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Yohji Yamamoto POUR HOMME 〜現代ならではの再解釈〜
こんにちは。
今回はYohji Yamamoto POUR HOMMEについて自分なりの解釈をしていきます。
目次
❶ Yohji Yamamoto とは
❷ POUR HOMME とは
❸ 若者を中心になぜ流行る?
❹ まとめ
❶ Yohji Yamamoto とは
デザイナー山本耀司によって設立されたブランド。一般的にはモードブランドに属され、1972年 株式会社Y's 設立以降、現在では数10にも及ぶブランドラインが存在しています。
ブランド全体を通して主に黒を基調としたアイテムの展開が基本であり、パリコレで一斉を風靡した「黒の衝撃」は言うまでもないと思います。
※黒の衝撃についてはこちらを参照ください。
https://lyl.fashion/blogs/fashion-tips/
ファッション用語解説-よく聞く-モード-ってなに-2-黒の衝撃-編
❷ POUR HOMME とは
設立当時はレディース服のみ製作していたY'sですが、その隣を歩く男性像を目的としたY's for Menの設立をきっかけに、メンズラインの拡充へと繋がっていきました。
以下は公式オンラインストアTHE SHOP Yohji Yamamotoより引用したPOUR HOMMEの立ち位置です。
デザイナー山本耀司の世界観を最大限に服のクリエーションで表現しているメンズブランドです。1984年よりパリコレクションで発表しています。山本の考える男性像は、社会の規範に縛られることなく自由な精神を持つ”何者だかわからない“男たち。ダンディでありながらどこかコミカルなユニークさが漂っている男たちです。
https://theshopyohjiyamamoto.jp/shop/c/c60/
一目でヨウジヤマモトと分かるアイテムを楽しめるのもオムの魅力であり、価格帯も同社で群を抜いて高い。
そして素材には定番の「ウールギャバジン」を使用した傷付きにくい丈夫なヨウジヤマモトならではの作りや、ドレープ感を生み出すレーヨンやテンセルなど、生地の可能性を引き出す服作りも魅力のひとつです。
オムコレクションには毎シーズンごとに○○期といったテーマが存在し、代表的なのは
音楽(音楽とファッションの融合)
花と少年(牡丹の花や向日葵モチーフ)
鹿鳴館(鹿鳴館の人々)
スカルローズ(骸骨と薔薇が象徴的)
金ボタン(最高級の軍人がモチーフ)
ジップ(各アイテムへの細部に至るまでのジップ使い)
目玉(常に見ているというメッセージ)
といった独創性溢れる、ここにしかないものばかりです。
またこれらは「レプリカシリーズ」によって隔年で展開される事もあり過去のルックの再注目がされています。
❸ 若者を中心になぜ流行る?
ヨウジヤマモトを代表とするモードテイストの服装が、ストリートファッションと比べても大きく流行る理由としてファストファッションとの差別化が背景にあると考えています。
ヨウジヤマモトの魅力は一言で言うならば
「最高級の既製服」
若者は服にかけられる金額は限られているのが現状です。
そんな中でも生地や製法にこだわり抜き、時には奇抜なデザインに込められた思いや背景、山本耀司の服作りに対する強い精神や疑問を投げかける姿勢、そして人柄に共感する。
その全てが相まって「Yohji Yamamotoを着ている自分」というような、他のブランドにはない意思のあるファッションの楽しみ方というのが若者にはウケがいいのでは無いでしょうか。
❹ まとめ
今回はYohji Yamamotoについて端的ではありますがその良さを伝えられたと思います。
黒のアイテムばかりだからこそ、見分けるのは難しく、オンラインストアだけではやはり限界があります。
そんなヨウジヤマモトの服は店舗で実際に商品を手に取ってスタッフの方と様々なお話をする中で魅力を感じ取る事を大切にしており、丁寧な買い物ができるのが良い点でもあります。
このような情勢ではありますが、改めて服によって生み出されるパワーをヨウジヤマモトは最大限に引き出してくれる力を持っていると考えて今日も着ています。
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