見出し画像

旅行企画のリーダーシップ発揮してるのどっち?仏vs英

滞在しているゲスト、フランスからの親子組🇫🇷とイギリスからの男性3人組🇬🇧。かれらの滞在してる様子を旅行企画のリーダーシップという観点から見つめてみました。

二組のゲストの方々が滞在してくださっています。
一組目は、フランスからの親子。お父さん、お母さんは40代半ば、息子は11歳です。彼らは大阪、広島、京都、金沢に滞在した後東京。東京での6日間は日本旅行の中では最後の日程。
お父さんが英語が得意で、お母さんはそんなに英語は得意じゃない感じ、息子は英語は話せるんじゃないかと思うのですが、あまりにシャイで話さない。
お父さんが1年前から日本に来るためのリサーチをはじめた、と言っていました。日本の旅行情報を収集するためにインスタを利用している、と言っていました。
朝9時からコーヒーをいっしょに飲んでたんです。

 よく眠れましたか?

ときいたら、

 よく寝ました。旅行中今朝が最も遅くまで眠っていた朝だった

と言うんです。
聞いたら、旅行中は基本的には朝早起きしてフルで観光スポットを巡っていたそうで、例えば京都の伏見稲荷に行った日は朝5時に起きて、伏見稲荷へ行った、と。混んでいるのが嫌いだそうで、朝早く行った伏見稲荷はほとんど人がいなくて最高だったよ!と誇らしげでした。

フランスのリオンに住んでいる方々で、昨年私たちフランス行きましたよ、と話したら、

 パリは行ったか?
って質問してきました。

 行かなかった

とこたえると、「それは正しい」とOKOK!みたいなうれしそうにして、

 パリは嫌いだ

と。
昨年フランスに行った時はボルドー、ストラスブールそしてコルマールをまわってパリは空港だけ。ストラスブール、コルマールはいいところ!パリよりは全然いいし、わたしたちもそっちの方が好きだ!って主張していました。

こういう主張強めなお父さんだからなのか、奥さんはそんなに話しをしないで印象。
今日はどこに行く予定ですか?と聞いたら、Googleマップをお父さんが見せてくれて、行く予定の目的地がぎっしり。こことこことこことここと、、、予定が組まれている。Googleマップで目的地を色分けして作り込まれていました。今日は、明治神宮、原宿、浅草、スカイツリー、秋葉原、明日は1日富士山だ!とか言って、めちゃくちゃ張り切ってる。

 お父さん旅行のリーダーですね!

と奥さんに言ったら、そうなの、ってニコニコはしてたんですけれども、旅も後半なので微妙に疲れてるのかな、という印象を受けました。

息子くんに、Google翻訳でフランス語にして

 日本でどこが良かった、どこが一番好きだった?

ときいたら、大阪のUSJって言ってました。でも息子くんの話しにかぶせて、ハリーポッター、ジェラシックパーク、とお父さんが話しはじめてました。

もう一組はイギリスから学生男子3人組。
フランスからのゲストに比べると真逆な様子です。
行動開始はだいたい午後2時ぐらい。1週間くらい滞在しているのですが行動開始時間がどんどん遅くなっている。例えば午後1時半ぐらいにメッセージが来て、
 どっかランチに行きたいんだけど、おすすめありますか?

みたいな感じです。

その3人組のうちの1人が東京には来たことがあるそうで、その他の2人は初めて東京に来るので、来たことのある男性が、その初めての彼らを一応はリードしているっていう感じ。とにかくゆるーく滞在を楽しんでいる様子です。
 
 きのうはどこに行ったの?

ときいたら

 バッティングセンター!!!
 もう最高におもしろかった!!!イギリスにはないからね。

とはしゃいでいたからいいですね。
 
 相撲を観たいのだけどチケットは取れますか?

と聴かれたので、大相撲はシーズンがきまっていて、4月は開催されてない、と言うと、OK、じゃあ次に来たときに観ることにします、と。
そのこだわり無いかんじもライトでふわふわしていて自由でうらやましいと思うほどです。

少し前に社会派ブロガーのちきりんさんが、旅行の企画にはリーダーシップと高度な事務処理能力が必要です、それができないと、例えばツアーに申し込んで、どこに連れてってもらうとか、どこを見に行くっていうのも、
交通手段も全部そのツアーにお任せで、あとはそれに乗っかっていけばいいっていうタイプのスタイルの旅行と、
あとは行き当たりばったりで旅をする、目的地もその都度、食べるものもその都度、行き当たりばったりでやるみたいな、その2つの選択肢しかなくなっちゃいますよね、ってつぶやいていました。

このフランスからのゲストとイギリスからのゲストを勝手に比較するとフランス人のお父さんはリーダーシップを発揮している。もう1年前から行きたいところをインスタとネットでリサーチして、ボンボンボンボンってGoogleマップにどんどん入れてですね、実際に日本に来てからもそれらの目的地をタスクを遂行するかのごとく訪れている。

もう一方のイギリスからの若い学生3人組の方はその日暮らし、気分で行動して、なにかに固執しないで過ごしている。

どちらの旅行のスタイルもOKだし、正解はないと思います。

スタエフはこちら


#旅行企画 #旅行プラン #いきあたりばったり #正解はない #それで楽しければいいよね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?