想起
若あゆって色んなとこで売られてるんやね。
最近、関心があるのは「より良い研修にするためにはどうすれば良いのか」ということ。
そこで、書籍「研修デザインハンドブック」の内容について、想起しながらポイントを10項目に分けて整理することにする。
①研修はプロセスである。
研修中の参加者がとても楽しそうな様子であっても、研修が成功したとは言えない。なぜなら、研修は目的を達成するための手段であり、その後の業績や受講者の様子を見取らないと効果があったかどうか分からないからだ。ただ、楽しさと学びの量は比例するので、受講者が楽しんでいる様子については、ポジティブに受け止めても良い。
②はじめと終わりに力を注ぐ
心理学的にもよくきく初頭効果と終末効果のこと。この印象が残りやすい部分の工夫が大切である。自己紹介、世間話、また〜してみてくださいというお願い…そんなものに時間を使うのは勿体無い。具体的に例として挙げられていたものは、以下のようなもの。
はじめ…クイズ・穴埋め・簡単なグループトークなど
終わり…体験談・まとめ直しの時間・学びのランクづけ・出し合ったキーワード全て使って説明(これは自分のオリジナル)
ここは簡単にできる研修の工夫だと思うので、大いに参考にしたい。
③自分の気づきは受け入れやすい
講義形式で講義者から一方的に「〜は…です」と伝えられても、人は受け入れ難い。そこで、研修中に受講者自身が「〜は…ということか!」と自ら気づくことができるように仕掛けるのが良い。専門的な知識やスキルについては、この方法は使えないかもしれないが、教育のような感覚的な部分が大きい内容に関しては、活用しやすいと思う。
④過小評価はNG
研修内容について考える際、「受講者全員が分かるように基礎的なことから始めよう」とすると、受講者のモチベーションは下がる。ヴィゴツキーの発達最近説領域に従って、少し上のレベルの内容を設定すると良い。
⑤6回強化で記憶定着
これは「前向きな諦め」という言葉が自分の中ではしっくりくるが、人は1.2回認識しただけでは記憶に残すことは難しい。だから研修の場でどんなに上手に伝えても、あくまで「1回」であり、忘れられるのが常である。そこで、研修後も、学んだ内容を想起することができるような場面を設定することは、記憶を強化するために効果的な方法であると言える。
一旦ここで締めて、後半は明日書くことにする。
すごい。学んだことをつらつらと思い出しながら書くだけなら、1000文字書くのに10分かからない。これは新しい発見。
では、また明日。