シン・エヴァンゲリオン感想文(第弐版)

さらに書きたいことがあったので追記しておいた。

感想であって考察らしいものも全て感想の亜種なので食い違いや齟齬があっても気にしないでください。


▼BGMについて

シン・エヴァのサントラなんか曲数が50曲超えてるみたいなんだけどどんだけマイナーチェンジ版ががあるんだろ。
鷺巣さんのBGMってパーカッションだけ抜いたり入れたり、速度変えたりメインの音だけだったりリズムだけ使ったりとかバージョン多いよね。
場面に合わせた音作りが鷺巣さんBGMって感じがする。
これに対比されるのが個人的には服部隆之さんなんじゃないかと思ってて、あの人メインテーマをアレンジしたりしつつ、少ない曲数でいろんな場面を表現するというか、ある意味では曲が場面の雰囲気を表すテーマになってて音楽だけで今どんな場面か分かる。
うまく言えない(そもそも音楽は楽譜も読めないザコなので)けど、そんなところが気になりました。どっちも好き。

▼結論
「ありがとうエヴァンゲリオン…」めっちゃよかった好き。

ご都合主義だと笑わば笑え。僕はシンジ君が成長(人格面で)して救われる話が見たかったんだ。シンジ君がなんか前世の記憶をたぐって復讐に燃えるとかまごころを君にみたいにほぼ人格崩壊して動けないとかじゃなく、破のラスト辺りで見せたあのシンジ君の行く末を見たかった。だからこれでよかった。批判の多いアスカの処遇についても、僕は受け入れられちゃったので……その点は最後に。

▼振り返り部分

冒頭のここまでのエヴァンゲリオンで使われてる主よ人の望みの喜びよが、クラシックでいちばん好きって言うかエヴァのサントラ買ったときに入っててそれからクラシック好きなので位なので使われててよかった好き。
僕の葬式で出棺するときはぜひこの曲を流して欲しいけど、多分葬式無しで火葬場直行コースだから期待はしてない。

▼パリ復旧作戦

アクションが凄い。4444Cの見た目が好き。

そういえば陽電子加速器が半解放型なのはVガンダムのザンネックのオマージュだったりする?ないかなー。まさかJA2のパーツが後半で使われるとは思わなかった。時田さんもガフの部屋の向こう側で泣いていることだろう。

▼シンジ君とぼとぼ歩いてるとこ

あそこで流れるBGM、アニメ版のときのA-6(曲名だとI.shinji?)に似ててシンジ君のテーマだった。シンジ君の心境を表すテーマだった気がする。

▼序盤第三村あたり

トウジとケンスケ生きてた…大人になってる…シンジ君以外皆大人になってる…ただ辛いのは、皆14年という間に大人になってて、トウジにしろケンスケにしろ第三中学校2年A組のトウジでもケンスケでもなく、第三村の医者のトウジと何でも屋のケンスケだった。
イインチョと結婚したんだなトウジおめでとうトウジ。

ぬこかわいいよぬこ。

人間性を取り戻していくアヤナミが悲しい。お話的にだって絶対そこに根付くキャラじゃないじゃんと思ってたらホントにそうだったよ。
マーク9の中身としてしか存在意味の無かったアヤナミシリーズが、第三村で生き生きと人格形成していくのはホントよかったんだけど、LCLになるのが予定調和だった気がするので、辛い。二度目見るときは村のシーン直視できない。

第三村に来てもケンスケに引き取られても、相変わらずなにも出来ないシンジ君。いやなにもしないんほうがいいと思っていたシンジ君。見てて辛かった。

そういえばケンスケ、アニメ版の頃も家出したシンジ君を自分のテントで過ごさせたりしてたな。

相変わらずアスカのシンジへの当たりはキツいよね。理由が理由だけにだけど、レーションぶちこんでるシーンはなかなか…

ペンペン。仲間というか子孫が増えててよかったね…ほんとよかった…勝手な想像だけど、子を産んで育て、食い物を生産して生き延びるっていうのが人間だよねみたいなメッセージだったのかと思うけど、一生を独身で終えるであろう僕には辛い現実だよね。多分トウジや第三村のおばちゃん達のような人間が本来あるべき人間ということを伝えたいような気がして。被害妄想?はいその通りです。エンタメなんだから深い事考えずにみよう。
この辺りはそういえばナディアのイコリーナさんの親父が同じようなこと言ってたね。

ケンスケもトウジもいい歳の取り方したよね。トウジも言ってたけどお天道様に顔向けできないようなこともして生き抜いてきたのに、魂が綺麗
ケンスケ、アスカと肉体関係なかったんだろうね。多分子供を見る親の目だった。

