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ただそばにいるだけで楽しい

「親の時間」ではこどもが
主導権をもって遊ぶ時間を
スペシャルタイムと呼びます。

こどもが何をして遊ぶか、
何を話すかを決め
おとなはそのことに、
自分の意見をはさんだり、
叱ったり、たしなめたりせずに
こどもに100%注目して
いっしょに遊んだり、
話をきいたりします。

先日私は、小学生の女の子と
オンラインでスペシャルタイムをとりました。

その子のお母さんは、
「親の時間」をやっていて
聞きあう方法を知っているので
その子も毎週お母さんに
自分の話を聞いてもらう時間を
とっているのだそうです。

でも、お母さん以外の人にも
話をきいてもらいたいと
思ったようで、お母さんから
「娘の話を聞いてもらえないか」
と私に声がかかりました。

私にとっては、こどもと一緒に
遊べる良い機会なので、
お母さんと女の子と私の3人で
スペシャルタイムをやろうと
提案してみたところ、
お母さんがいないところで
私だけに話を
聞いてもらいたいということで
その女の子と私の2人で
スペシャルタイムを
とることになったのです。

事前にお母さんから
スペシャルタイムについて
説明しておいてもらい、
当日私からも、何をしてもいいし、
どんな話をしても
怒ったりしないよと説明しました。

女の子は最初は少し緊張していた
様子だったけれど、
その日学校であったことを
私に話してくれました。

私はゆったりした気持ちで耳をかたむけ、
じっと彼女の顔をみつめて
「どうしたい?」
「何て言いたかったの?」
と問いかけてみると、
「私はこうしたい!」
とまっすぐ伝えてきてくれました。

『力強くてかっこいい!すごいなぁ』

そう感じると同時に、
私の体が喜びに溢れていることに
気づきました。

『私は子どもと一緒に過ごすことを心から
楽しめるおとなになっている!
あなたと一緒にいられて嬉しい。
あなたの話を聞くのが楽しい』

そんなふうに思える私も
我が子とスペシャルタイムをとるのは
今でもなかなか難しい。

でもこうあるべき!
といった親の責任とか
立派なおとなであろうとする
プレッシャーがないと
こんなにもリラックスして
子どもや若い人と
かかわれるんだなぁとしみじみ・・・
我が子ともそういう関係になれたら
本当に素敵だよね。

なれるよね、きっと。
こどもと遊ぶことに
緊張して苦しかった自分が
今はリラックスして
それを楽しめるようになっているんだもの。

あっこ

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