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あくステに行ったら許し許された、私のお気持ち表明note①

※あくステ及びあくねこメインストーリーのネタバレが含まれます
※メインストーリー(特定の執事の言動)に対する不満、愚痴が多量に含まれます
※舞台(演者さん)の感想というより、あくまで推しに対するお気持ち表明です

「あくねこ」こと「悪魔執事と黒い猫」に狂わされて3ヶ月が経ち、このジャンルに関することならなんでも浴びたいし摂取したいと思っている私、当然あくステにも関心を示す。
 所謂2.5次元舞台・ミュージカルに参加したのは7年前に1度だけ。行きたいなぁ、でも今月も(主にあくねこ関連で)散財したしなぁ……。たまには我慢も必要だよね、と最初は見送る予定でしたが、キービジュアルが公開されちゃうとね、やっぱり観たくなっちゃうじゃないですか。3次元に存在する推しを。
 まぁ10kの散財くらい誤差の範囲だよね、となんの迷いもなくチケットを確保し、あとは当日を待つのみ……だったんですが、Twitterを見ていれば当然舞台が始まる前から様々な情報が入ってきますよね。あくステ垢はフォローしていなかったので、公式垢かグッズ垢のRTで流れてきたお稽古中のレポを何気なく読む。そこで、2度見どころかスクショを撮って赤線を引く1文が書かれていた。

 ……え? 推しが自分の背中を鞭で打つシーンを見せられるんですか? 舞台で??

 心臓がバクバクして、スマホを持つ手が震えた。そんなもんを生で見せられたら、たとえそこに居るのが2次元の推しでなくても、間違いなく泣き崩れてしまう。耐えられない(と言いつつ、期待と高揚感も覚えているのが私という女だ)
 この事実を知ってしまったのが観劇の10日前、私はそこからの時間を「心の準備期間」と捉えるか「死へのカウントダウン」と捉えるか本当に悩んだ。観劇を終えた今でも答えは出ていない。

 そこから更に数日が経ち、職場のオタク仲間(半ば強引にあくねこというかアモンちゃんの話に付き合わせている)に「そういえば今度の舞台ってさぁ、原作基準のストーリーなの? それとも舞台オリジナル?」と尋ねられた。実はこのとき、私は何故かまだどっちなのかわかっていなかった。
 鞭を打つシーンがあることはわかっているけれど、それがどういう経緯で至るのかはわからない。でもこの言葉をキッカケに、私の中でバラバラだったパズルのピースが嵌り出す。
 舞台のタイトルは『薔薇薫る舞踏会編』……推しが自分の背中を鞭で打つシーンがある…………もしかして、原作のあのストーリー?
 仕事の途中、私は急に頭を抱えて唸り始めた。「余計なこと聞いてごめん!」と謝るオタク仲間、違う、違うんだ。何が違うかわからないけど、貴女が謝る必要はないんだ。これは私と、例のあのストーリーの問題なんだ。
 例のストーリー……主の皆様ならご存じの、推しと街へ買い出しに行ってから推しの自傷行為を目撃してしまうまでのストーリー、私はあの話の流れが、推しの扱いが、本当に本当に許せなかった。それこそTwitterの鍵垢で思い出したように同じ呪詛を垂れ流し続けるくらい、本当に許せなかった。
 何がどう許せないのかはこれから語るとして、よりにもよってな原作基準の舞台を観に行くのか……。観劇途中でブチギレてつまみ出されたらどうしよう……と不安は募る一方で、いよいよ当日を迎えた。
 当日、何年ぶりの何ぶりかは忘れたけど、恐ろしく久しぶりに緊張でお腹を壊した。乗り換えがあったので途中下車は免れたけど(最低な報告)、席に着いても心臓が痛てぇのなんの。ハウレスくんとフェネス(翌日の担当はアモンちゃんとボスキで、月曜と火曜どっちに行こうか悩んでたからちょっとしょぼん)による瞑想タイムが始まるまで、パジャマパーティーズとして初舞台に立つちいかわと同じ顔をして真っ直ぐ前を見据えていたと思う。本番に弱いって事……(ハチワレ)

 このnoteでは推しのことだけ書くと決めたので、推しが登場するまで色々と省く。3次元に存在する推し、最高に『『『推し』』』じゃん……。どうしても行きたいな、と思った理由の1つに「大好きな背中のリボンを堪能したい」というものがありました。

ありがとう……ありがとうあくねこ展……

 ゲームの立ち絵ではまず見れないからね、後ろ姿。これがもう可愛いのなんの……。
 特にピンク(桜)ver.のデフォ服だとこんなの実質プリキュアじゃ〜ん! とか思ってました。このリボンの意味はなんなんだろう。もしかしたら意味なんてないのかもしれないけど、前までは彼の持ち合わせている可愛らしさを表現しているとか、単に衣装を作ったフルーレの趣味とか……そんなふうに考えてました。
 だけど舞台で彼の後ろ姿を、孤独を背負った彼の背中を何度も見るうちに、もしかしてこの大きなリボンは背中を隠したい気持ちの表れなのでは……? とお得意の深読みないし妄想が頭を占めまして、一人で勝手に苦しくなってました。もうずっと苦しみに喘いで酸欠。
 13人全員での歌唱。推しのパートがくるまで破裂しそうな鼓動をどうにか押し込めていましたが、歌唱パートじゃないのに『〝鞭打つ体を〟どうか預けて』の歌詞でスポットが当たる……だと?
 瀕死。既に死にかけだってのに推しの歌い出しが『裏切りの背中』……やめて、もうやめて。辛いのは事実だけど、こんな丁寧に伏線張ってくれるの!? えっ!? こんな丁重に推しを扱ってくれるんですか!!? どうにか人のカタチを保ったゾンビ、この時点で期待値が爆上がりする。

