ラ・ボンヌ・ターブルのアラカルトイベントでヤリマンボウを食べてきた
コレド室町2にある大好きなラ・ボンヌ・ターブル中村シェフの投稿で、アラカルトイベントがあると知り、急いで予約!
ランチには何度か伺ったのですが、ディナーに伺う機会がなかなか無く…
しかもアラカルト営業で、珍しいヤリマンボウが出ると聞いたら、いてもたってもいられずランチの忙しい時間帯にも関わらず電話してしまいました…すみません!
実はスキューバダイビングのライセンスを持っており、定置網にかかったマンボウと遊泳出来るスポットに潜ったこともあるくらいのマンボウ好きであるわたくしですが、マンボウを食べたことがありませんでした。
これ幸いと仕事帰りにサクッと着替えて、ウキウキしながらお店に向かいました。
オープンの18時ちょうどに入店しまして、次のゲストが来るまで貸切状態というなんとも贅沢な空間で、食前酒に選んだのは福島県haccobaさんの「#星見でいっぱい」。
日本酒ベースのお酒ですが、茗荷や松の葉、笹の葉などが入っているため分類は「その他の醸造酒」となっています。リキュールにはならないんですね。勉強になります。
茗荷由来と思われるほのかなピンク色がかわいくて、スッキリとしてほんのり青苦いような風味が気に入りました。
アラカルトイベントなのでお気軽に!とのお言葉に甘えて、つまみ盛合せとメインにワインを1杯だけいただいてサクッと失礼しようと思っていたのですが…
シェフのお料理が美味し過ぎて、ヤリマンボウをもっと食べてみたくなり、結局リゾットとデザートまでガッツリ食べてしまいました…
うん、やっぱりね。知ってた。
鮎のパイ包みも食べたかったのですが、今日はやはりマンボウを食べねばならないッ!!!
ということで、前菜代わりのおつまみ盛合せからスタートです。
おつまみ盛合せはその名の通り気が利いていて、顔が自然とニヨニヨしてしまいました。
スタッフの皆さんはとても気味が悪かったことでしょう…すみません…
(手前から時計回りに)
・野菜
・カツオの藁焼き
・パン
・チーズ、ドライフィグと胡桃
野菜はどれも力強く、カツオに添えられたバジルソースがカツオを引き立ててとても美味しかった!お皿の中央にあるのは柚子胡椒でした。
パンにチーズとドライフィグを乗せて食べたら当然お酒も進みますよねぇ!!
「ラボンヌ椎茸」の愛称で親しまれるシェフのスペシャリテ的な逸品。
肉厚の椎茸が軸ごと焼いてあります。
軸を細く切ってあるためカリッと香ばしく、食感のアクセントになっています。しかも鮎が乗っていて美味しさしかありません。
添えられたディルもソースによく合います。
まさかラボンヌでフィッシュ&チップスを食べられる日が来るとはね!!!
無類の揚げた魚類好きであるわたくし。
もちろんフィッシュ&チップスも大好物でございます。そのフィッシュがなんとマンボウですよ。
あぁ、マンボウ…
どんな味なのマンボウ…
楽しみ過ぎて午後の仕事が手に付かなかったわ
揚げたてを承知で食い気味に頬張り、あふふふふ!とはふはふしながら食べるのがフィッシュ&チップスの醍醐味です。
フレンチレストランでは通常ご法度ですけれどもね!
この日はイベントだったので許されるはずです。
まずはソースをつけずにカットもせずそのまま。
衣がサクッと軽くジュワッと肉汁?魚汁?が溢れてやけど寸前です。だがこれがいい。
二口目はカットしてみますが、見た目が完全にかまぼこ…え?…白くて…え?…かまぼこ?
しかし、かまぼこほど固くなく、ぶりぶりした弾力ではなく、強いて言えば帆立貝柱のプリッと感に鱈の繊細なうま味とほろ柔らかさのハイブリッドなお味でした。
ヤリマンボウ、侮れない…!!!
またこのディルの入ったソースをつけて食べると違った美味しさで!最高です!!
添えられた野菜はケールに、サルサソースかな?ピリッとした辛味が揚げ物の口直しにぴったりです。
本当はここで「じゃ!」と失礼する予定でしたが、ヤリマンボウなんて次いつ食べられるかわからない…と思ったら、もう一品食べたくなってしまい…
カペッリーニと迷いに迷って、肝が入るならリゾットよね!!!とリゾットをチョイス。
別にポワレした肝もお出し頂き大満足!
美味しい〜!!!
鮭会でも鱧会でも鯛会でもカワハギ会でも肝は必ずお出しする無類の魚の肝好きのわたくしとしては、大変嬉しいサプライズでした!
(リゾットに入ってるだけだと思っていた)
木の芽と花穂紫蘇の香りが素晴らしい!
むはーーーーーーーっ!と大きく何度も深呼吸してしまいました…うっとり…
ここまで食べて、すっかりお腹もいい具合に満たされていたものの、やはりキーツがあるなら食べないとね!!!とデザートまでしっかり食べました!
当初の予定とは…?
このとうもろこしのアイスがまた素晴らしい!
下に敷いたクランブルの食感と上に乗せた生のホワイトコーンがアクセントになり、ミルキーなコクがあって大変美味しゅうございました。
マンゴーに添えたお花はレモンマリーゴールドで、どなたかとどなたかを連想しますわね。
仕上げに散らしたゼストの香りも効いていました。
食後の飲み物にコーヒー、紅茶以外も選べるのがここの好きなところ。
お料理とワインだけじゃなく、最後の最後まで手を抜かないというか、ゲストに最後まで楽しんでもらいたいという気持ちが見えるんですよ。
途中、ノンアルコールのドリンクも追加して、結局ガッツリ食べてしまいましたが大変満足です。ご馳走さまでした!
夏の終わりに、夏休みを頑張ったセルフご褒美と、献杯を兼ねて…