K.t

映画や美術展に行ってああだこうだ考えることが好き。他には下道で地方を車で巡り歴史や名も…

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映画や美術展に行ってああだこうだ考えることが好き。他には下道で地方を車で巡り歴史や名もなき人の生活について思いを馳せることが好きです。長文を書い時ここに記録のために投稿しようと思っています。

最近の記事

七回忌に詠んだ短歌

【短歌の解説】  自作の短歌に対して説明を加えることには大きな抵抗がある。なぜなら短歌など芸術表現は観るもの聴くものにゆだねられ自由な解釈があってしかるべきという考え方があるからだ。しかし私はそのルールを敢えて自分で破りここにその解説文を書こうと思う。なぜなら、自分自身が詠んだ時の思いを忘れてしまうことを防ぎたいからだ。  私は京都で生まれ育った(京都といっても洛外である)。実家とおばあちゃんの家は隣り合っており実の両親以上におばあちゃんに育てられたと言う実感がある。おば

    • 【美術展鑑賞報告】村上隆 もののけ京都

      2024.05.02 村上隆 もののけ京都 2024年GW。京都へ帰省した際にこちらの美術展に訪れた。村上隆さんの個展は初めてだったので興味を持っていたためだ。華やかで派手な作品が多く純粋に楽しめる反面、これらの作品を自分の中でどの様に咀嚼して味わえば良いのかわからず困惑した。しかし、それから2ヶ月近く経って様々な村上隆さんの動画などを見る中で自分の中でこの美術展について上手く咀嚼できてきた。そうすると、一つ一つの作品に愛着が湧きまた行ってみたいなと思える様にまでなった。村

      • 【映画鑑賞報告】まひるのほし

        佐藤真監督作 ドキュメンタリー作品『まひるのほし』 この作品を知って、今観ることができて本当に良かった。そんなふうに思える作品は少ないけれど、佐藤真監督の作品にはそう思わせてくれるだけの魅力がある。観客に寄り添いつつもその感情を安易なところに誘導する様な作品はドキュメンタリー作品には(にも)多い。また或いは、観客への監督の主義主張の説明となってしまっている作品も非常に多いと感じる。けれども佐藤真監督の作品にはそんないやらしさは微塵もない。むしろ観客と一定の距離感を保って、次

      七回忌に詠んだ短歌