見出し画像

はじめて、お客様サービスに電話して、ご意見を言った日。


昨日ちょっと理不尽なことがあって、
自分の中の私が大暴れした。

私は毎朝、二つの鉄道会社を乗り換えして
会社に通勤している。

iPhoneの調子が悪く、IC(定期券)が
うまく作動せず、どうしたらいいか一つ目の鉄道会社の駅員さんに聞いたら、駅員さんが動作を確認して、乗車証明書を渡してくれて、
『改札出る時も同じように駅員に話してくださいね』と言って、改札の中へ通してくれた。

改札出る時も、駅員さんが同じように動作を確認して「iPhoneの ICの磁気が弱ってるのかもね」と言って、改札の外に通してくれた。

ありがたいなあ、と思って、
次の鉄道会社の改札に入る時に駅員さんに事情を同じように伝えると『はいどうぞ』と
通された。

優しいなあ、思って、
会社の最寄りの駅の改札を抜けるのに、
駅員さんに話すと、
『それは許可していない。そういうの許すとスクショでもOKってなるので無理です。
乗ってきた駅からの電車賃今現金で払ってください』と強く言われた。
強く言われたように感じたんだ。

私は、「〇〇駅の駅員さんは通してくれたんですけど。」と言うと、
『それはこっちから〇〇駅に言っておくんで、すんません』と。

なんだそのわたしが悪いかのような態度は。

仕事の出勤時間もあって、
その場で色々言いたいことはあったけど、
言っていたら間に合わないと思って、
とりあえずお金を支払ってその場を去った。

どう考えても、対応の一貫性のなさはそちらのミスだろう、と思い、お客様サービスに電話した。朝9時半の出来事。

お客様サービスの女性の方は、
『上の方に確認しますので、分かり次第お電話致します。いつの時間が都合がいいですか』と
言われたので、会社に許可を得て、
いつでも大丈夫と伝える。

半日待っても連絡が来ないため、
夕方に再度電話をする。
この時には、今朝の対応に対するご意見と、
連絡すると言ったのに連絡が来ないこと(せめていつ来るのかを何も言ってこないこと)に関するご意見だ。

お客様サービスの女性の方は、
『大変申し訳ございません。後日、必ず、ご連絡いたしますのでもうしばらくお待ちください』と話す。
許せない、後日なのは聞いていない。
今日かかってくるものだと思って待っていた。
怒りの炎に油が注がれた感じ。

「いつかけてきてくれるのか確認しなかったのは私のミスなのかもしれないが、そちらの聞き方は今日中に連絡が来る話だった。今、どこまで確認ができてるのか、できてるところまで教えて欲しい」と言うと、
折り返しすぐに電話をかけると言われた。

1時間経った後、
少しお偉いさんと思われる方から
私に電話が入る。

今日の対応についての謝罪、連絡が遅れたことへの謝罪、そしてモバイルSuicaがうまく機能しなかった時は電車賃がこっち持ちになることについてそれがマニュアルになっていること、細かく伝えられて、丁寧な謝罪とこちらが不快な気持ちになったことへの配慮があった。

そこでやっと燃えたぎっていた炎が少しずつ小さくなって鎮火していった。

ここまで事を大きくしたかったわけでは正直ない。クレーマーみたいな事をしている自分に少し嫌気がさした。

それでも、相手に非があったにもかかわらず、『わたしが悪い』という立場に立った事、
これについて、おかしい、と言わないと、自分のことを大切にしていない気がした。

電車賃なんて所詮数百円だから、
そのためにここまでする必要があったのか、
と思ったりもしたけど。

自分を守る、自分を大切にした、
と思うことにした。
これからさき、理不尽なことが起きたり、
不利な事に巻き込まれたりするかもしれないけど、『それはおかしい』と声を大にして言わないと自分というものが傷ついてしまう。

ひとに何か強くものを言うことには
すごくエネルギーがいる。
相手の人格は傷つけないように、
上手に『おかしい』と言う方法について
改めて考えさせられた。

感情に振り回されずに、
論理的にものごとを伝えられる力を
身につけたいたと実感した出来事だったな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?