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自分から逃げる親は子どもを無気力にする


「勉強の仕方が分かりません」という子ども達の問題

20年の塾指導で最も多かったご相談が
「先生、勉強の仕方が分かりません」
これでした。

この言葉が家庭内には溢れていて
『塾へ通う』という選択は、そもそもが
ここから生じていると思います。

元塾経営者がこんな事を言ったら
おしまいですが(笑)
塾なんて、本来は必要ありません。

何でも自分で学べますから。
この令和の時代、調べ放題です(笑)
大学入学前の勉強レベルの問題は
なんでも答えを手に入れられます。
では、どうして塾へ行くのか?

理由は大きく2つあります。
①塾が何とかしてくれるいう期待
②責任を塾に負わせる

この2つとも間違っています。
めちゃくちゃ《他力本願》ですよね。
塾へ行くのが悪いのではありません。
私の塾でもすごく伸びた子たちが
沢山います。

伸びる子の特徴は、
塾に丸投げしていない、
これにつきます。

自分で学ぶ習慣も、方法も知っているんだけど
塾に少しだけアドバイスをもらいたい、という子ども。
あるいは、仲間といるのが楽しいから、
塾が「居場所」となっている場合です。

では、「勉強の仕方が分からない」という
子ども達の本当の問題点は何でしょうか?

自分の問題から逃げる親が原因

「勉強の仕方がわかりません」
「どうしたらいいかわかりません」
このありふれた言葉は、重大な問題を
抱えていることをみんな知りません。

子どもは、自分の目の前の問題から
簡単に逃げている、
逃げ癖をつけているのです。

この考え方のクセを付けたのは
「親」なんですよ。

「先生に聞きなさい」
「教えてもらいなさい」

親はこの言葉で、自分の役割を
簡単に放棄します。

先生は勉強を教える人だから
その人に聞けばいいのよ。
簡単じゃないの。
すぐに問題は解決するに違いないわ。

この安易な親の考えが
【自分で考えない】【問題から逃げる】
そんな子ども達を量産しています。

子どもの『あきらめ癖』は親の責任

このタイプの親たちは
『子どもと真正面から向き合わない』
という共通点を持っています。

親自身が、面倒くさいことに蓋をして
逃げている人生です。

「塾に入れたら成績が上がるでしょう」
「塾で教えてもらえばやる気が出るでしょう」

人生、そんな簡単にはいきませんよ。

6歳までに染みついた「あきらめ癖」は
一生ついてまわります。

子どもが6歳までは
『親がついてガイドしてあげる』
ことが大変有効です。

勉強がまだ本格的に始まる前に
親が一緒に「学ぶ姿勢」を体験させるのです。
成績や評価に左右されない6歳までなら
楽しく学べます。

もちろん、強制や押さえつけはダメですよ。
あくまでも、楽しく取り組む姿勢を共に
体験するのです。

そこから徐々に親は離れていくのです。
必要以上に手を出さず、見守る姿勢に
シフトしていけばよいのです。

中高生になる前に大切なこと

子どもが中高生になると
子どもの世界は「家庭」から「友人」
や「学校」へと広がっていきます。

それはとても正常な成長過程です。
お母さん、お母さんといつまでも
追いかけてくるようでは大問題です。

だからこそ、小学生の間に子どもが
身に付けるべき習慣は
「嫌なことから逃げない」
「アウェイに飛び込む勇気」
です。

そして、その習慣の土台は6歳までに
作られます。

6歳までに、親が子どもと一緒に
成長することを実践できたかどうか?

この体験が子どもの一生に影響を与えます。

「仕事が忙しい」
「介護で子どもにかまっていられない」

そんな言い訳は子育てに通用しませんよ!
子どもの一生に影響する重要な幼年期に
子どもの人生を壊すような自分勝手な
思いを押し付けないことです。

子育てに向いていないお母さん
忙しくて、子育てを頑張れないお母さん
その方たちを否定しません。

息抜きをして、自分へのご褒美を忘れずに
ストレスを発散しながら
大切なお子さんに真正面から向き合ってください。

時は残酷なほど、早く流れていきます。
【後悔先に立たず】

今を生きてください。
子どもが悪いのではありません。
親がそのように育てたのですよ。
そのことに親が気づいて、自分の人生を
見直してください。

今日も記事を読んでくださってありがとうございました。
また遊びに来てくださいね!
ごきげんよう♪

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