【EOP】2Pickヴァンパイア入門

福岡ソフトバンクホークスゲーミング所属のoyaです。今回は2Pickチャレマス到達までで大変お世話になったヴァンパイア(5勝4回)についての解説記事になります。環境初期の段階でBANリーダーに置く人も多い中このリーダーをここまで研究してる人はいないだろって自信を持って言えるくらいには使い込んだリーダーなので良かったら最後まで読んでもらえると嬉しいです。


実際の試合を見たい人はOpenrecの配信やアーカイブを漁ってみてください↓



〇リーダー順位

最初に言っておきます。おそらく上位リーダーになることはないし人によってはBANリーダーになってもおかしくないです。
理由はいくつかあってまず「ネメシスの横展開が捌ききれない」ことと「ビショップの守護重すぎ」ってあたりがパッと思いつく点ですね。
ではなぜ今回ヴァンパイアの記事を書いたのかというとヴァンパイアに関する知識が無いと初見殺しされる可能性が非常に高いからです(環境初期アリーナで初狩りしまくったせいでヴァンパイアの5勝回数が4回でした)
なのでまぁまぁ需要はありそうだし何より使っててめちゃくちゃ楽しいリーダーなので1回使って弱いからいいやじゃなくてある程度知識をつけたうえで使って欲しいなって思って書いてます。

ちなみにヴァンパイアの難易度は

Pick段階・・・易しい
プレイ・・・鬼難


って感じでプレイの分岐が多いリーダーです。主に捨てるカードを選ぶのが難しくて数ターン先まで考えてプレイする練習になると思います。



とりあえず新カードの紹介から

〇生まれ変わって登場したイビルウルフ

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今期最大の目玉カード〈パルクールウルフ〉
ヴァンパイア全盛期に暴れていたイビルウルフが必殺ではなく疾走を持って帰って来ました。しかもなぜかスタッツが上がっているので守護がいなければ7tに進化込み11点まで出すことができます。意味が分かりません。


〇新しく登場したハンドレスギミック

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構築でも結構暴れてるので細かい説明は省きますが簡単に言うと「手札が少なければ強い効果が使えるカード」「手札を捨てることで強い効果が使えるカード」が追加されました。2Pickは基本的にリソースゲーで手札をある程度保つことで様々な状況に対応できるようにするっていうのが定石だったんですが完全に逆のことが書いてあって面白いんですよね。
このギミック他のクラスだと使いにくいんですけど今期のヴァンパイアとの相性がかなりよくてその理由について軽く解説していこうと思います。


・相性がいい理由その①~後半のバリューカードが多い~
先ほど紹介した〈パルクールウルフ〉に加え毎期お世話になってる〈まどわしの魔狼〉や〈鉄球のオーガ〉など1枚で金虹レベルの強さを持ったカードが多いのでこれらのカードだけ手札に残しておけば数ターン凌げるどころかそのままゲームに勝つみたいな展開も多いです。また、今のヴァンパイアのカードプールが強いカードと弱いカードの差が大きいので捨てるカードで悩みにくいのもいいところですよね、要はゴミ箱だと思えばいいわけです。


・相性がいい理由その②~軽いカードが多い~
コンセプトを活かすために「手札を捨てるカード」と「手札が少ない時に追加効果が得られるカード」どちらも引かなきゃいけないと思われがちですがハンドレスの条件達成は手札を捨てなくても全部使ってしまえばいいので意外と達成しやすいです。特に後半のバリューカードである〈まどわしの魔狼〉や〈鉄球のオーガ〉はアクセラレートがついてるので中盤無理やり手札を0枚にするみたいなことも可能です。【狂乱】の場合自傷カードをある程度Pickしなければいけなかったのですが【ハンドレス】の場合低コストのカードが大体シナジーカードになるのでデッキも寄せやすいのがいいところ。


〇Pick方針

・優先的に取る

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レアリティごとにまとめようとしたけど少なすぎたので1つにまとめました。この中での優先順位は

【ブロンズ枠】
パルクールウルフ>鉄球のオーガ>銀鉄の射手

【シルバー枠】
基本的には〈まどわしの魔狼〉、後ろのカードやリソースが足りないと思ったら〈ルームサービスデビル〉優先。ただリソースが多いデッキの〈ルームサービスデビル〉もアクセラ運用で使いやすいので〈鉄球のオーガ〉みたいな後ろのカードを基準にすることが多いです。

