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インタビュアーはなぜ最後に見どころを聞くのか問題

『ゴッドタンSP 芸人マジ歌選手権』、今回も面白かったです。中堅芸人の本気の新ネタ発表会のようなところがあるこのイベント、もちろん全員すごかったんですが、個人的にはロバート秋山さんとバカリズムさんにしびれました。

バカリズムさんのネタでは、インタビュアーが番組に関するいろいろな質問をした後で最後に必ず「見どころ」を改めて聞いてくることに疑問を呈していました。このことについて書かれた以下のレポート記事が興味深かったです。

この記事では、書き手自身がバカリズムさんにこのことについて直接尋ねられています。それについて答えたところ、その内容自体が本番で話のネタにされていたことが明かされていました。

私自身も芸人やタレントにインタビューをすることがよくあるので、この件についての見解を述べます。

まず、私自身は「絶対に言わないということはないけど、あんまり使わないようにはしている。でも、言ってるときもあるかも」という感じです。たまに言ってることもあるかもしれないけど、締めの言葉としてはあんまり言わないようにはしています。

「会話がふわっと終わってしまう感じを避けるために終わりの合図として締めの質問に使いがち」というこの記事の書き手の人の見解に関しては、まあ、気持ちはわかります。

たしかに、突然話が終わると、ふわっとした落ち着かない感じになります。でも、個人的には、別にそれでもいいや、と思っていて、ふわっとしたまま終わることも多いです。

インタビューをするときには、話を聞きながら何となく取れ高を計算しているので、記事を書くために十分な量の話が聞けと思ったら、そこからはいつ終わってもいいという感覚があります。だから、そうなったら、いつでもふわっと終わらせてしまえばいいんじゃないかな、というのが最近の私の流儀です。

でも、唐突に終わらせると「え、これで大丈夫ですか!?」みたいな反応をされることもあります。本当に大丈夫だから別にいいのですが、それを気まずいと感じる人は、何となく締めの質問をしたくなるんでしょうね。

私の感覚では、最終的に面白いインタビュー記事ができればそれでいいので、その場の空気はあんまり気にしなくていいんじゃないかな、と思っています。たとえ気まずくなっても、インタビュアーと相手が取っ組み合いの大喧嘩をすることになっても、結果的に記事が面白くなっているのであれば、それが正解じゃないかなと。

だから、「ふわっと終わるのは何となく気まずいなあ」というような、記事の中身に関係ないことはそんなに気にしていないです。インタビュー中に取っ組み合いの大喧嘩をしたことはないですけどね。むしろ面白いでしょうね、その記事。