 ここで最初に抱いた3次元アモンちゃんの印象を語ります。正直最初は「解釈が違うなぁ……」と思ってました。すごいシャンパンコールが似合いそうだな、と。
 私はTLでフォロワーに「実は◯◯が地雷で〜、あっ! でもフォロワーさんは気にせず呟いてもらって大丈夫ですよ!^^」と呟かれようものなら、着実にフェードアウトの準備を進めてしまうんですが(そいつに私の萌えを見て地雷と感じてほしくないし、そうは言っても気を遣って自由を奪われるのが嫌だから)、このお気持ちnoteに関しては包み隠さずに言います。私は推しを「ホスト」と呼ぶやつと、ついでに伏せ字で「🥀」を使うやつが大変地雷なんですが(後者に関しては推しの人なら理解できる)、どちらかと言うとホスト的なチャラさがある……!
 人の意見に流されやすいんでね、私もアモンちゃんのこと「チャラい」とか言っちゃったことあるんですけど、チャラいんじゃなくてただ単に現代っ子なだけだと思ってるんですよね。時代背景がまったく現代じゃないのは置いといて。でも舞台のアモンちゃんはこういうキャラなんだ! と思えばまったく違和感はなかった。だがしかしこれなら泣かずに済むんじゃないか……とか完全に油断していた。大馬鹿者が。

 推しに対して手厚すぎるねその2。舞踏会の買い出しの目的がそもそも花を買いに行くことになっている。もちろん私たち主のことを買い出しに誘ってしまいましたが、自分のワガママで待ち合わせ場所を離れ、気になった花屋を見ている途中で襲撃に遭うのとでは罪の重さがまるで違う。自分が居たにも拘らず、主のことを危険に晒してしまった、守れなかった……。彼が背負う罪悪感は、それだけで十分なんだよ。
 メインスト、初見では えっ!? 推しが暴行されるシーンをフルボイスで魅せてくれるんですか!? と表情筋をユルッユルにさせていた私、すぐに萎える。理由としてはいくらなんでも弱すぎだろ……と。
 以前は「いくら襲われたからと言え、悪魔の力を持った彼らは一般市民に手を出してはいけないのか……?」とか考えて納得させてたんですが、それを言っちゃうと助けにきたバスティンがワンパンしちゃうしな〜〜。もしかして自傷シーン目撃に繋げるため、雑に処理されてる……? などなど不信感を募らせる日々。
 だけど最近になってやっとわかりました。この時点でのアモンちゃん、恐らくマジで弱いんですよね。今更すぎる考察がこちら。

 こっちは主に武器に関する考察だったんですが、理由はこんな感じかなと。とはいえ悪魔執事になってから◯百年経ってるやろ……とかツッコミ出したらキリがないのでやめておく。
 それを踏まえて最も憤りを感じている今年のアモンちゃんBDカドスト。主の存在が彼を強くした、ってことを伝えたかったんだろうけど、いきなり俺TUEEEEEEEさせすぎだろ〜〜〜がよ。あんまりネタバレすると怒られるけど、屈強な男たちが揃いも揃ってアモンちゃんに睨まれて怯むの笑ってしまった。そんなものは仔猫の威嚇だろうがよ(私も私で無礼な自覚はあります)
 話が脱線しましたが、初期SSRを除いて初めて読んだカドストがこれだったので、完全にトラウマと化しました。もう推しのカード集める必要ないや……になった時期もありましたが、あさがおイベのカドストは正直泣いた。過去の話ならいくらでも聞かせてくれ。
 最高に意味がわからないことを言うんですが、乙女ゲーで例えるとアモンちゃんみたいなタイプのコは寧ろ苦手なので(主導権を握られるのも調子に乗って痛い目見ないのも苦手。私がお前を可愛がるんだよ)恋愛要素が絡んでなさそうなカードは集めていこうかな……と。今は1stが欲しい(ずっとこれ狙いでガチャ回してたんですが、夏のイベントで背中の傷に関して打ち明けてくれるようなのでこっちに変更した。昨日1発で出したよ! 1stでドブり続けてたからね!)

 以上、一番肝心なシーンは次回に続く。今まで「次回に続く」って言って続いた試しがないけど、続くったら続く。明日から書き始めます。


 オマケ:せっかくなら楽しい話して終わりたいじゃん!? 2階組紹介シーンの話なんですが、1階組の紹介が終わり「お、次は2階か……」ぐらいの心持ちでいた私、意表を突かれる。
 わりと真ん中の通路に近い席に座ってたんですが、唐突に響く可愛らしい喚き声。通路に当たるスポットライト。誰かが走り抜けて行く……誰かが……誰……背中に……リボン……?

!?

 あああああアモンちゃん……? アモンちゃんでしたよね……?
 人間、マジで驚くと喉が「ヒュッ」と詰まって機能という機能がすべて停止する。暫しステージのほうを観られず、リボンを認識した辺りを見つめてフリーズ。わからん。もういつまでこうしていたかわからん。はっきり覚えていることは「中間か〜んり♪」でハッ、と覚醒したこと。なぜ?

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