【ゴールド・レジェンド】
ユリアス>スカーレットヴァンパイア>ダークエンペラー
にしてるけど正直大差無いんで隣次第。今期のスカーレットは復讐入れるのはおまけで4点バーンがメイン、6tスカーレット→7tパルクールが強すぎる。


その他は基本的に重いカードを避けてPickしていっていつでもハンドを減らせるような感じで組むといいです。血の取引みたいなドロソはルームサービスやオーガのアクセラと組み合わせるとテンポを失わずに打てるんで結構使いやすい感じがします。ハンドを減らしたい時はドロソを捨てればいいので2~3枚くらい取っても問題ないです。


〇主なゲームプラン

まずはデッキ作成段階で何ターン目くらいにリーサルを狙うか考えておきましょう。キーカードになってくのは〈パルクールウルフ〉と〈鉄球のオーガ〉あたりの枚数で後ろのカードが多い時は7t〈パルクールウルフ〉でのリーサルに拘らずに8t〈鉄球のオーガ〉から9t〈パルクールウルフ〉+α(アクセラルームサービスや真夜中の語らい)による低コス守護を突破しながらのリーサルを狙うと通りやすいです

序盤(1~3t)
〈銀釘の射手〉や〈ルームサービスデビル〉のアクセラなどを使って上手くテンポを取りながら相手の顔を詰めていきます。ここでどれだけ相手のリーダーを殴れるかで今後のゲームプランが変わってきます。

中盤(4~6t)
相手の顔詰めプランを続けるか一旦カードを引きにいくか盤面と手札によって決めていきましょう。手札に〈パルクールウルフ〉があるなら8t以降のことはそこまで考えなくていいので攻め続けていいことが多いです。手札に7t以降の攻め札が無いなら一旦カードを引きにいって9tくらいのリーサルを狙ってゲームすることもあります。
ただ正直な話この段階だと手札に択がそこまで存在してないので、この辺は序盤に〈鉄釘の射手〉や〈ルームサービスデビル〉で捨てるカードを決める時に考えてないとダメです。

終盤(7t以降)
手札にあるパワーカードを投げつけるだけです。打点は無限にあるクラスなのでこの辺になってくるとボード云々じゃなくてどっちが先に倒れるかみたいな戦いになってます。


〇注意点

あくまでキーになってくるターンは7ターン目以降なのでできれば5ターン目までは進化権を雑切りしない方がいいです(攻めてる時の進化顔みたいな動きはok)。ルームサービスデビルのアクセラが強すぎて進化権はちょろまかしやすい方なので5ターン目まではハンド管理を意識して6t以降の面作りを強くできるといいです。
7t以降の攻め札はパルクールウルフだけあれば十分なので相手がパルクールケアで守護などの面展開をしてきた時の回答札(まどわしの魔狼、鉄球のオーガ)を大事にしましょう。


〇終わりに

その場その場のアドリブが大事なリーダーなのでよく分からなかったら配信見に来てください!(基本的に23時~2時くらいの時間にOpenrecでやってます


〇追記4/8

・まどわしの魔狼について

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パルクールウルフが最強の攻め札なのに対してヴァンパイア最強の受け札と言えばこの〈まどわしの魔狼〉

除去としては現環境トップクラスの性能ですが相手がある程度のリソースを吐いて無理やりボードを作ってくれないと本来の価値を発揮できないのが難点でした。

ヴァンパイア全盛期は雑に連打するだけでなんとかなったりしましたが今期はニュートラルでの処理性能が上がったのもあり強い面を押し付けるみたいな動きが減りました。もちろんパルクールウルフや鉄球のオーガなどの打点を引くまで遅延するみたいな使い方もできるんですが、できれば守護を立てられてもないのに魔狼を投げるみたいな動きはやりたくないので相手を誘導して守護と魔狼のトレードを狙っていきましょう。

とりあえずちょうどいい実践動画が撮れたので見て見ましょう。↓

ポイントになってくるのは7t開始時点でパルクール圏内に入っていること(実践では盤面残りを期待してのリーサル圏内なのでもう少し削っておくのが理想)。これだけで相手側に守護を立てるor回復のどちらかを要求できるのでヴァンパイアを使ううえで必ず意識しなければいけない点です。回復択や小型の守護に対しては雑にパルクール投げて次ターン他の打点で詰めるみたいな動きを狙っていけばいいし、大型守護に対してはまどわしの魔狼でアドバンテージを取るみたいな感じで動くことを意識するとヴァンパイアの勝率は上がるんじゃないかなと思います。






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