#春木ゼミ の放送から考察する

春木ゼミでの少子化のグラフからの問題をワタシの勝手な社会背景の分析と照らし合わせてみてみる。

ワタシは約半世紀を生きている。
戦後、日本ではテレビが普及し、
一家に1台はテレビがある時代になった。
今はスマホの時代だから、
ワタシの若い頃よりも更に個人が情報を得られやすい。

神戸連続児童殺傷事件が発生したのが1997年5月24日だ。
この事件から約27年。
犯人の15歳だった当時の少年はもうすぐ42歳となる。
この事件は本当に言葉に表せないほどの衝撃を日本社会に与えた。
この事件はテレビで大きく取り上げられた。
ワタシは21歳ぐらいの年齢だったが、
ワタシ達世代は皆テレビで情報に釘付けになったにちがいない。
この事件には日本社会を震撼させた。
この事件を知らない世代は書籍が多数出ているのでそれを参考にして欲しい。

和歌山カレーヒ素事件は1998年7月25日に発生。
和歌山の自治体の夏祭りで発生した。
この事件も地域を大事にする日本人にとってとてもセンセーショナルな事件だ。
この事件からは約26年が過ぎる。

西鉄バスハイジャック事件は2000年5月3日発生。
当時17歳の少年による事件である。
これも当時の日本人なら知らない人は限られているのではないだろうか。

その他、地下鉄サリン事件(1995年3月20日発生)や秋葉原無差別殺傷事件(2008年6月8日発生)などもあった。

モンスターペアレントと呼ばれる、理不尽な要求をする保護者が急増したのは
1995年ごろ(少し古いけれどgoogleによる)。
この頃からテレビのワイドショーでは度々このことが取り上げられて、
学級崩壊なども取り上げられた。
日本社会が崩れ出した。

ワタシ達世代の多くはテレビをよく見ていたのではないかと思う。
そういった中でこれら上記の事件や出来事は心理的に心を閉ざし、
日本社会に対して暗くてネガティブな感情を芽生えるようになったのではないだろうか。

ワタシ達世代も一生懸命に頑張っているけれど、家では戦後日本社会の復興に貢献して高度成長期の一躍を担った気のキツイ父母からのきつい言葉や、
学校では理不尽な縦社会やスポーツでの教育。

テレビも有意義な放送もあったとは言え、
昼ドラで放送される不倫や殺人事件。

春木先生の放送にあるグラフと社会事件や社会の風潮やテレビの放送内容と照らしてみるとどうなるのか。
センセーショナルな日本の風潮や社会事件が日本人の子育ての不安を心理的にも生み出しているのではないだろうか。
頑張っても敗戦した経験も、団塊世代とは違って、
ある意味裕福になって気立てが優しい人達は頑張る意欲も失ってしまって、
独身でいることを選択し、それよりも若い世代にもそういった風潮を押し付けようとするのではないかと勝手に推察する。

年配の方は子供が巣立って孤独になり、子供達の元気な声に腹を立て、
意地悪をもする高齢者が現れ、益々日本社会で子供を産み育てることが窮屈になってきたのではないか。
年配も中年も孤独を払拭して世代間交流を深めることが必要ではと感じる


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