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年下で笑えない説

『チャンスの時間』で、永野さんが「年下のやることで笑えない」と話していたことをもとにした企画をやっていて面白かったです。

この「年下で笑えない説」というのは、永野さんらしい極論ではあるんですが、じっくり考えると一理ないこともない、なかなか深いテーマだなと思います。みんなが何となく目を背けて意識しないようにしているけれど、本当はまったくないわけじゃない、みたいなところを指摘するのが永野さんは抜群に上手いと思うのですが、これもまさにそういう感じのことです。

たとえば、すごく単純な話、私は小学生の頃に子供向け漫画雑誌の『コロコロコミック』を愛読していたのですが、ある時期からそれが素直に楽しめなくなり、『少年ジャンプ』の方が面白いと思うようになりました。子供の頃には、それぞれの年齢に適したエンタメや笑いというものがあるのは間違いないわけです。

これと似たようなことは、大人になってからも多かれ少なかれあると思うんですよね。「年下で笑えない」はさすがに単純にまとめすぎている気はしますが、そういうようなことはないわけではない。これで企画一本を任される永野さんはやっぱりすごいです。