちゃ喋る。自分より若者を「姉ちゃん!」と呼ぶ(男性の場合は「兄ちゃん」)。親切したら、お菓子をくれる(大学生の時、駅で携帯のアドレス帳の使い方を教えてあげたら、「姉ちゃん、これ!」と電車が閉まるギリギリに大量のぬれ煎餅をくれたおばちゃんがいる)。

近くにいた、ジム友だちと話してるおばちゃんは(めちゃくちゃ声でかい)「あそこってお年寄りの人多いやろ? ……ほんで、この人達よりは私、若いわぁ、って思って(笑)。アーハッハッハッ!」みたいな感じ。すごいパワー。パワーの塊。みんなピチピチでカラフルなヨガウェアを着ていてかわいい。私もいつかピチピチウェアで現れたい。
なんと今日はヨガの先生にポーズを褒められた。大人になって褒められることなんてないので、素直に嬉しい。この足と腕がものすごいポーズを、他の誰かに披露することは一生ないだろうけど……。
でもどうやらポーズをした後に私の服が間抜けにべろ〜んとめくれてたみたいで、引っ張ってポンポンと直してくれた。優しくてかわいい先生……ありがとう。

ヨガの後、休憩のためにゴンチャでタピオカを頼んだら、店員さんに「学割は大丈夫ですか?」と聞かれる。前も聞かれた。それは別に「私ったら、まだ学生に見えるんだ…♡? キャッ♡」ということではなく(私は圧倒的に実年齢より上に見られてる事が多い)この昼間にゴンチャを飲んでる私服の大きな人(しかも化粧気ゼロ)は、学生しかいないのだろう。大人もいます!

私の前に並んでたアジア系の外国人が、すごい勢いで店員さんに何かを訴えていた。「ごめんなさい、私たちはできません」と困った顔で英語で対応する店員さんに対して「Why not?」と何度も繰り返し「Is it japanese?(これが"日本"か?みたいなニュアンス)」とめちゃくちゃ詰めまくっていた。抹茶のゴンチャを片手に……そんなにゴンチャにして欲しいことってなんなんだろうって逆に聞きたかった。

飲んだら美味しくて、怒り?もおさまるよ、きっと。

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