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ドローンから給油

2021年6月にイリノイ州のスコット空軍基地近くで、ボーイングMQ-25スティングレイの試験機がF/A-18スーパーホーネットへの空中給油を行った。この試験で、アメリカ海軍は無人給油機による空中給油任務が遂行可能であることを実証した。MQ-25は、空中給油システムから給油ホースとドローグ(給油装置)を伸ばし、20フィート(約6メートル)後方につけたF/A-18に燃料を補給した。MQ-25は、最大1万5000ポンド(約6.8トン)の燃料の積載が可能で、空母に諜報や監視、偵察能力を持たせるだけでなく、搭載機の行動範囲を大きく広げることが期待されている。アメリカ海軍は2018年8月、MQ-25空中給油機についてボーイングと8億500万ドルの契約を結び、1年後の2019年9月に初フライトを実施。2020年12月には、空中給油装置を搭載した状態で初めて離陸した。アメリカ海軍はMQ-25を空母航空団(空母搭載機の部隊編制)に組み込み、2024年までの初期運用能力の達成を予定している。

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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