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ハゲ漫才の終わり

BPOの青少年委員会の会合で、ハゲ漫才に関する議論があったそうです。

昨年末のM-1で敗者復活戦を制したシシガシラは、新しい切り口で今の時代に許されるギリギリのハゲネタを売りにしていました。でも、今後はそれも許されなくなるかもしれません。

この手の問題では「本人がやっているんだからいいでしょう」「芸人がネタの中でやっていることはいいでしょう」という意見も根強くあるわけですが、これからはそれも通用しなくなるかもしれません。

ブスいじりはダメ、デブいじりももちろんダメ、と言われる中で、ハゲは最後の聖域でした。なぜハゲいじりは比較的見逃されてきたのかというと、ハゲいじりを積極的に受け入れるタイプの当事者が男性芸人であることが多かったため、「男性」で「芸人」なら別にいいか、という感覚があったのではないかと思います。でも、長い目で見れば、いずれはこれも許されないということになるのでしょうね。

今の時代に合わせて綱渡りのようにして面白いネタを生み出してきたシシガシラのお二人が、これからどういうネタを作っていくのか楽しみです。