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福祉とスタートアップ

2024年、もう2月中旬。ダラダラ過ごすと一瞬で1年が終わる。

一日一日丁寧に生きないと、「1年あっという間だったな〜。何してたんやろな〜。」となる気がする。

まあそんな1年もいいと思うが、まだ若いのでもう少し鼻息荒く生きていこうと思う。

そんな今年の目標は「こだわり」

去年は仕事でいっぱいいっぱいだったので、自分の軸を持つこと、自分で仕事をつくること、自分のやりたいことをやるために、外に出る1年にする。

想いは同じ。役割の違いだけ。

ということで、先週かその前の週ぐらいに自治体×スタートアップみたいな飲み会に行ってきた。

スタートアップに関わる人と、自治体の職員として地域活性や若干スタートアップに関わっている人とざっくばらんに話した。

正直そこでの話はそんなに印象に残っていないが、1番よかったのは久しぶりに福祉の現場で働く人と話せたこと。

Learning for Allという児童福祉の領域の法人。
福祉事業に取り組んでいながら、ゴールドマンサックスから出資を受けているという面白い団体。
そこで活躍してる人と、2軒目にバーでゆっくり飲んでた。

ぼくが学生時代取り組んでいたことやなぜ今の会社に入ったのかを話したり、その方がなぜ福祉の領域にいるのかを聞いたりした。

そこで感じたのは、やっぱりスタートアップと福祉の両立は難しいということ。

前提、どちらも誰かの課題解決はしているので、誰かのためになることはしている。

ただ、スタートアップは利益を得る必要があり、福祉は非営利なものなので、課題解決の性質が全然違う。

スタートアップは上場に向けて、できるだけ早く事業成長することが求められる。
なので、課題をベースに立ち上がったとしても、誰だけ事業の拡張性があり、市場としても規模があるのかをみる。

一方で、福祉はベースが国からの税金や補助金から成り立つものがほとんど。
わかりやすいニーズに応えるものもあれば、困っていると言っていなくても救わなければいけない人がいて、手を差し伸べにいくケースも多い。

福祉からスタートアップへという企業もあるが、彼らは利益が得られる領域の課題解決のため、人の生活に深く入れていないこと、結局は利益主義になることにより、本質的な取り組みではないことも多い。
(福祉という言葉の定義が広すぎるので、うまく伝わっていない気がしますが、、、)

結論、これを利益追求と福祉というのは混ぜるな危険、ということだと改めて思った。

ある意味これは課題に対して、「その辺りはまかせた!ここは俺がやる!」というような役割の違いでしかないと思う。
でも、どうにも表面的な情報を切り取って、「あいつらはわかってない」というように切り捨てたり分けてしまうことは多い。

抽象的な話になってしまったが、領域とか役割は違えど、みんな誰かや社会のために頑張ってるから、一緒にやってこうぜという感じになったらいいなと思った。

目に見える情報だけで判断するのではなく、バックグラウンドや背景まで知ること。寄り添って聞きに行くこと。そんなことが改めて大切だと感じた。

責任を持つ。

久しぶりに福祉の現場で働く方と話して、たくさん整理ができた。

今の仕事に違和感を感じる場面もありつつも、環境のせいにしてはいけないと改めて感じた。

学生時代に福祉法人に新規事業を提案して、福祉の現場を知ってからだと職員の人たちに言われた こともある。
当時は「なんでわかってくれないんだ」と思っていた自分もいる。

そんな話を共有したときに「そりゃあそう言われるわ」と言われた。
「だったら自分でやれば?とぼくから言うかな」と言われ、たしかにそうだよなと思った。

新規事業を提案するぐらいなら、自分で起業すればよかった。でも、そのときのぼくはそこまでの覚悟もなければ力もなかった。それが現実。

今も目の前の課題に対して本気で解決しようとしている起業家と向き合っているが、「彼らと同じ覚悟で取り組めているか?」は問う必要がある。

まだまだまだまだ未熟。
また明日からも本気でやってきます。

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