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宇宙船で東京クルーズ

松本零士さんがティアドロップ(涙滴)をイメージしデザインした宇宙船のような水上バス「ヒミコ」。シルバー・メタリックの流線形ボディとガルウィングの扉は、訪れる子供たちを魅了する。テーブル付きの座席と後部デッキベンチが設置された船内では、「銀河鉄道999」に登場するキャラクター、星野鉄郎・メーテル・車掌さんの観光アナウンスを聞くことができる。

船体に屋上デッキ(日の出桟橋―お台場間で開放)を設置し船外で景観が楽しめるようにした「ホタルナ」。船名には“月(ルナ)が輝く夜に、神秘的な輝きを放つ蛍(ホタル)が隅田川を舞う”という意味が込められている。空間インテリアは、数々の受賞歴を誇る一級建築士の永山祐子さんが担当。船内にはテーブル付きの座席と後部デッキベンチが設置されている。

ヒミコから約14年、その姉妹船であるホタルナからは約6年、シリーズ3隻目となる「エメラルダス」は2018年8月4日に就航した。内装デザインは一級建築士事務所タカトタマガミデザインが手がけ、足元にはマルチカラー点滅の間接照明が設置されている。座席の指定が出来るコンパートメント3か所が設けられた船内では、星野鉄郎やメーテルはもちろん、クイーン・エメラルダスによる観光アナウンスも流れている。

「ヒミコ」に生かされた型製造技術

Hotaluna | ホタルナ

EMERALDAS | TOKYO CRUISE

No.103 - 日本造船技術センター

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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