なにもしないほうがいいと言っていたシンジ君が、それでもアヤナミの度重なる接触と、食事を通じてメンタル回復していく描写は見てて辛かった。
自分の事なんか放っておいてくれというシンジに、アヤナミが「皆、碇君のことが好きなんだ」と告げるところが辛かった。
第三村のシーン、後々の事考えると辛いんだろうなと思って見てたんだけどアヤナミのこと以外は割と普通に助かってて拍子抜けしたというか、トウジが娘庇って死ぬくらいまでは覚悟してたし、ケンスケがアスカの顔思い浮かべながら死ぬくらいは考えてたけどそんなことなくて安心したというか悪く言えば拍子抜けした。

シンジ君と最期のお別れをするとき、後ずさるアヤナミが見てて辛かった。最期白いプラグスーツになるのつらい。

ケンスケがシンジに釣り竿差し出すとこが、カヲル君がピアノを弾いてみようと言ったときを思い出した。

ミサトと加持さんの子供のリョウジ君、ミサトさんと加持さんの見た目のいいとこ取りみたいな子だった。シンジのことを碇シンジとして認識してたかわかんないけど、写真の二人の姿にすこしうるっときた。


▼出撃前

旧ネルフスタッフと年長者以外である北上ミドリがミサト以下古株メンバーがシンジに対して比較的擁護する立場にあるのを批判したのは、ミドリの立ち位置を明らかにする意味でよかった
あそこで日向(だったっけ、青葉かな)がシンジだけの責任じゃない、と言うんだけど、やっぱ旧ネルフ発令所メンバーはシンジ君に対してどこかで戻ってきてよかった…という気持ちもあったんだろうか。その辺りが新参メンバーには透けて見えてしまっていたのかもしれない。幕間のことで勝手な想像だけど。少なくともQ冒頭ではそんな風に見えなかったし妄想なんだけど

上記に関連してシンジの幽閉部屋に爆薬が仕掛けられてたのはともかく、アスカとマリの部屋にも爆薬仕掛けられてて、しかも増えてたってのがヴィレ内部でのエヴァパイロットの立ち位置の不安定さというか、信頼されてなさが窺えるというか、多分ミサトさんは乗り気じゃないけど、他のヴィレメンバーが納得するにはああするしかなかったんだろうなあ。だって敵もエヴァ、味方もエヴァ。ホントに信じていいかわかんないもんね。ニアサードもサードもエヴァを使ってるんだろうし。

リツコ、ミサトさんの理解者でまじ尊いってなった。ホントは一緒に退艦してほしかったのかもしれないけど、それは口にしないリツコが好き。感情先行のミサトと理屈先行のリツコ。二人合わせて一つで割れ鍋に綴じ蓋というか、14年戦い抜けたのかもしれない。まあリツコ理論先行型といったけど、人並みの感情は持ち合わせてるし。

加持さんのすいかの種を含むノアの箱舟……ミサトさん、あそこでだけは艦長という職務から離れて、未亡人だったのかもしれない。感傷に浸る姿なんて誰にも見せられないだろうから。

出撃前、バンダナ腕に巻いてるミサト達。青葉はヒゲを剃り、日向とグータッチ。付き合い長いもんね君ら。

マリがアスカの髪切ってあげてるとこよかったよね。あのアスカが他人に体を預けてるんだよ(髪ごときで大げさというのは認めるが、そもそもヴィレ隊員はアスカに好き好んで近付かない気がするし、アスカも嫌がりそう)

ミサトさんのバンダナ、加持さんの遺品だったのね…飄々としてサードを止めに逝っちゃったことが判明した加持さんが悲しい。まさか子供作ってたとは。
そういえばターミナルドグマにVTOL機が落っこちてたけど、もしかしてあれって加持さん乗ってったヤツ?

アスカが出撃前にシンジに話に行くとこ。「昔は好きだった」ってのがぐさっときた。アスカは大人になってしまった。体は成長しなくても、人格としては14年ずっと生き続けたから。でもケンスケがアスカの理解者になって寄り添ってくれたのはちょっと嬉しい。アスカには寄り添ってくれる大人がいなかったから。式波アスカになったことでついに親もない、人工的に作られた存在というのが提示されてしまって辛い。せめて再生後の世界では幸せになってくれ。

マリが好きなので、あそこで胸が大きいいい女といってシンジ君に抱きついたマリが可愛くい見える。土のニオイ。

加持さんの集めた種子等はラグランジュ点にロケットで放出。ヴンダーの背中に生えてたエントリープラグみたいなやつ、そのためのだったのね。あそこにエヴァの上半身だけ入っててヴンダーの制御してるのかと思った


