どうして劇団がボイスドラマをやりたいと思ったのかを書こうしたら脱線した記事

お笑いサタケ道場で主宰やら脚本やら演出やら役者をやっている佐竹です。
もっと言えば、劇団では音響や照明をすることもある佐竹です。
あ、宣伝美術も担当していたりしますさた・・以下略

今月末に劇団で初めてのボイスドラマをYouTubeで公開します
いうてもあと4日後ですが💦

呪空喫茶第一夜無有少女チラシ2

YouTubeのお笑いサタケ道場公式チャンネルにて公開されます。
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今日はTwitterでどうしてボイスドラマを作ろうと思ったのかその先に何をしたいのかを書いたのでそれらを記事にしてみました。
まずは僕のTwitterをどうぞ

という感じです。
この先に何ができるのか?
今、関西だけでなくて演劇というもの舞台というものは観劇人口も減っていて衰退していっています。

これは舞台だけでなく映像も同じようなことが起きているようです。

昔から流行というかエンタメは移り行くものです。
それは当然だと思います。

舞台から映画、映画からテレビ、テレビからネットへと大きな枠組みは移っていったように感じます。

そのたびに衰退する世界と繁栄する世界が存在します。
それは厳しい自然の摂理というか、必要なことだと思います。

でも僕は舞台が本当に好きなんです。

※これは映像が嫌いという意味ではありません。映像もここ数年はチョコチョコっと出演させてもらう機会があったので舞台とはまた違う面白さを感じているので映像のこともまたちゃんと記事にしてみたいと思います。

一番の違いは観客の前で演じる事、取り直しが存在しないこと。
そういう意味では失敗が存在するある意味、不完全な芸術が舞台演劇だと思います。
この失敗というものはいろいろありますが基本的には稽古で作った通りにできなかったときと今回は定義します。

でも、だからかなぁ。
なんか人生を生きてる感じに似ているんです。

役者仲間が先日SNSで「時間は不可逆、過ぎたときは戻らない」と言っていました。

そうなんです。
この新型コロナの影響は状況がよくなることはあってもそれは何もなかったことにはならないんです。
そのうえで未来に向かって僕たちは生きていかなくてはならないんです。

生きる事はつらい事の連続です。
どんなに楽しいと思えることがたくさんあったとしても、大切な人、大好きな芸能人、まだ出会ってはいなかったけど苦しい思いをして亡くなってしまった人達。

今までも、今回の新型コロナでも、そしてこれからも、いつか僕自身もこの世界からいなくなってしまうんです。

人はいつか死んでしまうんです。

僕の命が終わるまでにあとどれくらいの作品を作ることができるんだろうか?

僕の命が終わるまでにどれだけの人と出会うことができるんだろうか?

僕は不完全は舞台という表現に途方もなく惹かれてしまうんです。
そこで出会う仲間にとてつもなく深い絆を感じるんです。
僕たちの作品を受け取るためにその場所へ来てくれる皆さんにどうしようもない感謝とそして一緒に人生を生きれたことへの喜びを感じるんです。

ただ、たぶん、時代はやっぱり不可逆に進み続けていて、舞台というもの、またうちの劇団のように無名な劇団は、このままでは自然界でいうところの淘汰をされてしまうんだということわかっています。

ある人に言われました。
仕事にするなら芝居は好きでやるもんじゃないと

わかります。
いろんな現場にいって「僕は本当にこれをやりたかったのか?」って疑問に思うこともあります。
情けない思いをすることも凹むこともしょっちゅうです。

でも僕は芝居は好きだからやります。
この好きっていう定義が問題なんだと思います。
僕は稽古も本番もつらいと思うことの方が多いです。
楽しいと思うことよりも苦しいと思うことの方がたくさんあります。
なんで芝居やってんだ・・・って思うことなんてしょっちゅうです。

それは理想の芝居ができない自分に腹が立つから。
もっと面白いものを作りたいのにできない自分と心底絶望するから。

でも最後は結局やめないんです。
必死にあがいて舞台に出るんです。
また次の舞台を始めるんです。

僕は役者以外に古武術を父親から引き継いでやっています。
僕はこの武術が大嫌いでした。
正確に言うと無理やり教えられるのが大嫌いでした。
でも、今思い出すとなんだかんだで最後は「好き」だけが残ったんです。

武術って基本的には自分を守ることと、他人を傷つけることを両方学びます。

だから楽しんでやるものではありません。
まあ、楽しいという言葉は使うことはありますが、人を傷つけて楽しいわけではありません。

自分が知らなかったこと、出来なかったことを知り、出来るようになる。
そしてそれが自分の人生を豊かにすると確信できるからです。

そう思ったときに僕は父親が教えてくれる武術が好きになりました。

好きになったらあっというまに上達しました。
これは父親の教え方がうまかったこともあるのですが、稽古が苦ではなくなったんです。

苦しいけど苦ではないんです。

うまくいえないけど。

父親の教えで好きなのは馬鹿になれでした。
武術馬鹿は24時間武術の事ばっかり考えてるからうまくなるんだと教えられました。

これは芝居でも同じでやっぱり芝居馬鹿がやる芝居は面白いんです。

僕の人生を変えたベテラン俳優さんの言葉に
「どうせやるんだったら楽しんだもん勝ちや」
という言葉があります。

僕はこの言葉が大好きです。

ちょっと僕が如何に芝居が好きなのかを熱く語って脱線しましたが僕は自分の好きな場所、表現そういうものをもっと真剣に考えて、また新しいものを知って世界を広げないといけないと思いました。

そういう意味でこの今の表現できない時間は決して無駄ではないし、絶対に無駄にしたくないと思います。

これから色んな思いついたアイディアをnoteに書いていきます。
ご意見あればコメントなどで教えて下さい。

一緒に楽しく未来を作れる仲間を探しています。


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