見出し画像

母にグチってみた

こんにちは。

前回の「良妻賢母の裏にある思い」を投稿した頃
父の入院している病院から母に連絡があり
「心臓が弱ってきているのですぐ来てください」と言われました。

私は、実家まですぐには行けないし、荷造りをしながら母からの電話を待つことにしました。

「これまで一度も面会は出来なかったのに、10分だけ会わせてもらえた。
呼びかけても、反応は無いし 手足は冷たい。
食事を詰まらせて誤飲性肺炎になりかけたから
もう食べることもできない。
先生から、夜中に電話してもいいか聞かれた。
最後に顔が見られて良かった。」
と母からの報告。
母も私も父の死を覚悟しました。

翌朝一番のJRに乗るつもりで準備をしていました。
喪服を持参するかどうか?
これだけは決まらずじまいで布団に入りましたが
結局 夜中の電話は鳴りませんでした。

父は落ち着いたのかな⁉︎
そう思うと同時に、私も冷静さを取り戻しました。

動けない父
のどが詰まって苦しい父

この世はミラーワールドであり
目の前は私を映し出す鏡✨

だとしたら
言いたいことがあるのに詰まって苦しいのは私か⁇

そんな風に感じていたら思い出したことがあるのです。
「私の気持ちをわかってよー」
「なんで、もっと心配してくれないのー」
「私は大事な娘でしょー」
30年前父と母に言いたかったのに封印した言葉。

ならば
今さらだけど、母に伝えてみよう。

(でも今更ってお母さん怒るかな?いや逆に傷付けるかもなぁ...)

そんなこんなで時間ばかりが過ぎて行く。
(こうやって動かない私=動けない父だよね)



電話しました。伝えました。

「今まで言わずにガマンしてきたけど、ガマンすることで病気になるのは嫌だから、何でも話したいんだ」

「そうか!ごめんごめん。ガマンしないで何でも話して」

言えたー‼︎


ちなみに
2日ほど前、母は病院に電話したそうで
父の容体は落ち着いたとのこと。
食事がのどを通るのも近いかもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?