▼南極決戦

あの辺り(南極?)のBGM全体的にナディア最終話周辺のセルフオマージュっぽかったと思うんだけど僕だけ? パリでΝ-ノーチラスとレッドノアが撃ち合いしてるとこのBGMを想起させた。

※改めてパンフ読んで確認したんだけど、艦隊戦のとこのBGMは惑星大戦争のBGM引用だったのね。エンドロールに書いてあったのに今日まで気付かないうっかり。

ヴンダーの対艦戦シーンめっちゃいいよね!まさか護衛艦がミサイルにされるとは思ってなかったけどいい画だった。

宇宙開発ファンとしてはあれにN-1ロケット使ってきたのに燃えた。まさか完成していたなんて。

あとヴンダーの同型艦引き連れてきた冬月は正直ガーゴイルみがあった。あと冬月先生というか清川元夢さんの声だけ違和感があったけど、収録現場が違ったんだろうか。お歳ですもんね。お元気なようでよかった。

マリ、正直ネルフ本部でエヴァマーク4に絡みつかれてビルギットするんじゃないかと気が気じゃなかった。

エヴァインフィニティめっちゃキモいな。あちこちに転がってる巨大な頭蓋骨でも転用したんだろうか。


▼ゲンドウがヴンダーに来てからのあたり

ネブカドネザルの鍵を使ったゲンドウ君、お前も人間捨ててったんだな…ああいう人間辞めたパターンの画、僕はマンガ版とかの手にアダム埋まっててATフィールド使えるゲンドウ君が好きだったのでちょっと惜しい

ゲンドウがヴンダーに来て速攻で撃てるリツコ。あなたが教えてくれた事だから…旧劇のときは一緒に死んでくださいって自爆しようとして失敗したのを思うと、なんかめっちゃメタい気がするけどよかったね。

サクラの感情ほとばしるところがよかった。シンジがヴンダーに戻ってきたときの「勝手に出て行って勝手に戻ってきて」とか「怪我したらもうエヴァに乗らなくてええ!ちょっと痛いかもしれませんけど!」と言っちゃうのがほんと。好悪入り混ざる感情でぐっちゃぐちゃの、恩人であり親の敵でありというのがほんとよかった。サクラの複雑な立ち位置と、第三村の写真見て、それが壊されるかもしれないシンジのエヴァ搭乗という事態で滅茶苦茶になってしまったのだろうなあ。

でもサクラの拳銃で撃たれたミサトさんめっちゃ辛そうだったし、あれちょっと痛いで済むんだろうか。

サクラがミサトさん撃ち抜いたあと、シンジ君の行動の責任は全て自分にあると言い切ったミサトさんでもうダメだった。ダバダバだった。

わかっちゃいたんだけどミサトさんは全てを背負って立つために機械のように振る舞うしかなくて、そのためのサングラスだっただよね。ミサトさんにとってリョウジ君もシンジ君も守りたい息子だったのかもしれない。まあそれはリョウジ君産んだからこそのミサトさんかもしれない。
Qのときの態度、初見の時はほんと理解できなかったけど14年の間のことを考えたりして何度か見直すと、しょうが無いんだろうねと。DSSチョーカーを作動させられなかったミサトさんは、やっぱり14年前と同じ、シンジ君と一緒に暮らしてたときのミサトさんが残ってたんだ。
パンフにもあったけど、ミサトさんは母親になってやっぱり大人になったんだろうなあ。シンジ君送り出すときとかもうそれじゃん。でも特攻掛けるときのミサトさんがやっぱいつものミサトさんだった。

復讐じゃなくて守りたいモノを守るというのがQ以降(ひょっとすると序からずっと)ミサトさんの原動力だったんだなあ…と勝手に思う。
ダメなんだもうあのあたりのミサトさんとシンジ君の掛け合いは二人とも14年前と違う精神性で、お互いをきちんと信頼してる感があってダメなんだ。

冬月先生、過去作品通じていちばん綺麗な死に様と生き様だったかもしれない。貞本版のゲンドウ苦しむとこ見たかったわパターンも好きだけど。
あとゲンドウの計画はどこかで止めた方がいいかなとか思ってたんだろうか。マリに色々お膳立てしてあげてたし。パシャっちゃったけど本人的には満足して逝けたんじゃないかなって。
よく考えたら冬月先生の周り世界を滅ぼしてる人間ばっかりなので、贖罪の意思があったんだろうか。ユイにゲンドウ、その後はゼーレと出会ってる。

