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社会人漫才王2022ライブレポ

ミスター新井4・筆者 東洋落研所属。watchライターではないが暇だったので記事を書かされた。ミスターと長嶋茂雄と同じ名前で呼ばれることもある。


◾️決勝

◾️敗者復活


今年も社会人漫才王が始まった。今年で社会人漫才王は4回目ということもあり、新宿文化センター小ホールはほぼ満席になるほどの盛況具合だ。決勝は予選を突破した11組と、敗者復活戦を1位で通過したコンビによって行われる。一回戦では4組ずつA、B、Cの3ブロックに振り分けられ、その中の上位1組ずつが最終決戦に進出することができる。

今回のMCはママタルト。ママタルトは大鶴肥満氏が木曜会Z出身であり、檜原洋平氏は神戸大学出身である。そして今回の審査員は馬鹿よ貴方は新道竜巳氏、フランスピアノなかがわりょう氏、「夢をかなえるゾウ」などの作者である水野敬也氏、オモコロ編集長原宿氏、元はなしょー、現ぷぅの杵渕はな氏の5名である。オープニングトークでは水野氏がペンのインクが足りなくなってしまい、イクラボブチャンチャンを書ききれていなかった。そのためスーモ氏(魔リゲル、ナイルパーチ)がなかがわりょうの友達かつ、画数が少ないため優勝候補なのではないかと持ち上げられた。また原宿氏がスラムダンクの映画を見てきてしまい、果たして社会人漫才王がスラムダンクの映画を超えられるかという話題になった。

Aブロック

・イクラボブチャンチャンは幕張メッセのマクドナルドの様子をコミカルに表現した。
・魔リゲルはワープに関しての言い争いを論理的に魅せてくれた。
・みんな銀河はオススメのものを紹介に関しての漫才を魅せてくれた。
・西村は将来の夢について英語を使ったやり取りで独特の雰囲気をまとっていた。
とそれぞれが全く別のジャンルの漫才をしていた。

そしてネタ後のトークの時間では時間が押してしまい西村が囲碁将棋の話をしようとした瞬間に警告音が鳴り、囲碁将棋の話をしてる時間はなかったようだった。
結果としてはイクラボブチャンチャンが満票を獲得し、決勝戦に進出した。新道氏は女芸人が大好きということもあり、本当は西村に入れたかったがちゃんと面白かったのでイクラボブチャンチャンに投票したと語っていた。水野氏はキチンとペンのインクも出て、前評判を覆しての決勝進出であると語っていた。

Bブロック

・ナイルパーチがビート板について話していたが、二人のキャラが愛されているなと感じられるような漫才をしていた。
・ガーベラガーデンは学校の先生と塾の先生ならではの怖い話を披露しており、ならではの漫才を魅せてくれた。
・下町モルモットは家に帰りたいという話をする、論理的な漫才を魅せてくれた。
・こんにゃく1万はやりたいことと向いてることの違いについての漫才を大声かつコミカルに魅せてくれた。

そしてネタ後のトークではナイルパーチが一人の女性をコンビで取り合っており、両方とも付き合えなかったという話をしていた。また大鶴肥満氏とガーベラガーデンのかみうら氏が元塾講師と現塾講師と言うこともあり、塾講師のあるあるについての話をしていた。
結果は下町モルモットが3票、ガーベラガーデンが2票を獲得し、下町モルモットが決勝戦へと進出した。下町モルモットは2年前の決勝の結果を覆し、非常に嬉しそうな様子だった。杵渕はな氏は来てほしいタイミングで気持ちいいツッコミが来ていたとかなりの高評価だった。原宿氏は気の迷いでナイルパーチに入れるかどうか迷ったそうだが、完璧な面白さと言うことで下町モルモットに投票した。ただ、親としてガーベラガーデンには相当くるものがあったそうだ。

Cブロック

・ユキミザクラは恋愛の相談についての漫才で複雑化する恋愛の難しさをしゃべくりで表現していた。
・カタヤイネンは放送禁止になったCMを見るのが趣味だという飯塚が相方にどのようなCMを見ているかを説明してくれていた。
・没企画は悪の組織の会議がどのような感じであるかを表現した。
・マオグリーンは運動会の様子を明るく楽しいコント漫才で魅せてくれていた。

ネタ後のトークではユキミザクラの衣装のピンクが大鶴肥満氏の昔の衣装と今の衣装のちょうど間のピンク色であるという話をしていた。カタヤイネンはママタルトのラジオのはがき職人をやっており、没企画は昔のコンビの話の後に共通の知人が結婚して、離婚したという事実に驚きを隠せていなかった。マオグリーンはママタルトとお笑いハンター試験での思い出を語った。
結果は没企画が満票で決勝戦に進出!新道氏は全組が面白く、これが決勝戦でもおかしくないと語った。なかがわ氏が新道氏に没企画が面白いと伝えていたため入れないぞと思っていたが面白すぎて入れてしまったとも語っていた。

決勝戦

・イクラボブチャンチャンはお笑い学校の様子をよりたくさんの動きと大声でより楽しく表現していた。
・下町モルモットは兄弟について二人とも二人兄弟であるのだが、それは同じじゃないという漫才を論理的に説明する漫才をしていた。
・没企画はレジ打ちの全国大会ではどのようなことが起きるかと言うのを漫画チックに表現していた。

ネタ後のトークで下町モルモットの中嶋は2本ネタが終わったら声が終わってしまったと言っていたが、声が出ていてお客さんから拍手をいただいていた。ただ、奥山は疲れで3日寝込むと発言していた。大鶴肥満氏と同じサークルであったため4年間カンチョーをしていた思い出を語るものの体の悪いところが多すぎて大鶴肥満氏はそれを覚えていなかった。没企画は時間がなかったため、それを考慮してほしいと言っていたがすでに審査の紙は回収した後だった。それとは逆にイクラボブチャンチャンは敗者復活戦からのトップバッターであったため死ぬほど練習できたと言っていた。また、「それも作戦だといったとしたら?」と不敵な発言をしていた。ただ没企画は楽しくやれた!と話していた。

結果としては
イクラボブチャンチャンが3票、下町モルモットが1票、没企画が1票で作戦通りイクラボブチャンチャンが優勝した。

その後のトークでは新道氏は没企画の負け顔に色気があって良かったと発言していた。下町モルモットも迷ったし、西村も面白かったと女芸人好きが隠しきれていなかった。なかがわ氏はナイルパーチの衣装を一緒にスーツ屋に行って作ったものの、M-1ではせっかく作ったスーツを間違った着方をしていたと暴露された。水野氏は社会人であることが意外であるぐらい面白かったと語っていた。また自分の審査がちょうどどうなるか分からない感じで決勝戦で没企画に入れたことで盛り上がったよね!と言っていた。原宿氏はスラムダンクの映画より面白かったとオープニングでの発言を振り返った発言をしていた。また「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になるとスラムダンクの名言を引用して鼓舞をした。杵渕はな氏は社会人を経験していないので自分みたいなものが審査をしていいのかと悩んだいたそうだが、審査して良かったと言っていた。そしてイクラボブチャンチャンのゴウダは敗者復活戦から優勝できてよかった上、最近ずっと組んでいたコンビを解散したためお笑いを辞めると思っていたそうだが、優勝できてよかったと発言していた。またギャングエイジはお笑いの音が変わる音がした。と語った。

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