自主制作アニメ「Bite the Bullet」を視聴した感想

専門学校HALのCMでも使用されていた映像作品です。
サイボーグ的な追跡者に追われているヒロインが途中、何かを決意して追跡者に立ち向かう7分弱のショートアニメ作品です。

細かいカットも作画もクオリティが高くっていいです。特に動きの後に入ってるヒロインの仕草のカットも良く、ささやくようなヒロインの声も合っていて素敵です！
僕はアニメの専門家ではないけれど、髪の描写って難しいって聞いたことがありますが、この作品はいちいち上手い。
起きている事の理由は説明が最小限のセリフだけなのでよくわからないけど、逃げているヒロインが過去の誰かのおかげで、追ってくる者に立ち向かうのは読み取れます。
ショートだからというのもあるけど、セリフが最小限で、演出とアクション描写だけでそこまで感じ取れるのは逆にすごい。追ってくるサイボーグ的なものは、終始バックライトに照らされているような影で明確な姿がはっきり映されないキャラクターで、そこから感じとれる不気味さが何かのメタファーだとも感じ取れる。それが将来の何かなのか、過去のトラウマなのか、はっきりはわかりませんが主人公が乗り越えるべき象徴なのが示されていて、そのあたりは演出の良さだと思いました。

制作に関わったHALの学生さんが将来業界で活躍されるといいなぁと思います。
BGMもいいです。メイキングの動画も貼っておきます。