▼シンジとゲンドウ、子と親の対話

シンジとゲンドウ話してる……過去一話してる……貞本版旧世紀版からきて新劇でいちばん話してたんじゃないだろうか。バトルシーンは見応えあったし、あの辺りから画の表現はメタな感じ。第三新東京とか建物全部置いてあるプロップだもんね。

・エヴァ恒例電車のなかでの対話

まさかゲンドウの内面がこんなに明らかにされるとは思わなかった。基本的にゲンドウってシンジ君にとっての恐ろしい父親というポジションが主だったのに、新劇は父親としての一面をちらっと出してたりしたけど、ここまで話すゲンドウってもう見れないんじゃないか。いや見れないな完結したんだから一応。

親子って似るもんで、初期シンジ君のメンタルって若い頃のゲンドウまんまだったんだなあ…ゲンドウは知識とピアノを糧に生き抜いていったけど。

シンジ君が泣きながら駅のプラットフォームに取り残されてくシーンのあと、発車ベルを聞いて戻ったゲンドウがシンジを抱きしめるところで、ゲンドウははじめて父親になったんだと思う。

ゲンドウ君若い頃やっぱシンジにめっちゃ似てるな。

▼ヴンダー特攻まで

ヴンダーの背骨を槍に改造するとき、整備班が残りますといったあとのマヤの「これだから若い男は…」に呆れと感謝が垣間見えた。厳しいけどどこか信頼されてるんだね。

脱出しようとする前に長良スミレが戻ろうとするのよかった…あの辺りはやっぱレッドノアから脱出するときのアレだったよね?

あそこでもろびとこぞりて使うとは思わなかった。なんか意味込められてるのかな。これからクリスマスの度にミサトさん特攻シーンが思い浮かぶのかと思うとやや複雑ではある。

ミサトさん散る。子供達が生きる世界を守るためにミサトが選んだ道の最後の最後、究極の行動だった。


▼槍でやり直してるところ

世界を再構成。
NEON GENESIS とシンジが呟くのはちょっと面白かった。

ゲンドウ君結局13号機と一体化して初号機に残ってシンジを助けたユイと一緒になれてよかったんだろうか。よかったのかもしれない。あのシーンのユイの顔がめっちゃ好き母性。最後の最後まで、シンジを守るために初号機のなかに自分から残ったんだな、あの人。
よく考えたら13号機が初期型のエントリーシステムに固定されてたの、ユイと同じように13号機にダイレクトエントリーしてたんかなゲンドウ。それとも式波Type代わりに入れといたんだろうか。

ユイさんは今後なにが起きるか全部分かってて、初号機のパイロットになるのが自分の息子だと理解してたし、ぜーレの計画通り進んだとしても、やっぱり最後はシンジ君をエヴァの呪縛から解き放つためにエヴァに取り込まれたのかな…と考えたけど矛盾するよな。それならニアサードの時にシンジ君放り出してくれてれば…わからん。

でもユイとシンジ君が最後別れてくところのユイの笑顔、めっちゃ優しかったよね…母性…ってなった。

▼アスカとの別れ

「僕を好きと言ってくれてありがとう」とまごころを、君にの海岸で言ったシンジ君。
アスカのプラグスーツボロボロなのは、あれエヴァがなくなって呪縛もなくなって成長したから?シンジに何言われても冷たい態度を崩さなかったのに、これで赤面して背中向けるってことは、どういうことなんだろう。わからん。エヴァがなくなって呪縛が解けたから?

▼カヲル君とのお別れ

カヲル君が自分がシンジ君に望んだ幸せがシンジ君にとっての幸せではなかった、と言うのが寂しくもあり、でもそれはそれで満足だったんだと思う。
カヲル君はシンジ君があらゆる苦痛を味わうことのない世界になればいいと思っていたけど、シンジ君自身は最終的に、どんなに傷ついても、人間が互いに干渉する世界を望んだってのが相補性(相互性?)のある世界ってことなんかなわからん。

▼ワンコ君迎えに来たマリ

ホントに来たじゃんマリ。よかった…シンジ君だけ取り残されずに済んだってことでいいのかな。
あのままマリが迎えに来なかったら、ずっとマイナス宇宙に取り残されて、カヲル君みたいになっちゃってたのかな。

▼宇部新川

シンジ君、声変わりもして男が上がった?会社勤めなのかな。新劇では音楽やってるのかわかんないけど、親父やカヲル君よろしくピアノをやりはじめて、学校で音楽の先生とかやっててほしい。碇先生の音楽の授業受けたくない?
マリがシンジのチョーカー外すんだけど、復元後の世界でもしたまんまだったのか、あれが最後の最後、エヴァンゲリオンという作品が終わったと言う事を示すただの表現なのかわからんかった。
というかシンジ君、マリと案外うまくやっていけてんのか妬けるねヒューヒューって感じだった。

マリってシンジのことが好きなのか、シンジの中にいる(いた?)ユイが好きなのかわかんないけど、ともかく二人は幸せに過ごしてるのが僕は好きです。

※良く分かんないからまた確認したいとこ

結局渚司令と加持さんが司令室にいるのってどの時間軸なのなの?

