220128 風呂に入りたくない。

風呂に入りたくない。
昔からそうだったが、入りたくない。
実家に住んでいた頃も、親に何度も風呂に入るよう声をかけられ、
家族の全員が入った後にやっと重い腰を上げていた。

何が気に入らないんだろうか。

一人暮らしを始めて、声をかけられなくなり、入らないという選択肢も得た。
だから入らなくても誰にも咎められない。
1日風呂に入らない日を作ると、翌日にはだんだんと入りたくなってくる。
昨日なんかは風呂に入りたいと思いながら1日を過ごしてしまった。
朝家を出る、その時にすでに風呂に入りたかったのだ。

ラボにつき、実験をしながら『風呂に入りてぇ…』と思い、
ラボ近くの 銭湯たまゆら のことを思いながら『風呂に入りてぇ…』と思い、
友人と夕食を食べながら『風呂に入りてぇ…』と思い、
薬品を曝露した際の緊急シャワーを見ながら『風呂に入りてぇ…』と思っていた。

しかし、家に帰るとYouTubeを見てそのままベッドで寝てしまった。
今このnoteを書きながら、『風呂に入りてぇ…』と思っている。
しかし、入っていない。
このnoteで僕が言語化しているのは、心の表面の『風呂に入りてぇ…』なのだが、実際にはその奥に『風呂に入りたくねぇ…』が潜んでいる。
この二つの感情を、浮沈子に乗って僕は行き来している。

普段は、リビングと風呂の2箇所に浮沈子を行き来させながら、『風呂に入りてぇ…』と思っている。

しかし、昨日~今日は、家、ラボ、たまゆら という3箇所に心を行き来させながら、大きなトライアングルを描いていた。

僕の中の風呂に入りたいという感情が、一つ進化した気がする。
こういうのをパラダイムシフトと呼ぶんだろうな。

ガリレオが地動説を唱えたように、僕も『入りたい⇄たくない仮説』を声高に広めていこうと思う。


まぁ流石に今から入りますか…
風呂に入りたくないがために綴った駄文を見て頂き、ありがとうございました。

※浮沈子とは、容器を押したり、離したりすることで、浮いたり沈んだりする、圧力と浮力の関係を利用したおもちゃです。因みに、僕のmacでは『ふちんし』と打っても変換されませんが、『ふちんこ』と打つと変換されました。


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