ボーっと生きてんじゃねーよ

僕が日記を書くモチベーション源のひとつが絶たれてしまったようで、ここ数日どうも日記を書く気が起きなかった。
あまりにも日記を更新していないから心配だという旨のLINEが母から来た。親から心配される内が華だと思うので、書いてみるか、という気持ちになった。

最近、ボーっと生きているという自負が強い。なぜボーッと生きているのだろう。これといって差し迫ったタスクがないからかもしれない。ここ最近気持ちの良い気候が続いているので、睡眠時間を普段よりも多く取っているからかもしれない。まあ、僕としてはある程度の幸せの水準は保てているので、たまにはこうやってボーッと生きるのもいいじゃないか。うん、たまにならいいのよ。でもあなた、ほとんどいつもボーッと生きてるじゃない。ぐうの音もでない。ぐう。でたわ、ごめん。

村上春樹の新刊を読んだ。

3,000円もするとは強気である。
まあ確かに村上春樹の新刊なら5,000円でも買っていたと思う。それくらいの価値はあるし、それくらい僕は村上春樹が好きなのだ。

あとがきにも書いてある通り、この小説は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と多くの構想を共有している。
高い壁で囲まれている街。壁の外で暮らす一角獣。一角獣の街の出入りを取り仕切る門番。街には欠かせない夢読みという職業。そしてこの街はどこかに実在するのではなく、主人公ないし登場人物の心(あるいは精神)のなかにあるという設定。
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は村上春樹の小説の中でも特にお気に入りの作品だったので、こうして違うプロットで「街」と再び出会えたことは望外の喜びであった。最後の展開が尻窄みだった気がするけど、全体的にはすごくよかったと思う。

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