世界を再構築といってもゼロからじゃなくて、サードでめちゃめちゃになった地球環境を元に戻してインフィニティに食われた人間が元のところに戻ってエヴァがなくなった世界ってことなの?それとも全部チャラ、エヴァのない世界を一からやり直したの?後者かな?だとすると、第三村の過酷ではあるけど、人間らしく生きていた皆も一からやり直しだったのかな。あのおばちゃん達も、再構築された世界ではスーパーでレジ打ちしてたり旦那が邪魔だと井戸端会議してるんだろうか。

宇部新川の駅でレイとカヲル君みたいな人いたし、あれはどうなってるの?

ヴンダーから脱出した皆はどうなったの?第三村にいった?脱出ロケットみたいなのが村の近くの湖に漂着してたっけ?村に溶け込んだのかなあの人達。そもそも再構築されたエヴァのない世界にはあの村はないのだろうか。

なんでイスカリオテのマリアなの?ユダじゃないの?元々ネルフ・ぜーレの人間がヴィレにいったからイスカリオテ?マリアだったらマグダラのマリア?なんかもう一人マリアが聖書にいた気がするけどわからん。


これより先はLASやLRSが好きな方は絶対に読まないでほしいし、読んだからってあなたの怒りや文句を僕が受け付ける義理はない。


▼アスカの好意の移り変わりについて

アスカを支えられる男はシンジ君じゃない。シンジ君はアスカから見るともう「ガキ」なんだ。それは多分殴りかかった理由を、最終決戦前にシンジ君が答えたあとも同じで、子供なんだよね。
旧劇までのエヴァでもアスカはシンジに片思いだったし、新劇でもそれは変わらない。それもどちらにせよ、なんというか14歳の少女が抱く一時の惚れっぽさというか、うーん僕にはうまく言えない。

※いやシンジ君もアスカの事好きだったって言ってなかった?うろ覚えなので次視るときにでも確認したい。

▼シンジ×マリについて

LASが好きな方にとっては受け取りがたいカップリングが最後に出来てしまったんだけど、僕としてはこれも割れ鍋に綴じ蓋というか…

シンジ君、成長したとは言えやっぱり甘えられる人間が恋しいんじゃないか説が僕の中にはあって、とはいえシンジ君その辺り不器用そうだし、アスカはシンジの受け皿にはなれない(アスカも受け皿が必要な人だから

いやまあ、そこを補い合いつつ成長していくシンジとアスカという組み合わせも好きなんですが…ね。

レイが新劇での描写を見るとほんとはくっついて欲しい派だったんだけど、今作でのレイって舞台装置に近い役目を与えられてて、シンジ君は綾波の行動や綾波が出てくるところで少しずつ成長していた。
つまり成長して、自己を確立したシンジ君にはもうレイは必要ないみたいな酷い言い方なんだけども、ある意味カヲル君と同じなのかもしれない。

で、シンジ×マリなんだけども、マリから見るとシンジは憧れの人(ユイ)の子供で、ある意味母性みたいなのが働いちゃうのではというところがあるのでは、みたいな。シンジを通してユイを見ていたんじゃないかとか。
でもマリの性格上、母親じゃないし恋人?うーんどうなんだろね、ニオイが好きってのは好意に値するよ好きってことさと受け取っていいんだろうか。

話してるだけでカップルに仕立て上げるとか小学生かっつーの。

マリはシンジくんを迎えに行くと言ったわけで、それが最後のシーンなんだよシンジ君にマリへの好意はないよと言う意見も聞いたけど

うるさい!可愛い男の子と中身おっさんの女の子がいたらくっつけたくなるだろ!

は冗談として、あれだけのとんでもないことやって、迎えに来てくれたマリといい感じになったってええやろがい。

シンジ君はマリに不器用ながらも甘えるか、マリが甘やかす(多分世間一般でのラブラブというものでもないが)から、ちょうどいいのでは…みたいなことを考えちゃったりする。
個人的には、シンジ×マリもすごく好きなので……ええ、まあどこかで誰かが書いたモノを美味い美味いと啜る日を楽しみにしてるというのが本音。
あの二人の関係は、世界再構築の秘密を知る共犯者か。でもラブラブなのもみたい。


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