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素敵な一軒屋でデセールコースを食べてきた

いつも仲良くして頂ている友達から、期間限定でデセールコースが食べられるお店があり近々訪問予定と聞き、そのお店がなんと鶯谷にあるとのことで、サクッと予約して行ってきました。

長い春休みを頑張った自分へのご褒美です。

お店の名前はJohn

詳しい由来は調べていないのですが、Johnという店名で、2022年1月にオープン。

シェフパティシエさんが、パティスリーを開業するまでの2年間の期間限定営業とのこと。
やだ、残り営業期間がもう後8ヶ月しか無いじゃないの…
なぜもっと早く知らなかったのか…

古民家?を改装した店内
コースで使う素材を見せてくれる
4月のメニュー
ノンアルコールカクテル
コースに合わせたお酒やお茶も

スタッフさんからドリンクの説明を受け、オーダーした後、厳かにコースがスタートします。

時間指定の予約制なので、お料理は一斉スタートですが、着席順にお料理の内容などの説明を受けます。

メニューに載っていないお通しのようなお皿

まずはメニューなら載っていない小菓子。
(手前から)
・バナナタルト
・(何か失念)ムースと海苔の佃煮
・あんずジャムのクレープ

バナナのタルトはほんのり温かくて美味しかったです。

油包

油包

湯圓をイメージしたもちもち生地の団子に、アーモンド入りカスタード、ピーカンナッツ、フランボワーズのジュレ

アールグレイをベースにしたオレンジとスパイスを効かせたスープをかけて食べます。

写真を撮る前に食べてしまい残念な姿に…

甘凍

甘凍

大葉をシロップに浸けて乾燥させたクリスタリゼ、ヘーゼルナッツのソルベ、くるみのフリット、りんごのパリシャリしたもの

ヘーゼルナッツのソルベがめちゃくちゃ滑らかで濃厚です。
ソルベじゃなくてクリームみたいで驚きました。
濃厚でなめらか過ぎてあまり冷たさを感じないくらいでした。衝撃的な美味しさです。

(口直し)

こちらもメニューに載っていない、中華のシャーピンをイメージしたほうれん草とブリーを包んだ一口サイズの点心。
藁の燻し香をつけてあり、胸がすく癒し系です。

うっかり写真撮らずに食べてしまいました…

泡香

泡香

トマト、ラディッシュ、かぶ、ミニトマト、インゲン、うど、アスパラにパプリカのソース、アスパラのムース、アンチョビ、生春巻きの皮を揚げたもの

にんにくベースのソースにパセリオイルをたらしたものをかけて仕上げて下さいます。

バーニャカウダのようなかなり強いソースですが、野菜がどれも美味しい!

ブリオッシュと燻製バター

一緒に出されたブリオッシュ、ガリッふわっとした食感でとてと美味しいです。
バターの燻香がすごい!!!

緑翠

緑翠

フランボワーズのチュイル、ピスタチオのムース、サブレ、2種のピスタチオクリーム、ベルガモットのソース、ローストしたピスタチオとマカダミアナッツにディル、生姜とピスタチオのパウダー添え。

ピスタチオが濃厚でベルガモットの酸味がよく合います。
ピスタチオの美味しさを余すところなく楽しめる一皿でした。

流豆

流豆

そら豆のスープ、細切りじゃがいものフリット、とんぶり、ハーブ、ミントのオイル。

野菜が全部美味しい!
とんぶりを使うのは珍しいですね。
そら豆のスープは摺流しのような素材を活かした乳味のないスープです。

甘焼

甘焼

食後の焼菓子です。

・フィナンシェ
・チョコレートのサブレ
・ピスタチオのクロッカン、フィャンティーヌの上にピスタチオのバタークリーム

まさかの枯山水の箱庭で出てきて驚きました。
今までの器やしつらえも素敵でしたが、真打登場、と言ったところ。
それぞれのお菓子は砂の上に落ちないよう、石の上にクリームで固定されています。

これだけはどうしてもお菓子の味よりも、そのプレゼンテーションに気を取られてしまいました。

赤翡翠

合わせたお茶は赤翡翠(アカショウビン)というほうじ茶のような香ばしい日本茶です。

スッキリとして飲みやすく食後のお茶にぴったりでした。

店内は普通の民家で、玄関を上がる時に靴を脱いだり、案内された店内の雰囲気や世界観が統一されていて落ち着いてデセールを楽しむことが出来ました。

スタッフさんが一生懸命説明して下さるのですが、なかなか難しそうなのはご愛嬌。
メニューは月替わりなので、閉店までにもう何回か行きたいと思います!

次回は誰か誘って行きたいお店でした。

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!