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コスタリカ政府が保有するUFOのネガ

1971年の秋、コスタリカの国立地理研究所(IGN)は、将来の水力発電プロジェクトの予備調査の一環として、航空写真を撮影した。1979年にダムが完成し、アレナル湖は元のサイズの約3倍になった。アレナル湖ダムは、コスタリカ電力公社(ICE)によって管理されている。アレナル湖の北に位置するコート湖周辺は、コスタリカの先住民マレク族の聖地で、神々と精霊が暮らす場所と言われている。

1971年9月4日の午前8時、パイロットのOmar Ariasは双発機のエアロコマンダー 680Fで、高度1万フィート(約3000メートル)を飛行。航空写真家のSergio Loaiza、地理学者のJuan Bravo、地形学者のFrancisco Reyesを乗せた軽飛行機は、コスタリカ北部、アレナル地域の北3マイル(約5キロ)、ニカラグア国境の南25マイル(約40キロ)を巡航していた。Loaizaは、ドイツ政府から寄贈された重さ100ポンド(約45キロ)の航空測量用カメラ、ツァイス社製 RMK 15/23を飛行機の胴体下部に装備。コダック社製でASA感度が80の航空写真撮影用モノクロフィルムを使用し、焦点は無限遠で露出は自動、20秒に1枚の写真を撮影するように設定した。

パイロットと3人の乗組員は、何事もなく撮影を終えた。フィルムを現像した後も、誰もがしばらく気付かなかった。ネガを拡大して詳しく調べていたLoaizaは、1つのフレームに収まった物体を見て驚いた。コート湖の上空で撮影したフレーム(#300)には、巨大な円盤が写っていた。1つのフレームは、およそ7マイル(約11キロ)四方の領域をカバーしている。前のフレーム (#299)と後のフレーム(#301)も確認したが、そこには何も無かった。

巨大な円盤が写った写真は米国のGround Saucer Watch(GSW)に送られ、グループの責任者・William Spauldingは、UFOの直径を約120フィート(37メートル)と推定した。この写真はフランスでも分析され、éditions du Roche社から出版された「Les OVNI et la défense À quoi doit-on se préparer ?」の表紙に掲載された。1989年、Society for Scientific Exploration (SSE) が刊行する「Journal of Scientific Exploration(JSE)」に、著名なUFO研究者のJacques Vallee博士とRichard Haines博士が書いた19ページの報告書「Photo Analysis of an Aerial Disc Over Costa Rica」が掲載された。オリジナルのネガはコスタリカ政府が保有し、国立公文書館には、ValleeとHainesの報告書のコピーなどが保管されている。

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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