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45歳の地下芸人のお笑い活動のリアル

アマチュアミュージシャンが
インディーズという言葉に救われたように、
アマチュア芸人も
地下芸人という言葉に救われていると思う。
地下芸人。
アマチュアというより響きがよく、
そして、自虐にも本気にも
使い勝手が良い言葉、である。

自称地下芸人のY氏は45歳。
吉本の養成所を出て漫才コンビを3度、
コントユニットを2度コンビ解消し、
いまピン芸人として活動している。

活動??
活動といっても
仲間と共同開催する地下ライブが月1回、
呼ばれて出演するライブも月1.2回程度。
他のお笑い活動はない。
つまり最大でも月3日しかお笑い活動はしていない。
それでも彼は言う。
職業お笑い芸人。
コンビやトリオの頃その他大勢ではあるが、
出演したことのあるメジャー番組やイベントの名前を自身のプロフィールサイトに並べ、
お仕事待ってます!
お問い合わせ見積もり無料!
と、プロフィールには
最高の笑顔の写真を掲載している。

15年くらい前だとホームページから仕事や問い合わせも結構きたんだけどね。

15年前。
まだSNSという言葉も無かった頃。
ブログを書いてる芸人も今より少なかった。
そして今より芸人の数も少なかった。

イベントの司会とか、子ども会の企画とか
結構いい小遣いになったんですけどねー。

まるで昨日のことのように話すが、15年も前の話だ。

そんな彼に芸人いつまで続けるのと聞いたことがある。

その時の答え。

ライブがある限りは続けます。
そして
世間から必要とされなくなったら
身をひく時です。

答えは優等生だが、
世間から必要と、、、今されているの?
とは、とても聞くことができなかった。

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